最強の怪人を目指すガロウは怪人協会に勧誘され、誰でも良いからヒーローの首を持って来れば、幹部にしてやると言われます。
街に出たガロウを尾行していた蟲神とキリサキングは、ガロウが人を助けている姿を見て怪人としては相応しくないと感じます。
ガロウが怪人協会の一員として認められる事が出来るのか?
タレオを守りながら蟲神とキリサキングを相手にするガロウは、一体どうなるのか?
それでは、129話を追ってみたいと思います!
『ワンパンマン』129話!のネタバレ
それでは『ワンパンマン』129話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
泣き虫タレオ、男になって逃げる!
ガロウを怪人として認められないキリサキングと蟲神は、タレオとガロウに襲いかかろうとします。
怪人に詳しいタレオは、都市伝説にもなっているキリサキングの怖さを良く知っているので、恐怖で腰を抜かしてしまい足が震えて動けないと泣き言を言いますが、そんなタレオにガロウは説教をします。
「誰も助けにはこねぇ!」「お前の事はお前が守るんだ!」「こういう時こそ自分が強くなるしかねーんだ!」と、ガロウに強く言われたタレオは、以前にも言われた「弱かったら強くなりゃいいんだよ」と言う言葉を思い出し、目が覚めます!
ガロウに「立て!」と怒鳴られて、驚いて立ち上がったタレオにキリサキングが襲いかかりますが、そこはガロウが軽くいなします。
タレオを逃がして2対1になったガロウは、やっと遠慮無く戦えるといった感じで本気の構えを見せます。
いじめられっ子で泣き虫のタレオが、少しだけ成長した姿が見られる所が少し胸を打たれますね。
ガロウの進化と怪人王オロチの誕生秘話
場面が変わり、怪人協会のアジトで瞑想をしていたギョロギョロの元に、ガロウを助けたフェニックス男がやってきます。
何故、蟲神とキリサキングという武闘派の二人をガロウの監視役に向かわせたのか、その真相をギョロギョロに聞くと、ガロウを怪人として成長させる為に、刺激を与えられる相手を用意したらしいという事が分かります。
怪人として煮え切らないガロウに、本物の怪人が持つ残虐性を目の前にして、どう成長するのか見届けようという目論見のようです。
話の流れで、怪人王オロチがどうやって生まれたのかギョロギョロが昔話をするのですが、怪人王オロチも元々は普通の人間で、多くの失敗と犠牲の元に成長を繰り返し、究極生物として誕生した存在のようです。
そして、それを誘導し作り上げたのがギョロギョロ本人だと言う事でした。
落ちぶれ人間の成れの果てが、怪人という事なんでしょうか。
ゾンビマンと進化の家
単独で怪人協会を探っていたS級ヒーローのゾンビマンは、ゴーストタウンを探索中に自分にとっての元凶でもある進化の家を見つけ出します。
しかしそこにあったのは、壊滅に追いやられて平凡に暮らすジーナス博士と、タコ焼き屋に落ちぶれた進化の家のナンバー3だったアーマードゴリラの姿でした。
ゾンビマンは元々進化の家の被験体で、不死身シリーズのサンプル66号だったようです。
人間の禁忌を犯し、禁断の実験を繰り返してきた進化の家が、何故消えてしまったのか問いただされたジーナス博士は、ある男に「私の実験は負けた」とゾンビマンに伝えます。
ジーナス博士の進化論
その男(サイタマ)は明らかにリミッターが外れていたと言います。
生物には、自分の限界を超えた時に、自分自身に負担がかかり過ぎないようにリミッターという制御装置のようなものが元々備わっていて、それぞれの生物が、生存目的で成長していく過程で理性を失わないように制御されるものらしいとの事です。
強さにもいろいろな種類があり、怪人達のように悪癖やコンプレックスが原因で細胞に異常をきたし、その途中の突然変異で進化した者や、進化の家のように化学的に作られた者、そして環境汚染などを引き金に、怪物化してしまうケースなどがあるらしいです。
海人族や宇宙人などは元々がそういう生物で、ヒーロー達も元々そういう素質があって生まれてきた存在であり、リミッターが外れた訳ではないそうです。
しかし、サイタマは違いました。
平凡な出生、平凡な生活、何の素質も持たないただの一般人でありながら、努力のみでリミッターを破壊した特別な存在でした。
腕立て伏せ100回、上体起こし100回、スクワット100回、ランキング10㎞を3ヶ月間欠かさずに毎日やるというのは、周りからしたら大した努力に見えないのかも知れませんが、サイタマにとっては自分のリミッターを壊すほどの苛酷なトレーニングだったようですね。
ちなみに、何故タコ焼き屋をやっているのかと言うと、再生の実験を繰り返ししている内にタコの足を無限に増やす事に成功したからだそうです。
ガロウ惨敗……
蟲神とキリサキング相手に2体1で戦うガロウでしたが、バングとボンブを相手にした時に比べれば大した事ないと感じていました。
しかしそこで、さっき逃がしたはずのタレオが、以前ガロウが倒したはずの怪人ヘドロクラゲに捕まってしまいます。
人質をとられて一瞬の隙を見せたガロウは、キリサキングに切り刻まれてしまい、大量の血を流して倒れてしまいました。
そのままタレオを人質として、3人の怪人がアジトに帰って行く所で129話が終わります。
『ワンパンマン』ネタバレ129話のまとめ
今回の話は、いろいろなキャラクターの裏の部分が見えてきたり、バックボーンを表現する所が多かったように思います。
怪人王オロチの誕生秘話や、ジーナス博士の進化論による強さの秘密の解説、そしてガロウやタレオの心の変化などが主に描かれていて、結構内容的には盛りだくさんな感じが見受けられました。
ガロウがタレオに言っていた言葉も、どこか自分に向かって言っているような気がして、「何か頑張らなければ!」という気にさせてくれます!
激しいバトルシーンもありましたし、トータル的にバランスの良い回だったと思いますね。
とにかくキャラクター一人一人がしっかり描かれているので、話の深みが意外としっかりしているのが、読み応えある物語になっているんだと思います。
ズタズタにされてしまったガロウが今後どうなっていくのか、人質になってしまったタレオはワガンマと一瞬に助け出されるのか、そしてアーマードゴリラはこのままタコ焼き屋を続けていくのかと、気になる事がたくさんありますが、サイタマがどこまで活躍するのかが一番気になるので、その辺りを期待しながら次回の展開を待ちましょう!
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