黒死牟に向かって銃を放った玄弥。
それはただの弾丸ではありませんでした。
玄弥が発動した血鬼術により身動きが取れなくなった黒死牟は、頸を斬られる直前に四百年ぶりの「ある感覚」を思い出します。
今回は『鬼滅の刃』174話の内容を、黒死牟の過去を中心にお届けします。
Contents
『鬼滅の刃』174話!のネタバレ
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
それでは『鬼滅の刃』174話!の要点をまとめてみます。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
玄弥が撃った弾丸は弾道が曲がる!?
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
ついに玄弥が銃を撃ちました。
いくつもの弾丸が黒死牟の体にめりこみます。
弾丸を刀ではじいたにもかかわらず弾道が生き物のように曲がったためかわすことができなかったのです。
鬼化した玄弥は血気鬼術を使って弾道を操っていました。
そしてその弾丸から一気に巨大な木の根が生えてきたのです。
木の根にガッチリと固定される黒死牟。
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
この、木を張り巡らす能力をなぜ玄弥が使うことができたのでしょうか。
以前に上弦の肆である半天狗と戦ったときに、半天狗が生み出した木を玄弥が食ったことがあります。
その際に取り込まれた能力なのでしょうか。
だとすると、玄弥はこれまでに食った鬼の能力を、自分の力として使うことができるのでしょうか・・・?
四百年前の出来事
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
とうとう身動きが取れなくなる黒死牟。
そこへ飛び込み頸を斬ろうとする岩柱と風柱!!
鳩尾から旋毛まで突き抜けるような焦燥
生命が脅かされ体の芯が凍りつく
平静が足下から瓦解する感覚
忌むべき
そして懐かしき感覚
自分がまさに頸を斬られようとしている瞬間に感じた焦燥、体の芯が凍り付く感覚。
それは初めての感じたものではありませんでした。
四百年前にも同じ思いをしたことがあったのです。
その一瞬の間に黒死牟は四百年前の出来事を思い出していました。
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
四百年前のあの日
赤い月の夜だった
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
私は 信じられぬものを見た
場面は四百年前に変わります。
戦国時代の荒れ野に黒死牟は一人たたずんでいました。
そこで一人の人間と対峙します。
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
それは、25歳を超える前に死んだと思っていた双子の弟、継国縁壱。
しかし目の前にいるのは若い縁壱ではなく、80歳を超えた老人でした。
黒死牟は有り得ないこととして驚きます。
皆25歳になる前に死ぬはずなのに、なぜ生きているのか?
皆、というのは他の始まりの剣士たちでしょうか。
痣が発現していたため25歳になる前にみんな死んでしまったのでしょうか?
縁壱だけが生き残った?それはなぜ?
縁壱はそれには答えず、静かに涙を流しながらこういいます。
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
お労(いた)わしや、兄上
縁壱と黒死牟の対決!!
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
年老いた老人となった弟に憐れまれたことについては、不思議と憤りは感じませんでした。
涙を流しているさまに、かつて兄弟だった相手に対してこみ上げる思いもあったようです。
しかし・・・
そんな感慨も次の瞬間には吹き飛びます。
片や鬼、片や鬼狩り。
お互いがお互いを殺さなければならない立場。
縁壱は刀の柄に手をかけました。
すると、それだけで両肩に岩が乗ったような威圧感をうける黒死牟。
一分の隙もない構え。
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
参る
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
一瞬のうちに頸付近を斬られる黒死牟。
あまりの速さに刀を抜くこともできませんでした。
力の差が歴然としています。
無惨をも追い詰めた「耳飾りの剣士」縁壱ですから強いはずですが、ここまで差があるとは・・・
双子ですがかなりの力の差があったのでしょうか。
ちなみに、縁壱の耳には既に耳飾りはありません。
炭治郎の祖先の炭吉に預けた後なのでしょう。
黒死牟の激しい嫉妬
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
何故いつもお前が
お前だけがいつもいつも特別なのか
痣者であるというのに生き永らえ
その老骨で振るう技は
全盛期と変わらぬ速さ
そして威力
鮮やかに記憶がよみがえる
六十数年前の怨毒の日々
骨まで焼き尽くすような嫉妬心
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
黒死牟は人間だったころ、双子の弟縁壱に激しい嫉妬心を抱いていたようです。
嫉妬の理由はやはり優れた剣技でしょうか。
どんなに努力しても弟には及ばないと感じていたのかもしれません。
その記憶をはっきりと思い出し、殺したいと思います。
しかし鬼となってもなお縁壱に圧倒されています。
次の一手で完全に頸が落とされ、自分は負けると確信する黒死牟。
焦燥と、敗北感にかられながら再び縁壱に向き直ったとき・・・
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
縁壱は直立したまま寿命が尽きて死んでしまっていたのです。
次の一手が放たれることはついにありませんでした。
次号へ続きます。
『鬼滅の刃』ネタバレ174-175話のまとめ
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
黒死牟が人間だったころに縁壱との間で何があったのか非常に気になります。
黒死牟はなぜ鬼になったのでしょうか。
才能豊かな弟への嫉妬?
25歳で寿命が尽きるという運命からの回避?
やはり一番は弟・縁壱への嫉妬心からでしょうか。
無惨に、鬼になれば弟を超えられると言われて鬼になってしまったのか。
人間のままでは決して勝てないから鬼になったのか・・・
兄弟なのに何故こうなってしまったのでしょう。
炭治郎はかつて、鬼は悲しい生き物だと言っていました。
自分の中の醜い感情に振り回されて鬼になってしまったのだとしたら、黒死牟も悲しい鬼だと思います。
そして、四百年ぶりの感覚、ということは、縁壱との戦い以来ここまで黒死牟が追い込まれたことはないということですね!
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吾峠呼世晴「鬼滅の刃」174話より引用
四百年ぶりに追い詰められた黒死牟。
黒死牟の回想は死ぬ直前に見る走馬灯なのでしょうか?
柱3人プラス血鬼術を使った玄弥の4人がかりで追い詰めたことを考えると、たった一人で黒死牟を圧倒した縁壱がいかに強い剣士だったかがわかります。
ついに頸を斬れるのか!?
玄弥の木が体を貫通しているようにも見える時透くんも気になります・・・
どうかみんな助かって欲しい!!
▶▶鬼滅の刃20巻(174話)を読む(手に汗握るシーンで夢中になった)

⇒『鬼滅の刃』173話!黒死牟が見ている世界とは!? 捨て身・・
⇒『鬼滅の刃』176話!無一郎と玄弥の死は確定!?そして・・
⇒『鬼滅の刃』180話!無惨ついに復活!!鬼殺隊は全滅必至・・