最初のページは先週完成した蒸気機関とマグマとの力比べ。
石神村の人たちに蒸気機関のパワーを見せつけるにはいいパフォーマンスですね。
ハッキリ言って勝敗は目に見えていますが。
予想どおり吹き飛ばされて星になるー。
「マグマー!!!」
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
石化時代の自動車事故第一号(笑)
そのすさまじいパワーに“コハクよりも”ゴリラみたいと余計な一言でボコられる銀狼。
その名も「科学の怪力モンスター 蒸気機関(スチーム)ゴリラ号だ・・・!!!」
Dr.STON69話のネタバレ
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
Dr.STONEの第69話タイトルは“Z=69 STEAM GORILLA”。
今週の表紙は今度はゴリラロボ。
千空のハンドル式操縦が自動車との関連付け。
ジャンプのロボットといえば“Dr.”つながりで鳥山明の名作『Dr.スランプアラレちゃん』に登場したキャラメルマン1号を思い出します。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
自動車の完成に歓声
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
「自動車」で運転練習をするのはゲン。
“SENKU2”のナンバーから試作2号機でしょう。
ハンドルも付いて左側にはブレーキレバーも追加しています。
“運転免許を持っているから”という冗談みたいな理由で運転手はゲンに決定です。
この時代に免許関係ないでしょ。
千空は車の振動を予想していたのでゲンに押し付けたような気も。
試運転の感想で木の車輪ではリームーでしょうとゲン。
それについてはスイカたち科学チームが対策します。
「竹の六ツ目編み」を利用したNASA開発の惑星探査用“エアレスタイヤ”の復元です。
どれだけ科学の引き出しが多いのか、ゲンも「あの有名な!ご存知の!」と言われてもわかりません。
ここで簡単な説明。
文字通り非空気式のでパンクしません。
ここでは竹の弾性を利用して路面の凸凹を衝撃吸収できるタイヤです。
わからない人は『宇宙兄弟』も参考に読んでみましょう。
そのタイヤも装着して完成した“スチームゴリラ号”。
SENKU3号ってところかな。
ドラクエ画面は"自動車を手に入れた!!!"
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
タイヤは竹製なので思い切って6輪も予想しましたが4輪でも大丈夫そう。
正面にはゴリラのイラストが燃える!
一応自動車ということですが見た感じは運搬車ですかね。
それにしても動力は原始的でタイヤの原理は最新式という組み合わせが面白いです。
よく思いつくなあ。
そしてスチームゴリラ号の完成に興奮する男子と冷静な女子との比較も一興。
時代は変わっても自動車作りは男のロマン。
科学チームに至っては“自動車作りに参加できずに可哀想なクロム”ときた。
茶化したつもりでしょうけど本当にいい性格(笑)。
勝利を信じていざ出陣!
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
さて懸案の自動車が完成したことからいよいよ司帝国に出陣です。
そこに石神村の老人たちが「私たちは行けないよ」と。
ご老体たちには自動車製作の本当の理由が“長距離移動に耐えられない”人たちを乗せるためということをが分かっていたからです。
単に自動車作りに浮かれていたわけではなかったのね。
それでも千空はただ科学工作が面白いだけと言い張りますが。
確かに石神村から司帝国までの推定距離約160km(詳しくはレビューの第65話を参照)は老人でなくても相当の負担です。
24時間TVもビックリ。
留守の間に司軍が攻めてきた時のことを心配するコハクたち。
当然です。
しかし老人たちは「心配していない」と答えます。なぜならー
老人「(司が攻めてくる)その前に必ず皆で勝ってくれる そうだろう」
コハク「ああ むろんだ!!」
と皆の意見を力強く代弁します。
『皆で闘い 必ずここに戻っている 科学王国勝利の旗と共に・・・・!!!』
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
それぞれの思いを胸に秘めて出発!
結局自動車には科学グッズを満載。
人間は徒歩移動です。
旗手はコハク。
見送りのシーンを見ると、村に留まるのは老人だけではなく小さい子供もいるようです。
とすると出陣は総勢で20~30人ぐらいかな。
平坦な道は順調なスチームゴリラ号ですが意外な弱点が。
これは後述で。
さすがに千空も時間短縮が仇になったと後悔?しています。
ここで“パワーみを出す”という言葉がでてきます。
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
「パワーみ」
単なる誤植かそれとも新語?
知っている方どなたか教えてください。
名探偵スイカの活躍でクロムを発見
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
そんなこんなで司帝国の近くに陣を張る科学王国軍。
奇襲に備え崖を背にする。
基本です。
科学グッズの一つ望遠鏡で敵陣を観察するコハクですが、“名探偵スイカ”が単身で偵察に乗り込みます。
案の定すごい警護ですが、見張りの人たちはスイカに気が付きません。
それでも中々クロムが見つからず涙ぐむスイカ。
しかし囚われのクロムが牢屋の中からスイカに気が付きます。
「ヤベー!ヒマすぎんだろ。こんなほら穴と竹の牢に閉じ込めやがってぇー!」
と大声で叫びスイカに自分の所在を伝えることに成功します。
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
さりげなく牢屋の材質にも触れています。
科学王国の陣に戻りクロム発見を伝えるスイカ。
正面突破を主張するマグマの意見を指示するのは以外にも千空。
何か考えがあるみたい。
道中にあった坂道は首振りシリンダーが動かないスチームゴリラ号。
この弱点を改良すべく千空が何か閃いた(スイカ曰く「企んでいる」)描写がありましたが、これが伏線でしょう。
千空「超絶改造パワーアップで戦車にする!!!」
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
科学のインフレが止まらない!
今週はここまで。
Dr.STONEネタバレ69話のまとめ
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稲垣理一郎「ドクターストーン」69話より引用
いよいよ司帝国に侵入です。
今回うるっとしたのは千空と石神村の老人との会話。
思えば最初は余所者として疎まれていた千空に対する接し方の変化がよく表れていたシーンです。
千空は恐らく老人たちを自動車に乗せることで、クロムを助けるために一番早く進軍出来て、しかも不測の事態にも老人たちを全員で守ることができる合理的な方法、と考えたかと思います。
老人たちもその優しさを察したからこその「分かっている」でしょう。
大概その辺りの心遣いを指摘されると、千空は照れ臭いのか相手とは目を合わせない描写が多いです。
さて次回は自動車→戦車への魔改造が中心に話が進みそうです。
まずは不整地でも動くように動力の改良。
劇中のように坂道を手押しなどしていたらあっという間に全滅なので、台詞にあった「ダブル蒸気」にするのかな。
そして外装と武装面について。
最後のコマは自衛隊10式戦車みたいですが、あくまでもイメージです、ということで。
携帯電話も自動車もイメージ画と実際の完成品にギャップがありましたから。
基本的に不殺の千空なので火薬を使用した実弾装備はしないでしょう。
クロムがメッセージとして叫んだ「石のほら穴と竹の牢」。
必要最小限この程度の強度をブチ破るぐらいの装備は必要でしょうが。
なので出来上がりは装甲車かなあ。
戦車でいえば世界初のイギリス戦車、マークⅣの様な外観。
気になる方はググるか『ガールズ&パンツアー最終章』の劇場版も見てください。

⇒『Dr.STONE』71話!牢獄のクロムに科学使いの自信と誇りを・・
⇒『Dr.STONE』70話!ぱわーあっぷだ ボクらのスチーム・・
⇒『Dr.STONE』67話!科学王国出陣!旗を掲げろ!・・