科学王国VS石化王国。
大将戦の一騎討ちは石化装置(メデューサ)をゲットした方が勝利します。
先に石化装置を掴んだのは千空です。
ラボカーに轢かれたイバラを石像にすべく装置に音声入力をしようとしますが、逆に攻撃を受けて森の中に逃走します。
しかし、この行動はイバラを欺くためのダミーで硝酸の入った復活液を投げて反撃を試みます。
結局、これはイバラに命中することはありませんでしたが、同時に石化した龍水にも復活液を投げていました。
そうとは気が付かないまま、海哭りの崖に追い込んだと勘違いしたイバラは「5m、5秒」で設定した石化装置を千空の上空に放り投げます。
すると千空の合図をスタンバっていた龍水がドローンを急上昇!
見たこともない空飛ぶ物体に驚くイバラをよそに、龍水の巧みな操縦でドローンは石化装置を捕獲します。
目次
『Dr.STONE(ドクターストーン)』137話のネタバレ
それではDr.STONE(ドクターストーン)第137話『Z=137 LAST MAN STANDING』の要点をまとめてみました。
復活液で三度蘇る龍水の判断力とそれを信じる千空コンビが、最終兵器ドローンで一発逆転に挑みます。
科学王国の叡智の結晶が文字通りの頂上決戦を制することが出来るのでしょうか。
長きに渡る宝島編の大きな転換点になります。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
5秒間の攻防
三次元は科学の戦場です。
龍水のコントロールしたドローンが石化装置を見事に絡め取ります。
何でも欲しがる龍水は、今度こそ石化装置はいただくぞとドローンを自陣に引っ張ります。
負けじとイバラも紐を引きますが、科学王国はカーボン製のワイヤーロープのため強度に劣るイバラの縄は千切れてしまいます。
それでもイバラは諦めず今度は服装の帯布を石化装置に巻き付けます。
ピンッと張ったように綱引きの格好になる両陣営。
千空はイバラが設定した発動条件の5秒後まで、4、3とカウントダウンを怠りません。
そのイバラは元戦士だけあり、千空と龍水の2対1でも青二才どもには負けるわけ無いと、人数的に多いはずの千空たちの方が必死です。
しかしこれは筋肉勝負ではありません。
それは龍水も無粋だと理解しています。
一方図られたフリをしながらもあくまでも慎重なイバラは、刹那の知略戦で千空たちが取る次の行動を予想します。
「今だ離せ!!」
千空の指示で科学王国側のロープが離されると、その反動で石化装置が一気にイバラの方向に飛んでいきます。
3700年もの間、石化されながら秒数を刻んできた千空は、カウントならば欠片もズレないと自信を持っていました。
策士策に溺れる
しかし、イバラは被っていた長い帽子を取ると、石化装置に投げて命中させて、それ以上の自分に向かってくるのをストップさせました。
千空が発したセリフの韻を踏むように、効果範囲の目測だけは欠片もズレないと反論するイバラ。
石化装置対策を万全に練習をしていないとでも思っていたのかと、あくまでも冷静です。
勝ちほこったように人生の最期に教えてあげると言葉を続けては、自分が賢いと思っている奴ほど簡単に罠にハメることができると、青二才が悪知恵比べで勝てるわけないと千空を見下します。
両陣営の中間で石化が発動します。
するとそのイバラ目掛けて龍水が飛び込んできました。
当然、石化した状態です。
これだからバカは力ずくで石化光線を突破できると思っていたのかと、龍水に対して罵声を浴びせます。
光線の発動が終わった石化装置を素早く拾い上げるイバラは右手を高々と掲げては、逃げることは不可避で今度こそ永遠のサヨナラだと、自らを「LAST MAN STANDING」と勝利宣言をします。
しかし、掲げた石化装置には例のイヤリング型の受信機が絡まっていました。
実は龍水が石化光線の中に特攻したのは、イバラを襲うためではなく石化装置に受信機を付けるためだったのです。
千空は先ほどのイバラのセリフをなぞるように、自分が賢いと思っている奴ほどハメられるとスピーカー越しに話しては「5m、1second(秒)」と音声入力に成功します。
瞬く間に発動する石化装置にさすがのイバラもどうすることも出来ません。
イヤァァァァァ!!!
最後の断末魔とともに頭から石像になるイバラ。
しばらくの静寂の後、千空は物言わぬイバラの爪先から遂に石化装置を手に入れました。
うおおおおお!!と叫び声が孤島な島に響き渡ります。
最後の勝利者
海の波しぶきが聞こえる宝島。
周囲を歩きながら、石化が解除された直後を思い出しまた一人だと寂しそうな千空です。
すると電話の呼び鈴が背中で鳴り響きます。
電話の主は石神村のルリからでした。
そちらは大丈夫ですかと、電話の向こうから語るルリの周りには未来や南をはじめ村で留守番をしている皆んながその様子を見守っています。
その声を聞いて気を取り直した様子の千空。
「今度は一人じゃねぇ」
と長い戦いが終わりようやく腰を下ろします。
宝島編、完全決着です。
Dr.STONE(ドクターストーン)ネタバレ137-138話のまとめ
やはり勝敗の行方を左右したのは、伏兵のキャプテン龍水でした。
何でも欲しがる男は四度目の石化にも躊躇なく、石化武器にイヤホンをつけるという決死のダイブを敢行して、見事にミッションを成功させました。
カーボンワイヤーも最後はドローンを奪い合うための綱引き道具として、当初の予定通りの使用がされて一安心です。
イバラも粘りに粘りましたが、最後は至近距離で石像になりました。
今まで宝島で行なってきた暴虐ぶりを思えば、恐らく二度と石化解除されることもなく、一生あの姿のままでしょう。
最後の一人となった千空でしたが、タイミングよくルリからの電話が入ることで、救いようのないラストが明るい方向に向かっていく予感を感じさせます。
考えみれば第1話で千空は石化解除されてから、次に大樹が復活するまでは半年間は一人ぼっちでしたから、遠くにいるとはいえ仲間たちが居ることは心強く思えたに違いないと思います。
いよいよ石化装置をゲットした千空。
本当は一刻でも早く石化装置を分解して、その仕組みを解析したいところでしょう。
ですがその前に、当分の間はプラチナによる復活液の無限生産フル稼働で、まずは島内の石化した人々を復活させることが先になるのかな?
作品の大きな謎の一つである、石化の解明はそれからになりそうです。

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