千空たちは科学王国勝利のアイテムを作るため、一旦島に向かおうとします。
一方、氷月は本気を出したモズに苦戦をします。
陸地には後宮から駆け付けた大樹たちが駆けつけて、党首が石像であることを島中に響き渡るような大声で叫びます。
悪事が白日の下に晒されたイバラでしたが、それでも自らの保身に走ります。
ますは石化装置に発動条件の距離と時間を音声入力すると、今まで忠実に任務を果たしてきたキリサメを石像に変えてしまいます。
今度は島全体を石化するつもりでしたが、その左手に科学の弾丸が命中!
「悪りー罪」で逮捕すると、海中から陽が最後の一発をヒットさせるのでした。
激痛に絶叫するイバラは虎の子の石化装置を思わず手放して海に落とすのでした。
『Dr.STONE(ドクターストーン)』132話のネタバレ
それではDr.STONE(ドクターストーン)第132話『Z=132 最強の武器は』の要点をまとめてみます。
表紙は銃を使ったスナイパー繋がりで北条司の名作「シティーハンター」のコスプレキター!!
“待たせたな”のキャッチフレーズは2019年に公開された劇場版と同じですね。
コートスタイルがお馴染み遼の姿をした千空。
コハクはパートナーの香をイメージしたパンツルックスとパンプス。
コハクのスペックからすれば100tハンマーは不要ですが、それはそれでお約束。
豆知識ですが香が初めて使ったハンマーは10tで相手は遼ではありません。
石化装置をGETしたWILD &TOUGHな千空たちの戦いもいよいよ大詰めです。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
宝の持ち腐れ「獲ったどー!!」
イバラが落とした石化装置を拾い高々に掲げる陽。
これで科学王国の勝利を確信した陽。
早速秒でボコられたモズに石化光線を浴びせれば“唆るぜ”、“トップは貴方です”と褒められるのは必然だと妄想が膨らみます。
陽は甲板で氷月とバトルをしているモズに向かい、喰らえとばかりに石化ビーム!
しかし、何の反応もありません。
ウェェェイ。
肝心の使い方が陽には分かりませんでした。
一方、戦いを有利に進めるモズは、氷月の槍捌きを努力型の汗臭さで超頑張っている丸出しにしか見ていません。
自分は天才だからそれでは一生勝てないと自信満々のモズは、練習によるニセモノの牙だと生まれた時からの圧倒的な実力差を見せつけます。
氷月は海中に自ら攻撃をかわして落ちますが、モズはそのまま氷月を追跡して、必死に逃げるその姿をダサイとまで見下すような態度を取るのでした。
これが古武道:尾張貫流槍術だ
島に上陸した氷月は千空と合流しようと急ぎます。
尻尾を巻いてモズから逃げたのではなく、ジョーカーである自分のために最強の武器を作り上げていると信じているからです。
「信じる!?」という言葉に自虐的ながらも笑みがもれます。
その一足先に島に戻った千空たち。
まずはニッキーが竹林に入り、手頃な大きさに竹を伐採します。
「最強の武器」とは氷月が管槍に使うための筒を製作していたのです。
現在は金の槍を使っているため、直径の太さが上手くフィットするサイズを金狼が確認します。
そして黒鉛とアルコールをかけた即席の潤滑油を作成すると、選んだ竹筒の内部に塗り滑りが良くなるようツルツルのテカテカに仕上がります。
そこに氷月とモズと戦いながら近づいてきます。
ゲンはマグマを煽ててその竹筒を氷月に投げるようにトークで誘導しますが、今度は正確に届くようにと千空が頼むのでした。
マグマは二人のヒョロガリ共に「なめるな」と叫びながら竹筒を遠投すると、金の槍に筒がすっぽりとハマります。
さすがにちゃんとしていると感心する氷月。
ついに最強の武器である管槍を手に入れたのです。
「科学の槍」と称した500年の歴史を受け継ぐ“尾張貫流槍術”。
竹筒の部分を握り支点とすると槍の先端が高速回転すると、それを見たモズは金色にコーティングされた先端が輝く様子を見て、月の光ではなく、まるで太陽のようだと錯覚します。
さすがのモズも管槍の疾さに反応できず直撃を喰らうと、甲冑のような防具まで粉々に粉砕されてしまいます。
疾すぎる槍の動きに戸惑うモズ。
槍の滑りに満足しながら筒を支点にした梃子だと原理を説明しますが、習得にはとても長い月日を要すると語る氷月。
“妖術の武器”と悔しがるモズに対して、氷月はヒトにとっての“最強の武器”とは世代を超えた積み重ねにして、言うなれば幾千年楔を打ち続ける地道な研鑽だと言います。
その研鑽を更に磨き続けて、死してなおも次世代に繋いでいくこと。
繰り返される悠久の研鑽に一人の天才では勝つことは出来ないと、尻餅をつくモズに上から話しかけるのでした。
イバラ強襲!
一方、海中にいる陽は弾切れの銃を宝島の兵士たちに向けながら「妖術」だとハッタリかましながら追い返しています。
使用方法は不明ですが、とりあえず自分が石化装置を保有していれば島全体が石化することは防ぐことが出来ると安心しています。
そこにペルセウスから真っ逆さまに急降下してくるイバラ。
一瞬の隙をついて石化装置に何かを呟くと、不気味な音と共に石化の発動が始まります。
Dr.STONE(ドクターストーン) ネタバレ132-133話のまとめ
いきなり味方になり良い人モードの氷月。
かつて敵同士であった千空たちを「信じる?」と自らに語りながらも、コンビネーションもバッチリで阿吽の呼吸とでもいうのでしょうか。
管槍に変わった途端に圧倒的な勝利をモズから収めますが、過去の回想シーンを見ると幼少のころから槍術に打ち込んで練習をしていたことが分かります。
氷月の求める「優れた人種」とは、大仰な言い方はしていますが「ちゃんとした」ことが出来る普通の人を指しているのであり、決して「天才」を求めているわけではないということが、モズとの対決から垣間見えました。
結局のところ、真面目にコツコツと重ねてきた多くの人間が重ねてきた研鑽には天才も敵わないと。
・天才 > 普通の人
・研鑽 >>>>>(超えられない壁)> 天才
こんなイメージだと思います。
だからこそ、努力もしない怠惰だと判断した人間には氷月は容赦ないのかもしれません。
一方、強引に石化装置を発動させたイバラ。
手に持っていた陽の命運が気になります。
それともイバラが観念して道連れだと島ごと石化するように命令したのでしょうか?
その答えは次回のセンターカラーで明らかになります。

⇒『Dr.STONE』134話!!千空は滅びず!最後は大将戦!・・
⇒『Dr.STONE』133話!イバラの独り勝ち?島全体に石化光線・・