千空&ゼノの科学使いの元師弟は、同じ頃に目覚め、同じく硝酸に目を付けましたが、科学の使い道がまるで異なります。
千空は人を活かすため、ゼノは人を殺すためです。
スタンリーら特殊部隊のスーパーヒーローたちが石化解除する中、カルロスが口の中に隠したプラチナの指輪に気付いたゼノ。
このストーンワールドで総合格闘技チャンピオンが復活する前に、プラチナを触媒に硝酸を大量生産することで科学による武力支配を先行してきました。
甲板で会議をする千空は、石化装置が科学を信奉するゼノへの切り札となる可能性を示唆します。
ルーナからのメッセージで千空の存在を知ったゼノは、Dr.大樹がニセのリーダーだと分かり、スタンリーに真の科学リーダーの名前を伝えます。
一方、そのルーナの不審な行動に目をつけていた龍水は、その視線の方向に敵であるスナイパーが潜んでいると大声で叫ぶのでした。
目次
『Dr.STONE(ドクターストーン)』159話のネタバレ
それではDr.STONE(ドクターストーン)第159話『Z=159 LOCK ON』の要点をまとめてみました。
敵である科学王国のチート科学者が千空だと辿り着いたゼノ。
スタンリーは千空の正体を聞き出しますが、遠くの根城で現場に居ないゼノが果たして千空の姿を炙り出すことが出来るのでしょうか。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
圧倒的科学
急ぎ目の前の計器類に飛びつくゼノ。
探すのはペルセウスとの通話記録です。
あの時、最初に出た男の咄嗟による科学的判断力。
そして石化する数千年前に2人で星の数ほど交わした、ロケット議論から推論される性格や口調。
“あ゛ー、それ以上喋んな”
通話は全て録音しているゼノは、千空の声の記録が残るディスクを取り出します。
スタンリーからペルセウスまでの距離は遠すぎるので声は聞きとれませんが、その必要はないと答えるゼノ。
声一つから身長が割り出せるとして、千空さながらの思考タイムに突入します。
平滑化関数の定義域の広さから声道長比を算出して、人体の慎重に割り当てます。
約5フィート7インチで誤差は前後1~2インチ。
NASAで千空との最初で最後の出会いから、身長が伸びることはあっても縮むことはあり得ません。
つまり、千空は、5フィート7~8インチ(170~173㎝)で19歳の男性。
その答えを聞いて、OK十分だとゼノは返事をします。
スコープを覗くスタンリーは、ルーナの衣服にデザインされた縞模様を目盛にして比較すれば身長はすぐに分かったようです。
甲板に居る該当者を千空含めて3人に絞り込みました。
師からの決別
同じころ、ペルセウスでは龍水の注目に一同が大わらわ。
一刻も早く何かの後ろに隠れようと急に動きが慌ただしくなります。
その様子を見ながらルーナは狙撃がバレた?とスタンリーの潜伏している方向をチラ見します。
こちらの狙撃位置がバレると瞬間的に思ったスタンリーでしたが、前言撤回して大きく目を見開きます。
混乱する状況の中で、チート科学のリーダー、つまり3人の中でキレる男が誰だと観察して炙り出すつもりです。
すると、オロオロする男性、逃げる男性、そしてもう一人は冷静な男性。
その人物こそ「石神千空」だと確信したスタンリー。
千空もスコープで狙われていることを直感します。
急ぎ船の前方に身を隠す千空。
完全に射線の向こう側で幾何学的な最適解のポイント退避です。
スタンリーは思わず感心しますが、その隠れる様子さえ透けて見えているようです。
トリガーに指を引く前、スタンリーは確実に殺しても良いかゼノに最終確認をします。
ゼノは科学で世界を独裁するつもりです。
確かに千空がゼノに協力すればより確実なものになるでしょう。
しかし、千空が臨む未来にはならないことも承知しています。
しばしゼノは考えましたが、結局、殺しても構わないとスタンリーにGOサインを送ります。
放たれる凶弾
ついに狙撃を敢行したゼノ。
弾丸は勢いよくロックオンした千空に向かって一直線。
その千空はラウンジの下から片栗粉を探していましたが、ソフトクリームを作った時の葛粉を発見してこれを代用として急いで水をかけては、その袋をギュッと力強く握りしめるのでした。
「ダイラタンシー流体」と言い、片栗粉などを水で溶いたものが急激な力を加えることで突如として固体になる現象で、防弾チョッキなどへの応用も研究された科学で千空は身を守ります。
ペルセウスの側面を突き抜けて四散した弾丸は、千空の構えた袋に着弾しましたが、その勢いは強く吹き飛ばされる千空。
塔狙撃VS科学の勝負の行方はいかに?!
『Dr.STONE(ドクターストーン)』159-160話のネタバレのまとめ
推測するゼノのポーズ、千空と同じように指を額に当てる仕草でした。
千空の場合は人差し指1本が定番ですが、ゼノは指2本で何気に「X」の文字を形どるなど細かい演出です。
千空を見つけるスタンリー。
素人の動きを利用するなど、逆に自分はプロだと言わしめているようです。
それでもゼノに千空殺害の可否を確認するあたりは、ゼノと千空で面識があったことに対する気遣いとも受け取れます。
しかし、そのゼノですが最終決断は汗一つ流さない冷酷さを感じさせます。
石化前の2人のやり取りは星の数ほどというセリフから分かるように、親密な間柄だったと思いましたが、ゼノは排除の対象と判断しました。
一方、ロックオンされた千空ですが、射線軸から外れるだけなく、片栗粉(実際は葛粉でしたが)を探すために、バーフランソワがある船の前方に退避したことも分かりました。
最後に自らの防御壁とした葛粉+水ですが、ダイラタンシー流体は加わる力が強いほど固くなる性質を持ちますが、ラストシーンを見る限りでは銃弾が葛粉の入った袋を銃弾が貫通したようにも見えなくもありません。
今回が合併号なので、千空の無事を確認するまで2週間の我慢を強いられそうです。

⇒『Dr.STONE』161話!タイムリミットは二週間!・・
⇒『Dr.STONE』160話!凶弾に倒れる千空!科学の灯は・・
⇒『Dr.STONE』158話!スナイパーに気付いた龍水の叫び!・・
⇒『Dr.STONE』157話!二人の目覚めはもはや必然!?・・