ゼノの本拠地に対して、ドリルによる掘削作業で突き進むことを決定した科学王国。
グルグル刀をはじめ、必要な道具をラボカーに搭載してクロムたちに届ける仕事は、大樹の役目となりました。
千空の看病を杠とルーナに託した大樹は、ペルセウスを監視するカルロスを同乗させると、友達を助けるルーナの安全は保障することを約束します。
現地に到着したカルロスは拘束されてしまいますが、科学王国のメンバーが高校生ぐらいの集団であることに目を疑い、ドリルを用いて穴掘りを始める行動力に驚きを隠せません。
目次
『Dr.STONE(ドクターストーン)』163話のネタバレ
それではDr.STONE(ドクターストーン)第163話『Z=163 全世界決戦』の要点をまとめてみました。
両軍が着々と準備を進めストーンワールドでの日米開戦が迫ります。
クロムたちの掘削作業は2週間という時間との勝負の中、千空の容態も気になるところです。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
理想の相手
大改造が続くペルセウス。
ゼノたちとの決戦は、天・地・水上に及ぶまさに総力戦から、空母と飛行機の完成を急がなくてはいけません。
しかし仕上げは千空にしか分かりません。
力ない声ながらも、トウゴマの殻を割って実を絞り出して使用するように精一杯の指示をする千空と、その言葉をメモするフランソワ。
杠は絶対安静を注意しますが、千空はどれほど止めようが科学の指示を、闘いを諦めないことをルーナに伝えます。
それならば、円滑な指揮伝達こそが千空にとって最善の治療になるはずです。
今度は自分のメンテだと、ルーナに聴診器で左右の呼吸音を聞くよう千空は指示をします。
慌てふたきながらも「この人だ」と自分の直感が間違っていなかったことを褒めるルーナ。
自分と同じ年ぐらいの少年ながらも、ストーンワールドで一から全て作り上げた、口の悪いこの人こそ自分の探していた相手、Dr.千空だと確信するのでした。
この人だけは絶対に死なせてはならないと覚悟を決めたルーナは、聴診器に耳を当てると左の肺だけ息の音が弱いことに気が付きます。
恐らくは肺の中に血が溜まっている可能性があります。
それを聞いた千空はルーナに針を刺して血を抜くように指示をします。
出来る女と自問自答しながらも注射器を持つ手が震えるルーナ。
いずれにしてもAB型の輸血が必要になります。
敵であることは承知しながらも、今はルーナに頼るしかない千空。
しばらく沈黙するルーナは、一つだけお願いを千空に頼みます。
聞けなくてもいいから、千空が考えると答えてくれるだけで頑張れるというのです。
それを聞いた千空は、投降という条件だけは勘弁して欲しいと言いかけますが、ルーナの願いは予想外のものでした。
「もし治ったら彼氏になって」
しばらくの沈黙の後、斜め上の言葉に千空も驚くしかありませんでした。
敵秘密兵器の完成
崖の上から聳える敵陣を眺めるクロムたち。
掘削作業が進む中、司や氷月は敵城内部の構造を知りたい様子です。
確かに穴から出て敵兵に遭遇でもしたら笑い話にもなりません。
そこで大樹はカルロスに内部図を書いてくれないかとお願いしますが、敵である自分が書く訳ないと当然否定することに。
その時にペルセウスから連絡が入ります。
上杉暗号で話す女性の声を聞いてルーナの無事を喜ぶカルロスですが、その内容は羽京やカルロスが驚愕に値するに十分すぎるものでした。
号泣が止まらないカルロス。
遂に千空という彼氏ができましたと、嬉しそうにルーナが報告をしてきたのです。
それを聞いてクロムとコハクはロクでもないとキナ臭さを感じます。
ともかくルーナに対して地獄の果てまでの味方を誓うカルロスは、その場にはいないマックスと共に科学王国へと寝返ることになりました。
自らの口でロープを引きちぎったカルロスは、氷月も感心するほどの仕事ぶりで城内の構造図を書き上げていきます。
城内に侵入できればあとはゲンが案内してくれるはずだと、事前通知のないまま謎数値で連絡を送る科学王国。
耳飾りに装飾されたインカムでこれを聞いたゲンは、自分には通じてゼノには通じない簡易な実用的暗号の正体を上杉暗号だとコハクの期待通りに見事に当てることに成功します。
その時、ゴォォンという大きな音が城内に響き渡ります。
ブロディが製作していた秘密兵器が完成したようです。
その仕上がりを実にエレガントだと絶賛するゼノ。
決戦のプロジェクトは明後日だと高らかに宣言をするのでした。
龍水&千空行きま~す!
一方のペルセウス。
告白はしたもののルーナは何やら浮かない表情です。
そもそも付き合うって何?とフランソワに哲学的なことを言い始めていました。
一応みんなの意見を聞こうと話を振るルーナは、千空が目的のために合理的な都合の良いことだけを言っているような、メチャクチャな人ではないでしょうと確認をしますが、その話を聞いた金狼や杠、南にカセキたちは否定をしませんでした。
金狼は目的のために結婚したこと、離婚したことを話し、それを聞いたルーナは二度驚きます。
そこに上空を警戒していた陽がスタンリーの接近を発見します。
思わず震える銀狼を護るように科学対決の決戦を覚悟する松風。
高速でペルセウスを強襲するスタンリーの飛行機ですが、それを待ち受けていたのは龍水でした。
甲板は滑走路のためにフラットに整備された空母ペルセウス。
飛行甲板にリフトアップされてきたのは、墜落したライトプレーンを改造した科学王国の飛行機です。
パイロットは龍水と復活した千空。
生きてはいるが、これは千空のリベンジ&弔い合戦だと息巻く龍水。
科学VS科学のドックファイトが始まります。
『Dr.STONE(ドクターストーン)』163-164話のネタバレのまとめ
遂にお披露目となった空母ペルセウス。
その全貌は空母「いぶき」のようなスキージャンプ式ではなく、普通の空母を模したフラットなカタパルト方式でした。
鹵獲した改造飛行機は後部に発動機という構造はそのままでしたが、翼が双葉式から単式に変わりましたが、小型化されたプロペラ二つで飛行するようです。
何よりコクピットが複座にレイアウトが変更されており、スタイナーの操縦に2人で対抗するということを暗に示していました。
冒頭で述べたトウゴマですが、果たしてインドや中国が産地の植物がアメリカに生育しているのかは疑問ですが、絞ると出てくるのは「ひまし油」でシミ・ソバカスの予防をはじめ、工業用としては潤滑油として使用されています。
ルーナは意中の彼氏を千空だと決めて、彼氏ゲットとご満悦の様子でしたが、果たしてルリとの結婚即離婚のエピソードを聞いてどう思うでしょうか。
ともかく、科学王国側に寝返りが確定したルーナとカルロス、そしてマックスの3人。
ゼノたちもこの裏切りは想定していないことから、次週以降の戦いで情報戦の混乱という役割は期待できそうです。
それにしてもゼノが大絶賛した秘密兵器。
何やら巨大なモノだということは想像できますが、果たしてその正体が明らかになるのはまだ先の様子です。
狙撃されて2週間ほどで復活した千空ですが、最後の描写ではまだ目の下にクマが残るなど激しい空中戦に身体が持つのか気になりますが、この勝負は負けられない戦いです。
空中ではドックファイトが繰り広げられる一方で、河川から氷月が以前予想したようにゼノが放った高速艇部隊がペルセウスを強襲。
これを、モズやキリサメ、松風らが迎え撃つ、上に下への総力戦。
次回はそんな展開になりそうです。

⇒『Dr.STONE』164話!ストーンワールドのドッグファイト!・・
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⇒『Dr.STONE』161話!タイムリミットは二週間!・・