チェルシーが救援用として作成した凧を“スピンネーカー”に応用して、スタンリーとの全速力ごっこをぶちかます千空。
チェルシ―はパナマ海近でゴムの樹を探そうと案内するつもりですが、ペルセウスからの飛行機が届く範囲に捕まったら最後。
そのため、千空はラボカーを囮にしてペルセウスをパナマ運河方向に誘導させます。
その間に南米に上陸した千空たちはゴムの樹から樹液をゲットします。
ゲンは敵でありながらも科学は嘘をつかないと信じるゼノにも協力を要請します。
2人の科学者が中心に作り上げた、爆速でフィールドをねじ伏せる「新次元の科学の脚」。
遂にストーンワールドでゴムを手に入れました。
目次
『Dr.STONE(ドクターストーン)』175話のネタバレ
それではDr.STONE(ドクターストーン)第175話『Z=175 南米横断ウルトラレース』の要点をまとめてみました。
勿論タイトルの元ネタは70~80年代にSP番組として放映された「アメリカ横断ウルトラクイズ」から。
詳しくは156話のオマケを見てください。
扉絵は爽やかな?カップル2人。
ルーナと千空です。
キャッチコピーは“青い風を切って~”とありますが、千空は風を切るどころか既に息が切れています。
ストーンワールドで少しは体が鍛えられたかと思いましたが、まだまだ体力面では劣るようで女の子のルーナにすら敵いません。
ペルセウスを一時とはいえ引き離しに成功した千空たち。
そのスキをついてバイク作りが始まります。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
タイヤを手に入れた!
ゴム爆誕!
初めて手にするゴムに興奮気味のクロムとカセキは、お互い両端を引っ張り合います。
21世紀人にはオチが読めるドイヒーな惨状はお約束どおり。
クロムの顔面に伸びきったゴムバチーンです。
その反動で海に飛ばされ、鼻血を出しながらもヤベーとクロムは目を輝かせます。
ゴムは確かに面白い素材ですが、科学文明の加工がなければコロンブスが200年間放置したように、単なるオモチャにしかなりません。
そこでゴムの加工を大樹に任せる千空。
硫黄と炭素の粉を混ぜて黒くなったゴムを伸ばして、タイヤの溝として凸凹のハンコを押すと一気にタイヤっぽくなります。
千空の工程に質問するゼノの様子を見て、コハクは協力的ではないかと質問をします。
身の安全のためだと言いながらも、千空が指揮を執るのであれば問題ないと太鼓判を押すゼノ。
そのまま凸凹ゴムを丸型にハメ込んで焼いて冷ませば、円形状のタイヤの外側が完出来上がり。
これを予め用意していたホイールに巻いて空気を入れたら「タイヤ」が完成となりました。
さらばラボカー
初めてのタイヤに乗り今度はコハクが大興奮。
竹の車輪とは乗り心地もスピードも次元が違うことに驚いています。
この様子を見た龍水はオフロードもいけると確信。
あとは車体ですが、いつも時間との勝負だとゲンは嘆きます。
するとカセキがボートの破壊活動を始めました。
何をしているのかと驚くかるカルロスとマックスですが、気にすることなく作業を進めるカセキ。
時間がない中、千空は船上でクラフトしながら前に進むつもりです。
そのころペルセウスは目視可能な4kmでロボカーが囮であることを確認。
砲撃により撃沈されるラボカーの側に接近して、誰もいないと分かるとスタンリーは反転して前身全速を命令。
南下した千空たちのボートを追撃態勢に入るのでした。
バイクは6台
そのころ目標地点のエクアドルに到着した千空一同。
チェルシーは数千年で進んだ砂漠化の景色に最悪だと感想しますが、走りやすくて良いと答える氷月。
その氷月はカセキと共にボートの完全破壊に入ります。
このボートには二度と乗ることはないため、木材も全て燃料になるから剥がすように龍水は命令をします。
木材が燃料になると聞いて納得できないカルロスたちですが、正確には木炭を燃やしたガスで走ると説明をするゼノ。
千空はボスバイク1台に積んだボイラーと、そこから小分けされた木炭ガスをボンベに詰め込んで走る子バイク5台の計6台を作ると言います。
エンジン6台を作る時間はないとクロムは反論しますが、ボートのエンジンは6機存在していたことを思い出します。
それでバイクが6台かと納得するゲン。
羽京はラボカーが撃沈されて、ペルセウスが全速で向かってくることを全員に伝えます。
タイムリミットは近いと予想する龍水は、完成品が早く欲しいという欲望を爆発させろと鼓舞。
こうして完成までの夜通し作業に入るのでした。
大脱出
監視役をするスイカ。
とうとうスタンリーたちが来たと震えています。
ペルセウスから勢いよく飛び出すスタンリーたち特殊部隊。
囚われの銀狼は逃げてと叫びますがその声は届きません。
ボートを取り囲み蟻一匹すら逃がすなと指示するスタンリー。
その時です。
光るライト。
側面が割れるボート。
そこから出てきたのはダウンジャケットを着て腕を組む千空でした。
ドルォォー!
激しいエンジン音を響かせながらその場を脱出する6台のバイク。
バイクを手に入れた千空たちの超爆走がスタートします。
『Dr.STONE(ドクターストーン)』175-176話のネタバレのまとめ
ゴムのゲットからタイヤの完成に呼応するように、ストーリも大きく動き出しました。
バイクでの出発です。
木炭ガスを燃料にするという発明は、第二次世界大戦を前に石油が物流封鎖されることを想定したメイドインジャパン。
実際に木炭自動車、木炭バスなどが当時の町を走行していました。
次に最後の見開きで確認されたバイクと搭乗員の組み合わせです。
恐らくは龍水が運転する3輪バイクがボスバイク。
一緒に同乗する氷月はゼノの監視役でしょう。
そのほかの子バイクは、分かる範囲では以下のようです。
ゲンと千空。
羽京とスイカとコハク。
大樹とスイカ。
残る2台については、クロムはバイクを知らないし、司は敵が強襲した時に即応できるよう周囲の監視も兼ねると考えた場合、カルロスとマックスがそれぞれ運転しそうです。
もっとも、この2人の場合、どちらにルーナを乗せるのかで揉めそうですが。
前回ゴム作りに協力したゼノですが、今回は千空の仕事ぶりを見てゴム作りのアドバイスをすることはありませんでした。
それだけ千空を科学者としては信頼している証でしょう。
セリフは無かったものの、ゼノに認められた千空が何となく嬉しそうです。
ラボカーのあまりにも無慈悲な最後でしたが、ペルセウスに砲撃台が追加装備されており、もはや軍艦と言っても過言ではありません。
そのペルセウスの中には銀狼が描写されていましたが、松風はやはり傷が深いのか姿を見せることがありませんでした。
最後の千空は納得のいくクラフトができたのか、自慢気の表情です。
バイクの出現にスタンリーも驚くばかりですが、人間が走っても追いつけないので、次回以降は飛行機による捜索に切り替える可能性が高そうです。

⇒『Dr.STONE』177話!ストーンワールドでのリモートワーク!・・
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