アマゾンをステルス艦で進行する科学王国。
その艦内では千空とゼノがメデューサの分解作業に集中しますが、1000個ほど調べたダイヤには黒ずんだ法則性がありません。
一方、綺麗なダイヤが装着されたメデューサは、音声入力しても石化現象は起きませんでした。
綺麗なダイヤはエラーで残った新品で、使用済のダイヤの形は全て一致します。
メデューサ再起動のため杠たちにダイヤ作りを命令する千空。
専門家でなくても必ず同じ結果が出るのが科学。
トライ&エラーの繰り返しながらも、科学王国の留守部隊はダイヤ作りに成功します。
目次
『Dr.STONE(ドクターストーン)』183話のネタバレ
それではDr.STONE(ドクターストーン)第183話『Z=183 STONE SANCTUARY』の要点をまとめてみました。
地球を見通す視線。
扉絵のチェルシーはメガネの奥から一体何が見えているのでしょうか?
人工ダイヤをゲットした科学王国。
このままメデューサを再起動まで話が進むのか注目です。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
今度は天然ダイヤ
自力でのダイヤ製作に喜びの声を上げる陽。
プロの目を持つジョエルが保証する、間違いなく本物のダイヤです。
砂粒ほどの小ささとはいえ、とりあえずの完成に安堵する南。
しかしながらメデューサの電池サイズには、大きさがまるで足りません。
これから大きくする方法を尋ねるニッキーですが、人工ダイヤでは無理だと千空は答えます。
「だから―、天然ダイヤを掘りに行く!」
この苦労は一体何だったかと脱力する杠たちでしたが、ダイヤは天然と人工の両方が必要なのです。
ダイヤは炭素。
ヒトの手が入った時、地球に転がっている単なる石がお宝に化けるというのでした。
最後の通信
物凄いスピードで地図を描き始めるチェルシーは、ダイヤの場所を提示します。
ゼノの根城から探検隊をブチかませば1週間で到着するようです。
場所はカリフォルニア北部のラッセン山。
溶岩ドームや縦状火山など、爆笑するほどの全部盛り状態を探検した経験のあるチェルシーは、石化前にキンバーライト鉱石を発見したと大興奮。
その後、さらに数千年経過したこの時代ならば、ダイヤの量は少ないけれども、絶対余裕で見つかると言うのです。
素人には全く意味が分からないセリフですが、要約すると「天然ダイヤが少量ならば採取できる場所を知っている」ということです。
早速、現場に向かい採取作業を進めるマグマと金狼。
千空は大樹とクロムに対して、天然と人工のダイヤのどちらが丈夫かクイズを出題。
天然と答える大樹。
科学できっちり作った人工だと反論するクロム。
この回答を聞いて、天然>人工という謎信仰の皮肉だと思うゼノは、21世紀の情報シャワーを浴びていないクロムの答えを支持します。
ダイヤはダイヤでしか削れない。
大きな天然ダイヤを小さな人工ダイヤで研磨して、メデューサにピタリとハマるダイヤ電池を新造するつもりだったのです。
宇宙一の精度でダイヤ電池を作り上げる自信を示すジョエル。
すると千空は最後の通信を宣告するのでした。
石の聖地
千空の発言に驚く大樹。
ペルセウスの動きは読める龍水は、執念深いスタンリーが近づく頃合いだと予感します。
この近距離でステルス艦から電波を発信すれば位置がバレてしまい、せっかくのステルス性にした意味がなくなります。
「次に俺らが繋がんのは、全部が決着した時だ」
最後のメッセージを神妙に聞く杠やニッキーたち。
しかしながら、ゼノ城からの片方通信は問題ないため、千空はジョエルにダイヤ電池の作成術については、成功した場合は報告するように伝言をします。
メデューサを武器に使う方法を編み出すという、本当の目的をバラさないギリギリの言い回しだと思うゲン。
その後ろではゼノが考えごとをする手遊びだとして、指先にコイルを作り何やら擦り始めています。
それにしてもと疑問のカセキ。
仮にジョエルがメデューサのダイヤ電池の作り方を教えてくれても、肝心のダイヤがなければ作ることも出来ません。
そもそもステルス艦が何処に向かっているのかクロムも見当がつきません。
その謎に対して100億満点の大正解を答えるチェルシー。
ステルス艦はブラジルの都市アラシャに針路を取っていました。
奇跡の鉱脈にしてレアメタルが流れて溜まりまくった、石の聖地であるストーン・サンクチュアリです。
そこに千空は超合金の街を作るつもりだったのです。
街作りをしながらダイヤも手に入る一石二鳥だと話すコハク。
ゲンは最終目的地がアラシャと承知していたかとゼノに確認。
ゼノは千空が必要素材を見落とすわけがないと、ロケット専門家として当然だと答えます。
しかし、そのゼノの指に小さなボルトが吸い付くのを、千空は見逃しませんでした。
ペルセウスでは意図的に一定間隔で流れてくる人工的なノイズをキャッチ。
その報告を聞いたスタンリーは、千空たちの電波に紛れさせてゼノからの警戒アラートだと察知します。
電波妨害、ステルス艦、対レーダーミサイル等、あらゆる想定をするスタンリー。
千空たち少年課楽団ならば有り得る。
スタンリーはゼノのアラートに無意味はないと考えながら、バイクで逃走する際にゼノが伝えたメッセージを思い出します。
“ゴールはアラシャだ”
ハッとするスタンリー。
ペルセウスは旋回してアラシャに先回りをします。
目指すはアラシャ
ブラジル沿岸から崖っぷちを自作エレベーターで昇り切る千空たち。
バイクで陸路から石の聖地まで爆速ショートカットを試みます。
片やアラシャには自分たちの方が早く到着すると見込むスタンリーは、待ち伏せして千空たちを蜂の巣にするつもりです。
コーンシティではダイヤの研磨に懸命のジョエル。
ダイヤ電池の作成術が編み出せれば、石化光線は永遠に人類のものになります。
アラシャに向かう千空はダイヤをゲットして電池を製作。
対スタンリーの切り札としてメデューサマシンガンの配備を目論みます。
最終決戦はアマゾン奥地。
ストーン・サンクチュアリです。
『Dr.STONE(ドクターストーン)』183-184話のネタバレのまとめ
ダイヤの作りはまだ第一段階に過ぎませんでした。
ダイヤをダイヤで精製する必要があったのです。
チェルシーが指名したのがラッセン山は火山国立公園として指定されており、噴出する水蒸気をはじめ生きた地球を観察することが出来ます。
早口言葉にあったキンバーライト。
ダイヤの含有率はごくわずかですが、それでも余裕だとひたすらハイテンションのチェルシーでした。
今回、南米編の最終目的地がブラジルのアラシャ鉱山だと判明しました。
勘の良い方は「超合金の街」と聞いてピンときた人もいるかもしれませんが、アラシャにはニオブ(Nb)という特殊合金が生産され、ロケット、エンジン、ガスタービンなどに使用されています。
その目的地を最初から知っていたゼノ。
スタンリーに送っていた瞬きのモールス信号の伏線が回収されました。
ゼノは指でコイルを作っていましたが、スタンリーにメッセージを送っていたようです。
しかし、千空もゼノの指に極小ボルトが吸い寄せられたシーンを見て、何らかの細工をしてことに気が付いたかもしれません。
これからの虚々実々の駆け引きは面白いかもしれません。
ラストで千空たちが着岸した場所は、巻末のコメントを読むとサントスという町のようです。
スタンリーはアラシャで待ち伏せするつもりですが、バイクでショートカットをする分千空たちの方が早く到着できそうな予感です。
とはいえ、千空たちはスタンリーたちが来る前にダイヤを発見して、電池として加工する必要があります。
時間のない中での厳しい戦いとなりそうです。

⇒『Dr.STONE』185話!トライ&エラーは前進の証!スタンリー・・
⇒『Dr.STONE』184話!決戦の時迫る!最後は自爆?!・・