欧州最初の上陸地点はスペインのバルセロナ。
龍水とフランソワは是が非でも蛍石より先にゲットしたいものがありました。
それはオリーブオイルです。
全てが欲しい龍水のやり方に任せる千空。
手に入れたオリーブオイルにより、食事の幅は一気に広がりました。
千空たちは地元のスペイン人たちを次々と復活させる一方で、食材の確保として龍水はマタドールさながらに牛を仕留めると、フランソワはチュロスを作ります。
今度は売買に必要なものとして、既に4種類の硬貨まで用意する龍水。
復活した人々は龍水の振る舞いから、支配ではなく本気で世界を復興させるつもりだと確信すると、膝をつき礼を述べるのでした。
龍水財閥のポリシーは、正当な労働に対する正当な対価。
蛍石採掘の協力を呼びかけると、多くの人々がそれに応えます。
オリーブに始まった龍水の“欲しい”は、最後は人の心までも掌握していたのでした。
目次
『Dr.STONE(ドクターストーン)』203話のネタバレ
それではDr.STONE(ドクターストーン)第203話『Z=203 MISSILE HEART』の要点をまとめてみました。
今回は第3回人気投票の結果発表!
1位は初の栄冠でゲンでした。
2位の千空との得票差もぶっちぎりの内容でしたが、3位の龍水とあわせてトップ3は安泰。
4位は惜しくも羽京でしたが、票数も龍水に肉薄と北米帰還組のリーダーの面目躍如。
ゼノとスタンリーはここでも仲良くの順位でした。
さて物語はオリーブオイルから端を発して、地元バルセロナ民のマンパワーを得て蛍石の採掘作業がスピードアップしそうです。
時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
次の目的は“数学の街”
日本では既に枯渇した蛍石ですが、ここバルセロナでは海が近く大量ゲットが可能です。
すごい透明でキラキラだと喜ぶスイカ。
研磨された蛍石を見つめるスイカに説明する千空。
蛍石を使用したレンズは、ガラスよりもグレードアップしたプロ仕様の超高性能。
こうして蛍石望遠鏡をゲットしました。
高性能望遠鏡で観測する月は、ボンヤリながらクレーターまで見えるバイヤーすぎる性能です。
特大サイズの望遠鏡ならばホワイマンを探せそうですが、人工的には作れるのは先のこと。
もし居場所さえ見つければ飛んでいけるのにと、カセキはいつの間にかミニチュアのロケットまで製作済でした。
ゼノのロケットエンジン試作品を装着して、どこかで発射テストをしたい千空。
ゲンはミニチュアのロケットを見ながら、ガチで月面に少しずつ近づいていると実感します。
そのために必要になるのは超高精度の軌道計算です。
次の街づくりの目的地として、数学の街インドを龍水は指し示すのでした。
インドへのルートは?
地球儀を見ながらスペインからインドへの航路を質問するクロム。
フランソワはアフリカ大陸からの迂回ルートを説明しますが、これではぐるりと大回り。
しかも、ニューペルセウス号にはもう一つのトラブルがありました、
燃料のロスが想定よりも早いのです。
喜望峰回りではインドに到着困難だと予想する龍水。
どんまいとチェルシーは慰めて、クロムもまた生ゴミからガス燃料を作れば良いと言いますが、燃料が貯まるまでバルセロナで足止めとなります。
その期間は、数か月か1年か。
するとクロムがいつもの閃きです。
スエズ運河の存在に気が付いたのです。
喜望峰ルート20,000kmに対して、スエズ運河経由ならば9,000kmとヤベーほどの近道。
しかし、パナマ運河同様に3700年放置していたために、水路が塞がっている可能性もあります。
チェルシーがワンチャン通れる可能性があると推測すると、ソッコー好きのコハクはリベンジだとショートカットを主張。
龍水もコハクの意見に賛同したいものの、繋がっているか分からない水路に特攻して、行き詰れば引き返すことも出来ないケースを懸念します。
事前にチェック出来ればと嘆くチェルシーでしたが、一同は高性能望遠鏡の存在を思い出します。
壁をブチ破れ
気球でスエズ運河の現在を観測するチェルシー。
やはり塞がっていました。
ドイヒーな運を嘆くゲン。
これに千空たちもガッカリです。
しかし、よく見ると枯れ木のダムで封鎖されているだけで、水路自体は塞がっているようです。
どうやら3700年の気候変動により、繁殖した木材が運河に流れて溜まったようです。
ならば壊すまでだと意気込むコハクですが目標地点は20kmも先。
手段としては爆破ぐらいしかなさそうです。
つまり、遥か20km先の運河の外から、運河の中にある木の壁をブチ破らなければならないのです。
ミサイルを手に入れた
千空が製作したのは何とミサイル。
無線コントロール用のフィンに燃料、超合金インコネルとジェットエンジン。
そして先端にはダイナマイトが装着されています。
“カガクとは力”
ロケットと弾道ミサイルは本質的に同じ仕組みです。
ようやく完成したロケットの第一号機に満足そうな千空。
発射!
白煙を上げながらダムに向かって行くミサイル。
コントロールは千空、そして龍水です。
未来に進むための道具として科学を使う。
木塊に命中したミサイルは爆発。
文字通り困難をこじ開けました
『Dr.STONE(ドクターストーン)』203-204話のネタバレのまとめ
蛍石→望遠鏡→運河→ミサイルと、綺麗な流れで話が進んだ回でした。
時間がかかると思った欧州編があっさりと終了。
てっきり数学の街はドイツ辺りかと思いましたが、一気に進路をアジアに向けて新たな出発となりそうです。
今までは素材一つゲットするだけで何周もかけていたのですが、やはりロケットは膨大な工程なため、ある程度の省略、ダイジェストは仕方ありませんね。
人気投票の1位のゲンを見ていると、千空の唐突感にリアクションをする様子に読者が共感を得たのかもと思いました。
蛍石のレンズをスイカに説明する千空が、もはや師匠が弟子に教えるような感じです。
その千空は師匠であるゼノとの回想シーンにおいて、ロケットと兵器は同質であるというNASAでの邂逅。
歴史を見ても、月旅行を夢見たフォンブラウンたちの科学力がナチスのV2ミサイルに利用されたのと同様の展開となりました。
この場に既得権益を忌み嫌っていた司がいなくて良かったです。
次の目的地であるインドは中国に次ぐ世界第2位の人口の多い国。
インド式掛け算をはじめ、数字の0という概念を生みだすなど理数系に強い印象で、多数のエンジニアを輩出するIT国家でもあります。
千空たちの目的は、メインコンピューターの製作に必要な人材の発掘でしょうか。
個人的にはフランソワがどんなインド料理を披露してくれるか楽しみです。

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