奇跡の洞窟を電撃戦で制圧した科学王国軍。
千空と二手に分かれて闘うこと丸1年。
ついに“奇跡の水”つまり硝酸を取り戻したと涙を浮かべて大声で喜ぶ大樹。
しかしこれからが本当の正念場。
やって来るであろう、司と氷月のバケモノ二人を相手しなければいけないのです。
Dr.STONE 76話のネタバレ
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
それではDr.STONE第76話『Z=76 FINAL BATTLE』の要点をまとめてみます。
表紙は東京湾上空から富士山方面の石化時代の風景。
手前の司帝国以外には目立ったものはなく、河川と森林、湖ぐらいしかなさそうです。
世界中で人が生きている地域は、この帝国と箱根の石神村だけ。
小さな世界ですがここが最前線。
キャッチコピーにあるように、この戦いで人類が取るべき未来が決まります。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
帝国軍の怪物トップ2見参
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
勝利に湧く周囲をよそに擱座したスチームゴリラ号の中をガサゴソしている千空。
中から取り出した壺は、硫黄と炭が調合済みの即席火薬作成キット。
これに硝酸を混ぜれば黒色火薬が完成します。
用意ゴイス~。
それにしても「タッタラ~」の台詞。
ドラえもんが四次元ポケットからアイテムを出す時の効果音を真似ているようです。
芸が細かい。
そんな様子を遠くから見ている羽京。
しかし、彼の耳が急速に迫る足音を察知します。
羽京「逃げてくれ!! 逃げろ みんな・・・!!!」
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
ドゴっと凄まじい衝撃音!
殴られたのか、何かをぶつけられたのか、よく分かりませんが吹き飛ばされる羽京。
そして勢い余って千空に激突!!
羽京は離れた木の上にいたにもかかわらず、です。
しかもその衝撃で、切り札である硫黄と炭の調合壺が木っ端微塵に!!
青ざめるゲン。
震える銀狼。
どちらか一人ですら絶望的だと嘆くニッキー。
羽京はどこか負傷したらしく倒れたままです。
眼前に現れた二人を前に科学王国の勝利が完全に潰えたと、その場にいる全員が本能的に感じました。
降伏条件は千空の命
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
ラスボス感満載の司と氷月。
Boichi先生の描き込みもこれまたスゴイ。
司の腹筋、あれ・・・冬でも素足だったのね。
二人を見て味方の部下たちまでもがガクプルです。
かつて帝国は司のカリスマによって成り立つとありましたが、これではまるで恐怖政治。
1年ぶりに再会する両陣営のトップ。
司は二度も殺さなくてはならないのかと哀しみます。
千空は“アホほど細い科学の糸”で戻ってきたと答えます。
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
戦車の中からリリアンの声マネをするゲン。
しかし氷月が破壊した携帯電話でそのウソをバラします。
苦労して製造した電話をたった一コマであっさりと・・・。
この電話がもとで千空たちの企てに気が付き、予想よりも早く奇跡の洞窟に駆け付けることができたようです。
アメリカ復興がゲンの声マネと知り寝返った連中はさらに絶望します。
紙一重の差だったという司。
科学王国の負けを宣告する氷月。
勝機がなくなった科学王国に司がある提案しようとしますが、千空自らが代弁します。
「こいつら全員の安全保障と引き換えに科学マンの俺一人に死ねっつんだろ」
その言葉に大樹は以前千空を守りきれなかったことを悔やみ反対します。
しかし、千空はあの時とは違い、今の自分の周りには大樹やたくさんの仲間がいると言います。
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
ベタですがジャンプ三大要素の『友情』!
窮地にもかかわらず王国軍は誰一人諦めていないようです。
走れ!科学使いたち
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
その通りだ、と言うや飛び出すコハク!
策は無い。
化学薬品が破壊されているのに何ができる?
わからない。
それでも千空たち科学使いならば、勝利できる何かを作りだしてくれる!
仲間が作る僅かな時間を信じて洞窟の拠点に向かう千空とクロム。
襲いかかる司と郡月の最凶コンビ。
前回と攻守が入れ替わり、ついにファイナルバトルが始まります。
このストーンワールドに最後に生き残るのは果たしてどちらだ?
司「自然が人類に与えた純粋な力だ・・・!!」
千空「人類自身が積み重ねた科学だ・・・!!!」
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
今週はここまで。
Dr.STONE ネタバレ76話のまとめ
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
前回のレビューで色々予想を立てましたが、司と氷月は簡単に降伏などしませんでした。
というか味方のはずの羽京に攻撃をするくらいですから。
戦う気満々です。
それにしても、流血の回避を望んでいた羽京が負傷するとは何という皮肉。
伏したまま動く気配すらありません。
最初の犠牲者になるのか?
また意外な行動は千空が率先して火薬を製造しようとしたこと。
しかも準備万端でした。
力では司たちには勝てないとわかっています。
前回披露したショックキャノンも効かない気がします。
そのためにもやはり火薬は必要なのでしょうが、千空は不殺の人なので戦わないための“抑止力”を目的として使うつもりだったのでしょう。
しかし、その火薬を作ることができなくなりました。
最後のコマで千空がスポイトかホールピペットらしきものを口に咥えていましたが、ここから何をするのか全く想像がつきません。
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稲垣理一郎「ドクターストーン」76話より引用
とりあえず、現時点で科学王国が所有している薬品類は
- 奇跡の水と言われた、硝酸
- “こけおどし火炎弾”に使用したリューさんこと、硫酸
ただし硫酸はあまり危険物すぎるので、戦車の中には持ち込んでいないでしょう。
スチームゴリラ号の中に炭と硫黄の予備があれば良いのですが。
あとは千空やクロムが腰に付けて小袋の中に起死回生のアイテムが隠されているか?
多勢とはいえ司たちの攻撃を防ぐにも限界はあるので、いち早く逆転のアイテムを作って欲しいところです。
次回は巻頭カラー!!

⇒『Dr.STONE』78話!ついに停戦!司の真の目的とは?・・
⇒『Dr.STONE』77話!考察!石化時代に甦るノーベルの遺産!・・
⇒『Dr.STONE』75話!史上最短の戦争!「奇跡の洞窟」・・
⇒『Dr.STONE』74話!大樹たちがついに合流!電撃戦開始!・・