神の代表として毘沙門天が遂に現れます。
ゼウスに命じられて第6試合に出場することになります。
寡黙な毘沙門天とその周りにいる六神達の存在が気になります。
そして、毘沙門天の秘密が次第に明らかにされます。
そんな毘沙門天に大注目したいと思います。
目次
【終末のワルキューレ】毘沙門天の神話とは?
各国では、毘沙門天の名前が違っていたり様々なイメージがある神です。
それぞれの国の詳細を述べたいと思います。
例えばインドでは、ヴェーダ時代から存在している古い神格だとされています。
インド神話では、ヴァイシュラヴァナを前身として、ヴィシュラヴァスと言う神の息子と言う意味で、父親の名前に由来されています。
財宝神として崇められていて戦闘のイメージがないです。
ヒンドゥー教では、クベーラとも呼ばれています。
中国では、中央アジアを通じて武神としての信仰が生まれます。
毘沙門は、ヴァイシュラヴァナを音写され、よく聞く所の者と言う意味で解釈も出来る為、多聞天と呼ばれます。
また、帝釈天の配下として働き、仏の住む世界を支える須弥山にある天敬城に住み、夜叉や羅刹と言う名の鬼神達を配下にしています。
密教においても十二天の一尊で北方を守護する偉大な神とされています。
日本では、多聞天と呼ばれ平安時代に鞍馬寺から毘沙門信仰が発祥となっています。
福の神として恵比寿と大黒天と共に非常に人気があります。
室町時代には、七福神の一尊と崇められて、江戸時代では、勝負事に勝利し大いなる利益をもたらす神だと現在に至るまで伝えられています。
【終末のワルキューレ】毘沙門天のプロフィール
この作中では、詳しいプロフィールはされていないです。
ですが、現実世界において毘沙門天は、仏教における天部の仏神の1人と言われています。
持国天や広目天、増長天と言った四天王の一尊とされていて多聞天の呼び名があります。
中国やインド、東南アジアでも愛されて信仰されている神です。
日本では、革製の甲冑を着用した唐時代の武将の様な風貌で、右手に宝棒を持ち、左手に宝船を持つ像が作られてますが、その姿は作品内の毘沙門天と同じです。
【終末のワルキューレ】毘沙門天の性格とは?
作中では、非常に妥協を許さない厳格で冷徹なイメージがあります。
釈迦が神々を裏切る素振りを感じ容赦なく淡々と天誅を加えようとする光景があります。
しかし、ゼウスとオーディンに止められ静かに去って行く聞き分けの良い所もあります。
物静かで言葉少ないですが、意思や信念は、揺るぎない強固さを持ち合わせています。
決めた物事の道理や摂理に反するものは決して許さない非情さもあります。
武人としての誇りも高そうです。
かと言って好戦的な性格ではないです。
ゲルがブリュンヒルデの怪我の手当ての為、医務室に包帯を取りに行った時です。
丁度、医務室に恵比寿が弁才天に手当を受けている所を目撃してしまいます。
恵比寿が今度は釈迦と戦う事があればゼロを使い天誅すると宣言します。
するとゲルは、やってきた毘沙門天と他の七福神達に見つかってしまいます。
ゲルは、恵比寿に詰め寄られますが、間一髪ジャック・ザ・リッパ―に助けられます。
毘沙門天は、無益な殺生はしないといいその場を去っていきます。
この光景で毘沙門天が、良識や常識、情けを持ったしっかりした神だと感じます。
【終末のワルキューレ】毘沙門天の強さとは?
この作品内では、登場しますが毘沙門天単独で戦うシーンはないです。
でも、武人としての風格と言うか、言葉に出せない強さが感じられるキャラクターです。
個人的には、強い気がします。
釈迦を神々の裏切り者として、容赦なく天誅すると発言するほどですからそれを実行し目的を達成する強さはあるはずです。
【終末のワルキューレ】七福神とは?
七福神は、毘沙門天を始め、大黒天、寿老人、福禄寿、布袋尊、恵比寿、弁才天の七神で構成されています。
日本では、人々に福をもたらす神々として信仰されています。
この物語で七福神は、天界処刑人と名乗っています。
天界でのトラブルや荒事を速やかに処理し、治安を守る存在です。
【終末のワルキューレ】毘沙門天と戦う人間代表は誰?
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イレギュラーな事態が突然発生します。
第6試合で神側で釈迦が出場します。
しかし、釈迦は人類側のゲートに行きます。
神々や闘技場の観客達は、その光景を見て驚きます。
釈迦は、人間の代表として出場すると宣言します。
審判のヘイルダムは、ラグナロクのルールで13柱の登録メンバーは決まっているから無茶だと困惑します。
それを見たゼウスは、神と人類が13人の代表を出し、先に7勝した方が勝利となるとヴァルハラの憲法でそれだけが決まっているだけだから問題ないと言います。
しかも、こんなに滅多な熱い展開はないと承諾します。
ゼウスの許可を得て、釈迦は、人間代表として戦う事になります。
その後、船で闘技場にやって来た毘沙門天は、ゼウスに命じられて釈迦と戦う事になったのです。
【終末のワルキューレ】七福神の真の姿とは?
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七福神の本来の姿は、七柱の七神の存在ではなくて一柱の一神です。
毘沙門天を除いた恵比寿らの六神が、毘沙門天の身体の中に入り同化して一体となり本当の姿を見せます。
その正体は、降臨すると天絶えて福が消滅し大きな災いをもたらすと言われる神、零福に変貌します。
七福神が合体を遂げたこの神は、見た目は子供の様で無邪気です。
しかし、禍々しさを漂わせ悪魔の様な風貌で神には見えないです。
昔は、人に幸せと福を与える善神でしたが、人々を救う為に不幸を吸い取って世界を彷徨います。
でも、人々は幸せになれず、人間だった釈迦と出会い自分のやっている行為を全力で否定されます。
釈迦のやり方が自分よりも人々を幸福にしていることに零福は気づきます。
衝撃を受けて、人類に向けた愛を憎悪に反転させてしまい悪の神と化します。
それでも人類に災いをもたらす前に、七福神として分離します。
それが、八福神伝説と伝わります。
そして、釈迦に大いなる恨みを持ち、第6回戦で因縁の対決をすることになります。
全ては、釈迦に復讐を時が来たのです。
【終末のワルキューレ】毘沙門天は人間に勝てる?
毘沙門天は、見かけからして筋肉質で背も高く強そうなイメージがあります。
戦闘力もありそうで戦ってもびくともしない、攻撃が効かない感じがします。
ラグナロクに出場する神々は、強く実力ぞろいです。
毘沙門天自身がどんな技や力を使うかわかりませんが、一撃の破壊力がありそうな気がします。
神器錬成を使用していない人間なら簡単に倒して勝ちそうな予感がします。
でも、零福になってしまえば力が倍増し圧倒的な力で人間代表を瞬殺してしまうと思います。
人間に容易く勝利する力を持っていると推測します。
まとめ
世界中で信仰され愛される毘沙門天は、自分の中では個人的に武の神というイメージです。
でも終末のワルキューレを読んで行き、毘沙門天の魅力に惹かれます。
毘沙門天の淡々とした所や、武骨さ、無駄な事をしない姿勢がカッコイイです。
しかし、その正体は八福神伝説として伝わる1つの神、零福です。
善の神が、人類に裏切られ釈迦に否定をされ変貌してしまった零福に怖さを感じます。
人類側に立った釈迦と対峙することになった毘沙門天の戦いの行方が気になります。
見逃さずに最後までしっかり見て行こうと思います。