人類の存亡をかけて、歴代の人類代表と神々が戦いを繰り広げる終末のワルキューレは、人類だけでなく世界中の神々が終結し、神話にもなって語り継がれているその能力を発揮して戦うシーンから人気が高まっています。
中でも第五回戦に登場した神代表のシヴァは、インド神話の破壊と創造の神であり、「宇宙の破壊神」と呼ばれています。
シヴァは印度神界の絶対な神であり、1,117神いた印度神の中の頂点に君臨しており、「宇宙の破壊神」以外にも「大神」や「破壊するもの」「青い喉を持つもの」「死を克服したもの」「恩恵を与えるもの」「踊りの王」など、従えた1,116の神の分だけ異名があります。
神話における偉業だけでなく、終末のワルキューレの中での強さや必殺技、また親友であるルドラとの関係性なども合わせて今回は紹介していきます。
目次
【終末のワルキューレ】シヴァの神話とは?
ヴィシュヌ、ブラフマーとともにヒンドゥー教の三柱の主神の一つであるシヴァは、インド国内においては圧倒的な人気を誇っています。
そのため、多くの寺院で奉じられ、ヒンドゥー教のシンボルともいえる存在でもあります。
宇宙の破壊神と呼ばれているシヴァですが、実は世界が終末に近づいた時に、もう一度世界をゼロから作り直すために破壊する神になります。
3つの目を持ち、額にある第3の目からは放つ炎は、いかなるものも焼き尽くすことができたといわれています。
また、神々や人々を守るために毒を飲み干したことがあり、その毒で喉が青く変色してしまいましたが、それでも生き永らえたため「青い喉を持つもの」や「死を克服したもの」とも呼ばれています。
慈悲深い面も持ち合わせるシヴァですが、踊り好きでその舞踊の種類は、日本における煩悩と同じ108種類あるともいわれています。
【終末のワルキューレ】シヴァのプロフィール
終末のワルキューレの中でのシヴァは、概ね上記の神話に沿った風貌をしています。
身体から腕は4本生えており、3つの目で、身体の色は青紫色をしています。
神話ではトリシューラと呼ばれる三叉戟を持っていますが、終末のワルキューレでは基本的に素手で戦います。
頭には鉢巻のようなものを巻き、上半身は裸です。
喧嘩っ早い性格で、相対する雷電為右衛門とも真っ向から力勝負を挑んでいきます。
踊り好きな性格からも、舞を踊るように攻撃することが特徴です。
【終末のワルキューレ】印度神界とは?
印度神界とは、インドの神々の世界を指しますが、印度にはシヴァと親友のルドラの他に1,115柱の神々が存在していました。
全部で1,117の神の中でシヴァはほぼ無名に近い存在でしたが、親友のルドラが「印度神界の天辺に立つ」という目標を持つようになり、シヴァもルドラとともに憧れを共有するようになります。
そのため、シヴァとルドラは、1,115の神々に戦いを挑んでいきましたが、ついにはこの全てを倒し、シヴァとルドラの2人が残りました。
その後、印度神界で最強の神になる1人を決めるため、シヴァとルドラは決闘することになりましたが、最終的にはシヴァが勝ち残り、晴れて印度神界の天辺に立つ存在となりました。
またこの時、倒した神々の持つ異名を受け継ぐようになり、シヴァは1,116の異名を持つようになりました。
【終末のワルキューレ】シヴァの強さとは?
踊り好きで「踊りの王」としての異名もあるシヴァは、攻撃においても踊りを舞うように相手に攻撃を繰り出します。
印度神界の秘宝ともうたわれる独特のリズムから繰り出す予測不能な攻撃は、相手を翻弄しながら連続でダメージを与えることができます。
また、舞うほどに身体が熱を帯びていき、攻撃の威力も増大していきます。
【終末のワルキューレ】シヴァの武器と技
シヴァは、神話においてはトリシューラと呼ばれる三叉戟を持っていますが、終末のワルキューレの中では基本的にこの武器は登場せず、素手で戦います。
攻撃スタイルは先ほどふれた踊りをもとにした独特のリズムからの連撃で、相手を翻弄しながらダメージを与えていきます。
踊りによって体を燃焼させて攻撃する「輪廻舞踊(ターンタヴァ)」を必殺技としています。
さらに、自身の心臓に直接手を使って刺激して、強制的に心拍数を高めることで極限まで身体を燃焼させた「輪廻舞踊・廃人(ターンタヴァ・カルマ)」という最終奥義もあります。
パンプアップされた超高温の炎による攻撃で、相手の筋肉を即座に炭化させることができます。
【終末のワルキューレ】シヴァの過去とは?
印度の神々が群雄割拠していた時代、シヴァはまだ無名で、ただ単に踊りを楽しむだけの生活をしていました。
そこに現れたのが暴風神のルドラです。
ルドラはシヴァとは正反対に、印度神界の天辺を取るという野望を抱いていました。
一見正反対の2人ですが、意外と馬が合い、ルドラとともにシヴァは印度神界の天辺を目指して戦いを挑みました。
結果2人は印度神界1,115人を倒すことに成功します。
【終末のワルキューレ】シヴァとルドラとの関係性とは?
1,115人を討ち取り、最後に残ったルドラとシヴァでしたが、ルドラはシヴァに決闘を挑みます。
お互いに死力を尽くして戦いますが、途中でルドラはシヴァが手加減をしていることを見抜きます。
手を抜いて勝っても意味がない、全力で来いと望むルドラに、シヴァは全力で答え、最後はシヴァが打ち勝ちます。
ルドラは悔しいながらも、拳と拳を合わせることでシヴァに天辺を託しました。
そのため、シヴァの拳にはルドラの模様とともにその思いも受け継がれていました。
【終末のワルキューレ】シヴァと戦う人間代表は誰?
終末のワルキューレの中で、シヴァと戦う人間代表は、雷電為右衛門です。
雷電為右衛門は、人類史上で最強とうたわれた力士です。
現役時代の戦績は285戦254勝10敗2分で、21年間37場所でたった10回しか負けていないため伝説と崇められています。
また、強すぎるがゆえに通常の相撲技であった「鉄砲」「張り手」「かんぬき」「さば折り」の4つは禁じられていたとのことです。
力士ですが姿恰好は筋肉隆々なプロレスラーのようなイメージに近く、若干チャラチャラした見た目にも見えます。
【終末のワルキューレ】シヴァは人間に勝てる?
シヴァとの戦いの中で、雷電為右衛門はいきなりドロップキックで攻撃を仕掛け、およそ力士とは思えない攻撃でしたが、シヴァにはそこまでダメージを与えるまでには至っていません。
どちらも武器を使用するタイプではなく、腕力が勝敗のカギを握りそうです。
【終末のワルキューレ】アニメ・シヴァ役の声優は誰?
終末のワルキューレのアニメにおいて、シヴァ役を演じているのは声優の鈴木達央さんです。
黒子のバスケでの高尾役や、七つの大罪でのバン役など有名どころの役もありますが、何よりも2020年に鬼滅の刃の主題歌を歌うLiSAさんと結婚したことが一番有名です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
シヴァと雷電為右衛門のラグナロク第五回戦は、お互いに素手同士の戦いということから、真っ向勝負のがっぷり四つが期待できます。
ルドラとの思いを胸に舞踊しながら攻撃を繰り出すシヴァが若干優勢でもありますが、ここから更に雷電為右衛門も本領発揮してくるかもしれません。
神対人類の戦いは、現在2勝2敗ですので、ここでの勝敗は今後の戦いにおいても重要なポイントにもなりそうです。
引き続き楽しみにしていきましょう。
