深夜にも関わらず渋谷スクランブル交差点にも負けない位の熱気ムンムンのBLUE会場。
城郭本丸に設置された特設バトルステージで異能者同士の戦いが始まります。
一回戦は、赤コーナー:サージェVS青コーナー:ソーマ!
ソーマの「異能」が見出せないサージェの苛立ちに対して余裕の表情のソーマ。
さぁいよいよゴングです。
目次
食戟のソーマ293話のネタバレ
それでは食戟のソーマ293話『猛(たけ)る兵装』の要点をまとめてみます。
とうとうト書きも“異能トーナメント”と料理コンテストは何処へ?的な感じがしますが面白いのでこのまま進んでください。
時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。
「異能」VS「雑魚」?
朝陽のためにもここで消えてもらうぞと挑発するサージェ。
回想シーンで朝陽はソーマを「雑魚」扱いしていましたが、にもかかわらず第三の試練を突破したソーマが何やら気に入らない様子です。
最高司令官たる朝陽の見立てが間違いなどと許されるものではありません。
それを証明するためには「貴様は雑魚でなくてはならんのだ」といきり立っています。
ここで対戦テーマのお題が発表されます。
「最高に美味しいクリスマスケーキを出して頂く!!」
これには観客からも料理コンテンストなのに、何を考えているWGO、などと一斉にざわつきます。
説明理由を求められるもブックマンとしては“ブックマスターのご意向”としか言いようがありません。
兎も角BLUEの意義そのものを逸脱しているわけではないので良しということ。
制限時間は3時間。
審査するブックマンの一角は早くもクリスマスモードでケーキを待ちわびています。
とはいえ、菓子作りと料理は似て非なるもので専門的に学ばなくては一級の品を作り出すのが難しい事は事実です。
その上でWGO執行官を満足させるのは一筋縄ではいかないようです。
兵装料理の本領発揮!
サージェは「第三の門」はまだ本気を出していないと言います。
「ここからが真の兵装料理だ!!!」
とまたCCナイフを構えます。
卵白とグラニュー糖入りのボウルにナイフを突っ込んで泡立てると、きめ細かい見事なメレンゲが出来上がります。
装着されたナイフの複雑な形状がもたらす美しいメレンゲ生地。
ケーキ作りにまでCCナイフを応用するサージェに驚く大泉。
次にサージェが取り出したのはストレッジハンマー!!
見るからに重そうな金属ハンマーを振り下ろしてチョコレートの塊を粉砕!
危なかっしい調理ですが観客も興奮状態です。
黙って見ていろと言いながら最後の総仕上げにかかります。
トドメはどう見ても起爆装置!
薄いパイ生地が中に入った特殊改造オーブンに導線は繋がっているようです。
「鼓膜を破りたくなければ耳を塞げ」
と耳あてをするサージェ。
起爆!!
ボグァァァと凄まじい轟音でオーブンの中が爆発しました!!
会場全体に吹き上がる爆風。
クラスターボム
「完成だ さぁ味わえ!!」
出来上りはその派手な調理風景とは想像もつかない美しく上品なケーキです。
ブックマン曰くパーティを盛り上げてくれそうな華やかさ。
早速フォークに入れるとパリパリッしつつも“ふわぁ”とした感触。
優しい口当たりはまるで雪のよう。
特殊オーブンの高温で焼かれたパイ生地をミルフィール状にしてあります。
噛むとホロホロに崩れ、それが優美なメレンゲの甘みと溶け合っていきます。
食べ進めるほど口の中が快感で満たされ身悶えする美味しさ。
すると口の中で“ボンボンッ”とコクのある甘みが炸裂します!
その正体は「クラスターチョコチップ」
アーモンドパウダー、ミントの葉を混ぜて冷やし固めたチョコレートをハンマーで一気に砕き、それをパイ生地にねじ込み絶妙な火加減で爆破。
こうしてパイ生地に守られた焼きチョコの様な食感と旨さがクラスター爆弾の如く連鎖的に炸裂する。
これがサージェの「クラスターボムケーキ」の全容です。
喩えるならばまさしく“美味しくて素敵な戦場のメリークリスマス”
次は貴様の番だとソーマを挑発するサージェ。
「お前が価値ある『異能』を持っているのならな!!」
それを受けてソーマもイカした道具でケーキを作らなくてはと、ポケットの中から何やら取り出します。
「何をう!!?」
サージェが驚くのも無理ありません。
ソーマが“チェーンソー”と言ったアイテムは、アイスカップ用の小さな“木のスプーン”なのですから。
一体これでケーキを作れるのでしょうか?
その答えは来年への持ち越しです。
食戟のソーマ293話のまとめ
お題はクリスマスケーキという時事ネタでした。
“今は真夏”という舞台設定を忘れない観客からの自虐ネタが笑えます。
サージェの調理方法は既に披露したCCナイフを泡立て器にした違う使用方法や、『シティハンター』香の“100tハンマー”を彷彿とさせるストレッジハンマー、挙句に爆破作業など、もう「料理」という域を軽く飛び越えていますが、この作品ならばこの位やった方が楽しいのでもっとエスカレートして欲しいところです。
一応サージェも鼓膜が破れないように周囲に気を使っていましたが、それでも深夜の都内で発破作業は警察が駆けつけてきますので気を付けましょう。
国立天文台の調べでは2018年8月の東京都における日没はお盆の時期で18:30ごろ。
第二の門の制限時間は90分。
第一の門も同じくらいだと考えれば開催挨拶や移動、準備などで低く見積もっても90分以上だと思います。
第三の門が開いたのは試練から数時間後。
そしてサージェとソーマのバトルの調理時間は3時間。
もろもろ考えても深夜0時を軽く回っているはずです。
この一回戦の後に司、田所、タクミたちの残りのバトルがとても深夜中に終わるとは考えにくいです。
やはりここは城郭本丸での戦いは翌日に持ち越すか、『キン肉マン』の団体戦でよく使われた別会場同時進行バトルだったら無理はなかったのにと思いました。
いくらブッ飛んだ調理を披露しても時間ばかりは如何ともしがたいですからね。
次にお馴染みの料理に対するイメージ画はサンタ姿のサージェによる空爆でした(笑)
単純に映画『戦場のメリークリスマス』という言葉を使いたかっただけ?
これのどこがプレゼントやねん!とツッコミが入りそうです。
ちなみにクラスター爆弾とは、親爆弾の中に入っている子爆弾が広範囲にばら撒かれて爆発するシロモノで子爆弾同士が繋がっているわけではないので、文中での「連鎖的」とは少し意味合いが異なりますので念のため。
それにしても、お菓子作りの経験は遊びか学校で基礎を習った程度のソーマが何故あれほど余裕なのか気になります。
予選を突破した時のように“お食事処ゆきひら”の裏メニューで定食屋ならではのクリスマスケーキがあるのでしょうか?
何にせよ、ソーマがケーキを作るという、今までにないパターンが楽しみです。
オマケ:ジャンプフェスタ2019に行ってきました
さて、12月22、23日幕張メッセで開催されました「ジャンプフェスタ2019」。
日本有数の展示場ホールの半分を使いきる規模のデカさはさすがジャンプ。
展示用ブースにはソーマが愛してやまない“お食事処ゆきひら”を再現した休憩用スペースがありました。
多くのギャラリーで賑わっていましたが残念ながら食事の提供はありませんでした。
「撮影自由ですよー」と優しい係の人の言葉に促されてパチリ。
“ゆきひら”の厨房です。
厨房にはソーマの等身大看板。
注目すべきは「メッザルーナ」、292話でタクミが使用した半月包丁です。
美作に奪われた包丁を食戟でソーマが勝って取り返した設定です。
そのほか壁には設定資料やお品書なども貼ってありました。
そのほか物販コーナーは展示ブースとは別入口で丁度60分の待ち時間。
手慣れたスタッフの誘導で販売口に進む一方、逐次“売れ切れ”のアナウンスでお目当ての商品は大丈夫かのドキドキ行進。
そんな折に限定フルカラーアートボード(約22.5×16㎝、3,500円也)でソーマの商品もとうとう売り切れ。
図版は273話のセンターカラー、えりなと田所の水着のツーショットでした。
273話はこちら⇒最新ネタバレ「食戟のソーマ」273話!えりなは俺のもの !鈴木センセーの野望
何だかんだで人気作品ということがよく分かります。
そのほかサイン会や特設ステージに多彩なゲスト、そして多くの生原稿など、無料でほぼ1日遊び尽くせます。
大きなキャリーバックを抱えている人など、首都圏以外の多くの入場者の方々もいたはずです。
50周年を迎えてなお愛され続けるジャンプの凄さを改めて思い知らされました。
以上、簡単でしたが平成最後のジャンプフェスタの報告です。
〆は“ゆきひら”のカウンターにあった附田先生のお言葉で終わりたいと思います。
『御粗末!』
来年もいい年でありますように。

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