十二鬼月・上弦の陸・堕姫
美しい容姿ですが、すぐに癇癪を起してしまう歪んだ性格の鬼。
普段は遊郭で花魁として過ごしています。
名前を変えながら美貌の持ち主で100年以上も色街に潜んで、人間を喰らい続けてどんどん力を蓄えていったのです。
鬼殺隊の柱だけでも7人喰らわれています。
美しいものを好み、食べる人間も美しいものを選び食べていました。
自分に嫌なことがあって追い込まれたり、処理できないことがあると泣きわめくと背中から兄の妓夫太郎が現れます。
彼こそが本当の上弦の陸でした。
目次
【鬼滅の刃】十二鬼月「上弦の陸」
十二鬼月は上限と下限に分かれています。
順番としては、
- 上弦の壱・弐・参・肆・伍・陸
- 下弦の壱・弐・参・肆・伍・陸
一番強いのは上弦の壱、一番弱いのは下弦の陸です。
上弦の鬼は約140年もの間、一人も鬼殺隊に殺されることなく生き延びたエリート集団。
無惨からの信頼も厚く両目に数字を刻まれています。
上弦たちは無惨に心酔し恐れることはなく完全肯定しています。
【鬼滅の刃】美しい見た目に反する性格とは?
「強く手美しい鬼は何をしてもいいのよ」と自ら話しており、その美しさにかける執着は尋常ではありません。
食べ物も美しくなければ食べない・・・炭治郎や善逸は食べないと言われてしまいました。
自分の思い通りにならないと殴ったり、キレたりしています。
【鬼滅の刃】堕姫の血鬼術の特徴は?
上弦の陸・堕姫の血鬼術の特徴は帯を使っているということ。
帯
堕姫が身に着けている帯を自由自在に操ることができます。
その帯を切り離し、その中に人間を閉じ込めておくことが出来て、その帯に人格を持たせることもできます。
遊郭に貯蔵庫を作るために密かに連結する通路を作り細工をしたりしていました。
帯は自分の一部のため、切り離すと自らの能力も下がりますが、帯が戻ると真の実力を発揮して、眼には上弦の陸の文字が現れます。
血気術 八重帯斬り
無数の帯を交差させ、逃げ場を封じた上に無数の斬撃が起きる。
帯をすべて終結させてする堕姫の必殺技です。
花街を支配するために分裂させていましたが、自分の体の一部でもあるため終結させているため、硬度も反射速度も今までとは比べ物になりません。
【鬼滅の刃】兄の妓夫太郎と一心同体の鬼?
兄の妓夫太郎と二人で一人の鬼です。
本当の「上弦の陸」の座を与えられているのは、兄の妓夫太郎の方であり妹の堕姫はおまけのようなものです。
普通の鬼に比べれると強いものの、上弦の鬼としては力不足です。
また怒るとかすぐ感情的になり、頭もあまり回らないので兄が目覚めると常に兄のサポートを受けて戦います。
堕姫の手に負えなくなってくると、いつもは彼女の体内に眠っている兄が背中から出て来て、敵にはかわいい妹を泣かせと落とし前を取り立てるのです。
また堕姫の首を斬っただけでは死なず、兄と同時に頚を斬らなければ死なないという特殊な体質があり、これまで多くの柱を葬ってきました。
【鬼滅の刃】梅と名づけられた理由は?
遊郭の最下層に生まれ、母親の死んでしまう原因となった病気から梅と名付けられました。
【鬼滅の刃】焼き殺された梅
人間だったころの堕姫、つまり梅は遊女だったようです。
ある日お客であるお侍さんの目を簪で突いて、怪我をさせてしまいます。
その報復として梅は縛られて生きたまま全身を焼かれてしまいました。
【鬼滅の刃】童磨との出会い
全身を焼かれてしまった梅、妓夫太郎が駆け付けた時には、もう焼け焦げてしまっていましたが、声は発していたのでようやく生きているという状態でした。
この時兄の妓夫太郎は、店の女将と客の侍を殺してしまいます。
妓夫太郎は、梅を抱きかかえた状態で、街の中を彷徨い歩きました。
兄弟で死にかけていた時、当時は上弦の陸であった童磨が人間を喰らいながら歩いてきました。
お前らに血をやるよ、あの方に選ばれれば鬼になれると勧誘されます。
鬼となり、俺のような十二鬼月へと上がってこれるかなと・・・。
そして鬼舞辻無惨のもとに導かれて兄弟そろって鬼になりました。
鬼になったことに後悔はない、何度生まれ変わっても鬼になると妓夫太郎は、いいました。
【鬼滅の刃】堕姫が信じていたのは兄だけ?
生まれる前から辛く過酷な生活を兄とともに助け合って生きてきたため、誰よりも兄を頼りにしています。
何か嫌なことがあると直ぐ泣きわめき兄に頼り切っています。
これは精神年齢が、梅であった10歳くらいの時で止まってしまったのではないかと思われます。
【鬼滅の刃】最期まで兄と一緒だった堕姫
鬼殺隊に敗れた後も、梅だけを明るい方向に進ませて自分だけ地獄に落ちようとする兄の背中にしがみついて、「離れない!絶対離れないから。何回生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる絶対に!」と泣きじゃくり、兄に背負われたまま地獄へと進んでいきました。
まとめ
十二鬼月・上弦の陸・堕姫
とても美しいけれど、残忍で冷酷・・・巣あまり頭もよくないような堕姫。
鬼でしていることはとても悪い事なのですが、あまり嫌いになれないキャラクターです。
兄・妓夫太郎は、なんとなく不気味ではありますが、この兄妹の絆がとても強くていいなと思ってしまったからです。
二人を取り巻く環境があまりにも劣悪で、こうなってしまったことにも理由があるからかもしれません。
兄の妓夫太郎は、生まれる前から何度も殺されそうになり、子供の頃からこの世にある罵詈雑言はすべて自分のためにつくられてたと思うほど罵られて、石を投げられていました。
お腹が空くと、ご飯ではなくネズミや虫を食べていました。
遊び道具は客が忘れていった鎌でした。
妓夫太郎が変わり始めたのは、梅が生まれてからでした。
母が亡くなる原因だった病気の名前を付けられた妹・梅は妓夫太郎にとってかけがえのない存在だったのです。
これから兄妹で少しはましな暮らしができるかなと思った時に、事件は起きてしまいました。
本当に圧倒的に救いようがないほどの悪い鬼です。
堕姫は美しいものだけが大好きで、美しく強い鬼は何をしてもいいと思っています。
(伊之助だけが美しさをクリアしています)
自分の処理能力を上回ると「うわーん」と大泣きして兄を呼び出します。
兄を絶対的に信じていなければ、あの泣き方はできないと思うのです。
赤ちゃんがお母さんを呼ぶような泣き方ではありませんか。
するとすぐに兄が出てきてくれるのです。
どちらも極悪非道で、基本悪いことは何でも人のせいにしていますが、兄弟仲はとても良いのです。
「何とかしてよお兄ちゃん」と言って堕姫がなくと「お前は本当に頭が足りねえなぁ」と言って兄が登場して妹を守り、残虐な手口で相手を葬ります。
わがままな妹に甘いお兄ちゃんという感じですが・・・。
鬼殺隊に敗れて、死ぬ間際のこと。
ただもし唯一心残りがあるとすれば・・・梅には違った生き方があったのではないかということ。
もっといい店にいたなら、まっとうな花魁に。
普通の親元に生まれていたら、普通の娘に。
良家に生まれていたら、上品な娘に。
もともと素直で染まりやすい性格だった梅なので、妓夫太郎が育ててしまったから、お客の侍の目玉をついてしまいましたが、もっと違う道があったのではないか…というのが妓夫太郎の心残りなのです。
地獄への道までもついてこようとする梅に、お前とはもう兄弟でも何でもないから、反対の明るい方へ行けという妓夫太郎。
しかし梅は怒って兄の背中に飛びつきます。
絶対離れないから・・・何度生まれ変わってもアタシはお兄ちゃんの妹になる、絶対!!
そして兄妹一緒に地獄の業火の中に入っていきました。

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こう見ると,だきって憎めない。とってもいい兄妹だよ。