炭治郎の父・竈門炭十郎は故人です。
しかし炭治郎の記憶の中にたびたび現れる父の姿と言葉は、炭治郎を助け、強くしています。
炭十郎はどんな人物だったのでしょうか?
今回は炭治郎の母や兄弟といった家族構成から、父・竈門炭十郎の人柄、強さ、炭十郎が炭治郎に教えたヒノカミ神楽と「透き通る世界」、痣、先祖についてまとめました。
炭治郎の父・竈門炭十郎の正体や縁壱・上弦の壱・無惨との関係、双子だったのかなども考察します。
目次
- 1 【鬼滅の刃】炭治郎の家族構成は?
- 2 【鬼滅の刃】炭治郎のお父さん・竈門炭十郎は穏やかで病弱だった
- 3 【鬼滅の刃】父・炭十郎はクマを倒すほどの力があった?
- 4 【鬼滅の刃】父・炭十郎はヒノカミ神楽の継承者
- 5 【鬼滅の刃】父・炭十郎がしていた特別な呼吸法とは?
- 6 【鬼滅の刃】炭治郎が受け継いだ神楽と耳飾り
- 7 【鬼滅の刃】父・炭十郎から教わった“透き通る世界”とは?
- 8 【鬼滅の刃】炭治郎の父・炭十郎にも痣があった?
- 9 【鬼滅の刃】炭治郎の父・竈門炭十郎の正体!鬼滅隊に入っていた!?
- 10 【鬼滅の刃】炭治郎と、父・炭十郎の先祖は誰?継国縁壱(よりいち)との関係は?
- 11 【鬼滅の刃】炭治郎の父・竈門炭十郎にまつわる疑問を整理!
- 12 まとめ
【鬼滅の刃】炭治郎の家族構成は?
竈門炭治郎の家族構成は8人家族、6人兄弟です。
現在は炭治郎と禰豆子だけになってしまいました。
それでも炭治郎はいつも「自分は長男だから」という思いが強く、ストーリーにも「長男だから」というセリフがたびたび登場します。
家族への思いがセリフに現れているのでしょう。
ここでは長男・炭治郎と長女・禰豆子以外の家族をご紹介します。
竈門炭治郎の父・炭十郎の年齢と声優は?
今回の記事の主役。
漫画の開始時点で故人で、亡くなってそう時間がたっていない様子でした。
年齢は不詳ですが、おそらく30~40歳で亡くなったのではないかと推定されています。
父・竈門炭十郎を演じた声優は、「キャプテン翼J」の若林源三役で知られる三木眞一郎さんです。
竈門炭治郎の母・葵枝(きえ)の年齢と声優は?
生前の登場は少ないですが、炭治郎や禰豆子の夢だったり心の中だったりに登場する人物です。
その夢や心の中の様子から、子どもたち全員に気を配り、愛情を伝える良き母だったように思えます。
年齢は炭十郎同様不詳ですが、おそらく30~40歳くらいでしょう。
母・竈門葵枝(きえ)の声優は、数々の有名作品に出演している桑島法子さんです。
竈門炭治郎の兄弟の年齢と声優は?
炭治郎の兄弟のうち4人を一覧にしました。
兄弟たちの年齢は、物語開始当時の炭治郎が13歳、禰豆子が12歳だったことから推定しました。
- 次男・竹雄(たけお):推定年齢10~11歳、声優は 大地葉さん
- 次女・花子(はなこ):推定年齢8~9歳、 声優は 小原好美さん
- 三男・茂(しげる) :推定年齢4~7歳、 声優は 本渡楓さん
- 四男・六太(ろくた):推定年齢1~4歳、 声優は 古賀葵さん
竹雄は根が快活、花子はしっかり者、茂は甘えん坊、六太は素直とされています。
【鬼滅の刃】炭治郎のお父さん・竈門炭十郎は穏やかで病弱だった
炭治郎のお父さん・竈門炭十郎は、炭治郎のイメージでは植物のような人。
父を思うときに一番に思い浮かぶのは、炭十郎の柔らかな笑顔と川のせせらぎのように落ち着いた声だと炭治郎は回想しています。
感情の起伏がなく、きわめて穏やかな人でした。
炭治郎と似ているが、やせ細っていて生まれつき体が弱く病気がちで長く床に臥せていました。
【鬼滅の刃】父・炭十郎はクマを倒すほどの力があった?
父・炭十郎が亡くなる十日ほど前に、近くで6人も人を食ったというクマが出没していました。
ある夜中、近くにそのクマが来ていることを察知した炭十郎は、炭治郎を起こして外に連れ出します。
クマの元へ向かう途中、炭十郎は炭治郎にこう言いました。
「俺の家族に危害を加える者は何人であろうと容赦しない。警告をきかない場合命を奪うこととしている」
向かった先にいたのは九尺(約2.7m)はある大きなクマでした。
斧を持ち、クマと対峙する炭十郎。
熊が一歩近づいてきたところで、炭十郎は舞うような動きで、熊の首を斧で一瞬で斬り落としたのです。
そして炭治郎に「見たか」と確認したのでした。
それは父として炭十郎が炭治郎に見せた最初で最後の見取り稽古だったのです。
「透き通る世界」が見える体さばきを見せてくれたのだと炭治郎が気づくのは、無限城で猗窩座と対決したとき(151話)でした。
【鬼滅の刃】父・炭十郎はヒノカミ神楽の継承者
炭治郎の家には「ヒノカミ神楽」という神事の舞が伝承されていました。
竈門家に代々伝わっており、新年の始まりに雪の舞い散る山で一晩中奉納し、無病息災を祈るための舞でした。
のちに「ヒノカミ神楽」は、炭十郎や炭治郎の遠い先祖が日の呼吸を伝承する約束をし、子孫に伝えていく手段だったことがわかります。
そして炭十郎がヒノカミ神楽を継承し、日々の生活の中で少しずつ炭治郎に伝えていたようです。
「ヒノカミ神楽と耳飾りを後世に伝えてくれ」と炭治郎に話していました。
炭十郎の具合が悪い年の奉納を、炭治郎が代わりに舞おうとしたことから、炭治郎も舞い方は教わっていたのでしょう。
炭十郎がかつてその極意を語っていたことを、炭治郎はピンチのたびに思い出すのでした。
【鬼滅の刃】父・炭十郎がしていた特別な呼吸法とは?
竈門家に代々伝わるヒノカミ神楽。
その呼吸法について父・炭十郎はたびたび炭治郎に伝えています。
「炭治郎、呼吸だ。息を整えて、ヒノカミ様になりきるんだ」
「正しくできればどれだけ動いてもつかれず、寒さも平気になる」
ヒノカミ神楽は日の呼吸の剣士の型を舞として伝承したもの、よって父・炭十郎が使っていたヒノカミ神楽の呼吸法は、日の呼吸だったのです。
ヒノカミ神楽は次の12の型が伝えられています。
- 円舞(えんぶ)
- 円舞一閃(えんぶいっせん)
- 碧羅の天(へきらのてん)
- 炎舞(えんぶ)
- 烈日紅鏡(れつじつこうきょう)
- 火車(かしゃ)
- 幻日虹(げんにちこう)
- 灼骨炎陽(しゃこつえんよう)
- 陽華突(ようかとつ)
- 日暈の龍 頭舞い(にちうんのりゅう かぶりまい)
- 飛輪陽炎(ひりんかげろう)
- 斜陽転身(しゃようてんしん)
【鬼滅の刃】炭治郎が受け継いだ神楽と耳飾り
炭治郎が父から受け継いだのはヒノカミ神楽と耳飾りでした。
耳飾りは、炭十郎の言葉から「日の呼吸の継承者の証」と考えられます。
物語の序盤で、鬼舞辻無惨は炭治郎の耳飾りを見た途端、憎悪の表情を見せました。
鬼舞辻無惨を追い詰めた、かつての日の呼吸の使い手を連想させたのでしょう。
【鬼滅の刃】父・炭十郎から教わった“透き通る世界”とは?
無限城で猗窩座と対決したとき、炭治郎は父のことを思い出します。
父・炭十郎は年に一度ヒノカミ神楽の型を夜明けから日が暮れるまで続けていました。
とても辛そうに見えていた炭治郎が尋ねると、若い頃よりも無駄な動きが無くなり正しい呼吸や動作ができている現在の方が辛くないと答えていたのです。
また、炭十郎はたゆまぬ努力を続ければ、「透き通る世界」が見え始めるとも話していました。
炭治郎は戦闘中、父の言葉を思い出したことにより、「透き通る世界」に入ることができたのです。
そのときは呼吸の音だけでなく髪や目まで変化しました。
【鬼滅の刃】炭治郎の父・炭十郎にも痣があった?
炭治郎の額の痣は、弟が火鉢を倒したときに庇ってできた、後天性の痣です。
炭治郎の父・炭十郎は、炭治郎と違って生まれつき額の左に痣がありました。
呼吸の素質がある使い手は、生まれつき額に赤い痣があるとされています。
このことから父・炭十郎は呼吸の才能が、鬼殺隊の柱レベルに高かったことが推定できます。
実際に「透き通る世界」を柱たちが体験するのは、無限城での極限状態です。
炭十郎はヒノカミ神楽を継承し極めることで、少なくとも柱レベルの呼吸の使い手となっていたと思われます。
【鬼滅の刃】炭治郎の父・竈門炭十郎の正体!鬼滅隊に入っていた!?
炭治郎の父・竈門炭十郎の正体は、結論から言うと代々炭焼きを生業とする庶民です。
鬼殺隊に入っていたという描写はありません。
ですので、熊と戦う戦闘能力はありましたが、実践能力は経験値が少ないと思われるので未知数です。
ただの庶民とは違うのが、ヒノカミ神楽を継承してきた一族であったことです。
もしも鬼殺隊員だったとすれば、炭治郎が幼いころから家の中で少なからず鬼の話が出ていたのではないかと思われます。
家族が襲われる夜まで、鬼については三郎さんの怖がりが発した言葉だと炭治郎は思っていたはずです。
家庭で鬼の話は何も出ていなかったから、あの夜炭治郎が急いで家に帰ることもしなかったし、家族があっさりと鬼に襲われてしまったのではないかと考えられます。
また、鬼殺隊としての給料を受けていれば、もう少し竈門家は潤った生活をしていたでしょう。
これらのことから、竈門炭十郎が鬼殺隊員であった可能性は限りなく低いと推察します。
【鬼滅の刃】炭治郎と、父・炭十郎の先祖は誰?継国縁壱(よりいち)との関係は?
炭治郎と、父・炭十郎の先祖は「炭吉」という男です。
戦国時代を生きた炭焼きの男で、すやこという妻がいました。
炭吉とすやこはあばら家を見つけ、そこを整えて住み始めます。
そこは実は、かつて継国縁壱が妻うたと住んでいた家でした。
炭吉とすやこが住み始めたある日、二人が鬼に襲われたところをたまたま訪れた縁壱(よりいち)が助けたのです。
縁壱が二人を助けたことで、すやこは無事妊娠していた子(すみれ)を産むことができました。
こうして縁壱と炭吉には縁ができたのです。
何度か炭吉を訪れていた縁壱はある日、炭吉に自分にあった過去を語ります。
- 自分が双子の忌子とされ、幼少期に実家を出たこと
- 妻が妊娠中に鬼に殺されたこと
- 鬼狩りとなったこと
- 双子の兄が鬼になったこと
- 鬼の始祖・鬼舞辻無惨と戦ったこと
そして、日の呼吸を継ぐ者がいないことを知った炭吉は、自分の子孫に日の呼吸を伝えることを約束するのです。
縁壱は自分の耳飾りを炭吉に渡し、去っていきました。
これらは炭治郎が、記憶の伝承を通して知った先祖の記憶です。
炭治郎とその父・炭十郎の先祖・炭吉にとって縁壱は恩人という関係があったのでした。
炭十郎と縁壱は、その性格もシルエットも似ていたので、炭治郎たちの先祖は縁壱ではという流れを後押ししていたように思いますが事実は異なりました。
炭治郎の父・炭十郎にとって縁壱は「先祖の恩人」であり、「ヒノカミ神楽」を伝承するきっかけとなった人です。
先祖・炭吉と縁壱の関係と、縁壱について詳しくまとめた記事を用意しています。
⇒縁壱(よりいち)と黒死牟は双子だった!?継国縁壱と炭治郎の関係とは?
【鬼滅の刃】炭治郎の父・竈門炭十郎にまつわる疑問を整理!
炭治郎やその父炭十郎の先祖が明らかになるまで、夢に出てくる剣士(=縁壱)が先祖なのでは?というストーリー展開でした。
そのために生じたと思われる、次の疑問を整理しましょう。
父・竈門炭十郎が息子・炭治郎に伝えた約束とは?
父・竈門炭十郎が息子・炭治郎に伝えた約束とは、ヒノカミ神楽と耳飾りを子孫に伝えていくことでした。
戦国時代の先祖・炭吉から代々伝わってきた縁壱との約束が、大正の世で炭十郎から炭治郎まで残されていたのです。
炭治郎の父・竈門炭十郎と上弦の壱・黒死牟の関係は?
炭治郎の父・炭十郎にとって黒死牟は「先祖の恩人の双子の兄」です。
まず関係がなかったということでしょう。
炭治郎の父・竈門炭十郎と鬼舞辻無惨の関係は?
炭治郎の父・炭十郎にとって鬼舞辻無惨は「先祖の恩人の宿敵」です。
炭十郎と無惨は面識がないと思われます。
ただし、竈門家が無惨に狙われた理由には炭十郎が関係ありそうです。
狙われた理由は耳飾りと、ヒノカミ神楽を継承する一家であったからでしょう。
無惨は日の呼吸の使い手を早々に抹殺してきたことが物語の後半で分かっています。
その一環として、縁壱の耳飾りを受け継いでいる一家を絶やそうをしたと考えられます。
鬼舞辻無惨の概要をまとめた記事を用意しています。
炭治郎の父・竈門炭十郎は双子だった?
炭治郎の父・炭十郎が双子だった事実は描写されていません。
おそらく縁壱が先祖であれば、炭十郎も双子の兄弟がいたのではないか?という推理だったのでしょう。
実際に縁壱と黒死牟は双子で、その子孫である時透無一郎は双子の兄弟有一郎がいました。
まとめ
炭治郎の父・竈門炭十郎は、炭焼きを生業とする庶民です。
病弱ですが穏やかな人でした。
額に生まれつきの痣があったことから、おそらく呼吸の才能の高い人だったと思われます。
亡くなる10日ほど前に、炭治郎に熊を倒す見取り稽古をつけました。
ヒノカミ神楽を伝承することに真摯に取り組んでいたのでしょう。
炭十郎が残した言葉は、炭治郎のピンチのたびに回想され、炭治郎を助けています。
父の記憶から炭治郎はヒノカミ神楽=日の呼吸の型を使いこなし、「透き通る世界」を見ることができ、戦闘に生かすことができました。
炭治郎と父・炭十郎は縁壱の子孫であることを思わせるストーリー展開でしたが、縁壱とは血縁はありませんでした。
炭治郎と父・炭十郎の先祖は炭吉という、縁壱に助けられて縁ができた男です。
炭吉の恩人を思う気持ちから、耳飾りとヒノカミ神楽は戦国時代から大正時代の炭十郎まで脈々と伝承されてきたのでした。
そしてもちろん炭十郎から、炭治郎にも引き継がれています。
炭治郎の父・竈門炭十郎は、炭治郎が強くなるためにも重要な人物であったことは間違いありません。

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