今回の記事では、日輪刀の刀匠、鋼鐵塚蛍の紹介をしたいと思います。
日輪刀とは、日光と同じく、鬼の命を奪う力を持つ特別な刀です。
別称、色変わりの刀と言われ、持ち主の適性によってその刀身の色を変えます。
日輪刀はその特殊さゆえに、刀鍛冶の里に住む限られた者しか打つことができません。
その一人が、鋼鐵塚蛍です。
目次
【鬼滅の刃】日輪刀を作る刀鍛冶 鋼鐵塚蛍
鋼鐵塚は、炭治郎の刀を担当する刀鍛冶です。
里の掟により、常にひょっとこのお面を身につけています。
すごい人なのですが、その性格はかなり厄介です。
初登場は、コミックス2巻。
選抜を終えた炭治郎に刀を届けるため、鱗滝の家にやってきました。
「どうぞ中へ」と声をかける炭治郎を無視し、地べたに風呂敷を広げて、一方的に刀の説明を始める鋼鐵塚。
炭治郎に刀を抜かせ、刀身の色が期待していた色にならないとわかると、突然激怒し、殴りかかりました。
あまりの大人気なさに、歳を聞く炭治郎に、「37だ!!」と悪びれもせずに答えていました。
精神年齢と実年齢がだいぶ剥離している印象です。
【鬼滅の刃】ひょっとこのお面を取るとイケメン!?
鋼鐵塚ら、刀鍛冶の里の者たちは、大人から子供まで皆ひょっとこのお面を付けて生活しています。
そのため、鋼鐵塚の素顔は、謎に包まれていました。
しかし、コミックス14巻にて、ついにその素顔が明かされました。
ひょっとこの下に隠されていた素顔は、きりりとした眉が印象的な美丈夫でした。
このギャップに驚いた読者も多かった事でしょう。
【鬼滅の刃】鋼鐵塚の面倒くさい性格とは?
基本的に人の話を聞かず、愛する刀のことになると周りが見えなくなり、些細なことで激昂して暴力を振るいます。
あまりの面倒くささに、鋼鐵塚は鬼殺隊の剣士に嫌われ、担当を外されてしまうことが多かったようです。
鋼鐵塚は、昔から癇癪がひどい子供でした。
その凄まじさと言ったら、両親がノイローゼになってしまうほど。
そのため鋼鐵塚は、幼い頃に里長の鉄珍に預けられて育ちました。
鉄珍の元で修行に励んだ鋼鐵塚でしたが、大人になってからもその性格は変わりませんでした。
【鬼滅の刃】刀に対するこだわりが強すぎる?
鋼鐵塚は、その強すぎる愛故に、刀に何かあれば烈火の如く怒り狂います。
刀鍛冶仲間の言葉によると「鋼鐵塚さんは情熱的な人ですからね、人一倍刀を愛していらっしゃる」とのことです。
情熱的と言えば聞こえはいいですが、度が過ぎているように感じます。
一度怒り出した鋼鐵塚を大人しくさせるのは容易ではありません。
しかし、大好きなみたらし団子を与える事、脇をくすぐる事で大人しくなるようです。
余談ですが、鬼殺隊選抜試験に向けた修行の際、鱗滝が炭治郎に「刀を折ったら骨を折る」と脅していたのは、炭治郎の担当となる鋼鐵塚の面倒臭い性格を知っていたからかもしれませんね。
【鬼滅の刃】何度も鋼鐵塚に脅された炭治郎
炭治郎が刀を破損、紛失した際にも、鋼鐵塚は怒り狂いました。
一度目は自作の包丁を片手に、二度目の時は両手に持ち、頭部にも二本包丁を巻いて炭治郎に襲いかかりました。
ちなみに、この時鋼鐵塚が持っていた包丁は、切れ味が鋭すぎるために、恐ろしくて料理に使えないと言う代物です。
三度目の破損時には、炭治郎の元へ恐ろしい手紙が届きました。
「お前にやる刀は無い」「呪うのろうゆるさないゆるさないゆるせない」「呪ってやる憎いにくい憎い」…その内容を見て、炭治郎は青ざめます。
その手紙を最後に、鋼鐵塚は音信不通になってしまいます。
三度も刀をダメにした炭治郎を拒絶しているかと思われましたが、その実は違いました。
鋼鐵塚は、炭治郎にもっと強い刀を作ってやるため、山籠りをして修行に励んでいました。
炭治郎が、鋼鐵塚を嫌う事なく、今までずっと指名し続けてくれた事を嬉しく思い、なんとか力になりたいと思っていたのです。
【鬼滅の刃】鋼鐵塚が研磨中に上弦の鬼が襲撃
刀鍛冶の里にて、戦国の時代の錆びた刀を発見した炭治郎と虎徹の前に、突如、山籠りで筋骨隆々になった鋼鐵塚が現れます。
刀を強引に奪った鋼鐵塚は、特殊な研磨術を使い、錆びた刀身を元に戻してみせると豪語します。
その研磨術は、鋼鐵塚家に代々伝わるもので、三日三晩、不眠不休で研ぎ続けなくてはならない過酷なものでした。
さっそく小屋にこもり研磨を始める鋼鐵塚でしたが、その最中、刀鍛冶の里は上弦の鬼達の襲撃を受けてしまいます。
【鬼滅の刃】鬼が引くほどの凄まじい集中力!
里を襲撃した上弦の鬼、玉壺は、小屋にこもり、刀を研ぎ続ける鋼鐵塚を発見します。
玉壺が声をかけても、鋼鐵塚は全く気付きません。
芸術家を気取る玉壺は、刀に没頭する鋼鐵塚に嫉妬し、なんとかしてその集中を切りたいと考えます。
しかし鋼鐵塚は、背中を斬られても、お面が割れても、片目に十字傷を付けられても、仲間が傷つけられても、研磨をやめませんでした。
挙げ句の果てには小屋ごと吹き飛ばされ、地面に打ち付けられますが、それでも無言で伽石を拾い、刀を研ぎ続けました。
その様子に、流石の玉壺も「馬鹿か?まともではない…」とあきれて立ち去ってしまいました。
【鬼滅の刃】最終回では「鋼鐵塚整備」として登場
10歳の虎徹少年に「人付き合い下手なんですよねこの方。だから未だに嫁の貰い手も来ないんですよね」と揶揄されていた鋼鐵塚。
しかし最終話では、町の風景の中に、ひっそりと「鋼鐵塚整備」が登場していました。
もしこれが子孫の会社なのだとしたら、あの厄介者の鋼鐵塚は、結婚していたことになります。
にわかには信じがたい事実です。
コミックスの情報によると、刀鍛冶仲間の鉄穴森は、奥さんに一目惚れだったとのことでした。
鋼鐵塚にも、電撃的な出会いがあったのでしょうか。
実は、7/3に発売される小説、「風の道しるべ」に、鋼鐵塚のお見合い話が収録される事が判明しています。
これを読めば、謎が解けるかもしれませんね。
まとめ
変わり者で、刀に対して人一倍熱い思いを持つ鋼鐵塚。
彼が三日三晩かけて磨き上げた刀は、最終戦にて無惨を切り裂き、致命傷を負わせました。
鋼鐵塚は、無惨討伐における影の立役者と言えそうです。
鬼がいなくなり、日輪刀のいらなくなった世界で、鋼鐵塚はどのように生きていったのでしょうか。
その生涯が穏やかであったことを願います。

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