鬼滅の刃の物語には、鬼が必ず付きまといます。
その中で、鬼の始祖である鬼舞辻無惨の力で鬼化されてしまう人間が存在します。
鬼化の影響は、死を招くか、強大な力を手に入れるのかのどちらかになってしまいます。
誰でも鬼化できるわけではないです。
無惨は、平安時代から生き続けて、自分の血を人間に与え続け、大量の鬼を作り出して行きます。
そんな鬼化の条件等を詳しく説明していきたいと思います。
目次
【鬼滅の刃】鬼化とは?
鬼滅の刃で言う鬼化とは、人間から鬼に変化してしまう事です。
鬼化すると、人間の血と肉を求めて食べたくなる衝動が起きてしまいます。
それに従い満足するまで襲い続けます。
鬼舞辻無惨の血を受けて吸収することで、体中の細胞の全てを鬼として組み換え、そこらか強大なエネルギーを発生させて変貌させます。
鬼化に成功すると肉体が人間以上の力と能力を持ち、傷を付けられても再生力もあり回復する場合もあります。
倒す為には、首を切断しないと活動が停止しないです。
【鬼滅の刃】鬼化には無惨の血が関係していた?
鬼舞辻無惨は、太陽を克服する体質の人間を探す為に鬼を作り続けて行きます。
その理由として、無惨は、平安時代に貴族の息子として誕生しましたが、体が悪く死にそうになります。
とある医者が、無惨を生存させる為に、様々な薬を開発しそれを飲ませます。
無惨は、強靭な体を得ますが、代償として陽の光を浴びれなくなってしまいます。
それから、太陽の光で消滅せずに永遠にこの世を生きる為に行動を開始して行きます。
その基盤を作る為に、手助けとなる上弦の鬼も作り続けて行きます。
日の呼吸の開祖の継国緑壱の兄を黒死牟にしたり、猗窩座等を配下にして行きます。
更に、自分の命を守る為や、青い彼岸花の情報を得る為に人間を次々と鬼化させます。
鬼化をさせるには、無惨の血を体内に取り込んで行く事が条件となります。
要は、鬼になる為には鬼舞辻無惨の血がどうしてもないと実現しないと言う事です。
【鬼滅の刃】なぜ鬼化せずに死んでしまう例もあるのか?
鬼舞辻無惨の血を飲んでも、鬼化せずに死んでしまう事もあります。
その理由は、無惨の血に原因があります。
無惨の体内の血液は、薬でもあり毒にも変化をするからです。
その血は、人間を鬼にする効果があります。
しかし、あまりにも量が多すぎると猛毒を浴びる様な状態と同じで細胞を破壊していき死亡してしまいます。
鬼化せずに死んでしまった人間は、血液の量も多すぎて耐えられなかったはずです。
鬼化するには、過剰すぎない量がある程度必要です。
珍しいケースではありますが、十二鬼月の下弦の伍である累について述べます。
無惨は、人間でとても病弱な累を仲間にするために自分の血を与えます。
それは、累を治療する目的もあり行います。
すると血を注がれた累は、見事に鬼化に成功し、下弦の伍として一気に無惨率いる十二鬼月の一員となります。
この場合、体の弱い累にとって無惨の血は薬の効果を果たしたという見方が出来ます。
累は、無惨の血液が自分の体の回復に良い方向に働きましたが、その代償として人間を捨てて鬼となってしまいます。
生きるか死ぬか運次第の部分もありますが。長く生き続けてきて人間達を気が遠くなる程実験の様に鬼化させて行って、生殺与奪の加減を身につけて量も理解したはずです。
【鬼滅の刃】ねずこが鬼化で強くなったわけ!
炭治郎の妹である禰豆子は、無惨に襲撃を受けて家族を殺され、自分も傷つきますが、無惨の血が傷口に入りますが生き延びる事に成功します。
その影響で、禰豆子は鬼と化してしまいます。
最初は、兄の炭治郎を攻撃してきますが。完全な鬼にはならず炭治郎の必死の呼び掛けで涙を流し止めます。
更に富岡義勇が現れて、炭治郎が倒されそうになる所、禰豆子は庇います。
人間の血肉を好み、飢餓状態であるにも関わらず耐え抜いて血も人も食べたり飲まないと決める強靭さを見せます。
やがて無惨の血の影響で、炭治郎が危機に瀕した時に、血が燃えて爆発させる血鬼術・爆血に目覚めますが、この力は、上弦の鬼達の力に匹敵する程です。
そして、炭治郎や仲間達を救う為に何度も使用します。
禰豆子の戦う姿は、強く熱いです。
カッコ良すぎます。
鬼化で体を再生する能力も手に入れますが、少し回復するまで遅いです。
それでも、体の何処かが切断されても、血を凝固させて強引に繋げば動けるようになります。
無惨の血の力で禰豆子は、強くなったのかもしれませんが、それとは別に日の呼吸の子孫だった部分も多いに関わっているのだと思います。
日の呼吸の開祖、継国緑壱は、死ぬまで鬼を退治して行く事にその生涯を費やします。
そんな緑壱の血を引いていて、精神的、肉体的強さも少なからず引き継いでいるのも加わっているのではないかと感じています。
それと、炭治郎との兄弟愛も禰豆子を強くさせたと思います。
鬼化した禰豆子を必ずどんな事をしてでも人間に戻すという炭治郎の熱き思いと、やさしさと諦めない頑固さが禰豆子に伝わり、共に戦うという意欲に向かわせたのだと信じています。
【鬼滅の刃】治療として鬼化を利用!?
鬼化の能力は、ただ戦う時にしか使用されるわけではないです。
禰豆子は、炭治郎が累と戦っている最中、死んだ母親の呼びかけで血を燃やして爆発させる爆血の血鬼術に目覚めます。
その血からは、高温で敵を爆発させたり、炭治郎の日輪刀の一撃を爆発した力で加速させる手助けをしたり、ピンポイントに燃やしたい対象のみ攻撃するという特殊な能力です。
非常に禰豆子は、これを臨機応変に利用します。
特に驚いた光景は、禰豆子が相手を治療する為に使った事です。
これは、とても衝撃的です。
それは、炭治郎達が音柱の宇随天元と吉原の遊郭で十二鬼月の堕姫と妓夫太夫と戦った時の事です。
炭治郎や伊之助は、妓夫太夫との戦いで毒を受けながらも倒しますが動けなくなります。
同じく天元は、戦いで左腕と左目を失い、血鬼術の猛毒を全身に浴びます。
炭治郎は、堕姫達の死体の爆発に巻き込まれますが何故か無事です。
その近くには、禰豆子が居ます。
伊之助も毒を受け心臓が弱る中、突然、禰豆子は伊之助の身体を燃やします。
すると毒で爛れた皮膚も元に戻り、いつもの伊之助が復活します。
更に死を迎える天元の全身を禰豆子は爆血で燃やします。
すると天元は、毒が完全に消えて蘇ります。
禰豆子の爆血は、毒を燃やして飛ばしたから炭治郎達は助かったのだと考えています。
爆血術を使った画期的な治療を行った禰豆子は、無意識でやっていたのかもしれませんが人を救える可能性を見せてくれて今でも印象に残っています。
鬼化を戦いに使う所も良いですが、治療での活用をもっと見たかったです。
【鬼滅の刃】炭治郎も鬼化!?
炭治郎が鬼化した姿は、非常に衝撃的すぎます。
無限城を出現させた、鬼舞辻無惨を倒す為に炭治郎達は、潜入します。
多大な犠牲を発生させながらも遂に、無惨と対峙します。
戦いの最中、炭治郎は、無惨の一撃を目に受け倒れます。
珠世の薬を体内に注入され生き返りますが、無惨の攻撃には血が入っています。
その影響で炭治郎の顔の半分が、鬼化し醜く膨れ上がります。
とても腫瘍みたいな感じで不気味でしたが、炭治郎は自我をハッキリさせていて無残に戦いを挑みます。
本当に炭治郎の鬼化の姿を見た時は、どうなってしまうのだろうかと不安になり怖かったです。
その後、炭治郎は、ヒノカミ神楽の斬撃の繰り返しと、柱や仲間達の奮闘で、無惨を太陽の光で焼き倒す事に成功します。
しかし、炭治郎は、致命傷を受けて、力を使い果たして死んでしまいます。
無惨は、死の間際に自分の想いを託すために、炭治郎に自分の血と力を全て注ぎ込みます。
すると炭治郎は、無惨の全てを取り込んでしまった為、我を失い鬼となってしまいます。
その時に、目の腫瘍の様な物を消し、無惨に衝撃波で吹き飛ばされた腕を再生させます。
更に太陽の光も完全に克服し、無敵の最強の鬼と化します。
炭治郎は、大暴れし鬼殺隊を殺そうとして、止めに来た妹の禰豆子に噛みつきます。
でも、炭治郎は、異形の鬼の姿に身体を変化させながらも、禰豆子を殺そうとせず自分を取り戻そうと動きを止めようとします。
富岡義勇や善逸達は、炭治郎を殺そうとしますが出来ずに固まってしまいます。
そこに、栗花落カナヲが現れます。
カナヲは、胡蝶しのぶが藤の花から開発した鬼を人に戻す薬を渡されていて、たった1つの貴重な薬をこの為に使うのだと悟ります。
カナヲは、花の呼吸の終ノ型を使い、失明覚悟で炭治郎に近づきます。
そして、一瞬の隙を付いて薬を注入します。
すると炭治郎の鬼化が解けて、元に人の姿となり生き返ることに成功します。
鬼になり手や目が再生しましたが、人間に戻りその機能は再び失われてしまいます。
日の呼吸を使い、太陽も克服し戦う鬼、炭治郎が完全な状態になってしまったなら、誰もが立ち向かっても勝てなかったかもしれないです。
まとめ
鬼化するには、鬼舞辻無惨の血の必要性があると言う事を色々と説明しましたが、単純に血を飲めばすぐになれると言う訳ではないです。
この鬼化が、炭治郎や柱達鬼殺隊を苦しめ、人類を滅亡させる危機を招いたことは事実です。
鬼化されると大半の者達は、鬼として無惨に従う形になりますが、禰豆子が耐えて炭治郎と共に戦う事になったのが、無惨に終止符を打つきっかけになります。
禰豆子の鬼化した血鬼術が強くて素敵です。
炭治郎の鬼化も見て絶句しましたが、仲間達の協力で戻って安心です。
完全に鬼となってしまったら、鬼殺隊は全滅です。
鬼舞辻無惨という驚異的な存在は、様々な行動を起こしますが、鬼化が物語を面白くさせてくれる事は間違いないです。

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