鱗滝左近次は元水柱であり、引退後は育手として鬼殺隊に関わり続けています。
弟子には義勇と炭治郎がいて、実績を見てもわかる通り育手としてもエキスパートなのです。
常にお面をつけており、素顔を明かさないことも特徴の一つです。
引退してなお、丸腰でも剣を持った炭治郎に勝る強さを持っています。
現役時の強さは果たしてどれだけのものだったのでしょうか?
そんな鱗滝左近次についてまとめてみました。
目次
【鬼滅の刃】炭治郎の師匠 鱗滝左近次
鱗滝は元・水柱で、炭治郎の他に義勇も育てている優秀な育手です。
その義勇からの紹介で炭治郎を育てることになりました。
鱗滝は狭霧山に住んでおり、そこで炭治郎に水の呼吸を教えていきます。
教え方は結構スパルタです。(炭治郎の日記より)
また、鱗滝は炭治郎と同じく鼻が利き、人の感情などを感じ取ることができます。
炭治郎と出会った当初は、炭治郎から優しい匂いを嗅ぎ取り、鬼狩りには向かないと思っていました。
年齢は不詳ですが、白髪であることや、しゃべり方、柱だった頃が40年前頃であることからそれなりに年配だと考えられます。
【鬼滅の刃】鱗滝がお面をしている理由は?
作中では触れられていませんが、実はアニメ版の「大正コソコソ噂話」で明らかにされています。
その驚きの理由がこちら!
“顔立ちが優しすぎるため、何度も鬼にバカにされたから”
柱にまで上り詰めた腕前、育手となってからも結構なスパルタ指導を課す厳しい鱗滝からは想像できないですよね。
どんな時も必ずお面をつけているので、相当なコンプレックスであると考えられます。
何度も鬼にバカにされるほどの優しい顔立ちであれば、油断させる為に利用するのも手…だったかもしれませんね。
(同じくお面をつけているキャラである鋼鐵塚が実はイケメンだったので期待してしまいますが…)
【鬼滅の刃】鱗滝は昔から強かった?
炭治郎が最終選別で戦った異能の鬼(手鬼)はかつて鱗滝と戦ったことがある鬼です。
鱗滝が手鬼を捕まえてからすでに年号が2回変わっていることを考えると、当時の鱗滝はかなり若いと思われます。
当然その頃は手鬼も炭治郎が遭った時に比べれば弱いのですが、手鬼を追い詰めるまでの凄まじい身のこなし、また生け捕りにできる腕前は相当であると思われます。
のちに柱にまで昇り詰める鱗滝は昔から強かったと言えるでしょう。
【鬼滅の刃】鱗滝の弟子たちは?
鱗滝には少なくとも14人の弟子がいました。
(義勇は手鬼に遭わずに最終選別を終えています。)
そのうち、13人は手鬼によって殺されています。
その中には炭治郎と一緒に修行してくれた真菰と錆兎も含まれています。
鱗滝が炭治郎に最終選別への条件に大きな岩を切ることを課したのは、これ以上大切な弟子を失うのを恐れてのことでした。
特に錆兎は義勇と同期で最も力がありました。
その錆兎が帰ってこなかったことは、鱗滝にとってとても衝撃であり辛いことであったと思われます。
炭治郎は真菰と錆兎に出会い、死んでいった弟子たちがみんな鱗滝を慕っていることを知っていました。
「きっと帰ると言う約束通り帰ったんだよな 大好きな鱗滝さんの所へ 故郷の狭霧山へ」
鱗滝にも教えてあげて欲しいほど、優しいセリフだと思います!
【鬼滅の刃】鬼化した禰豆子を温かく見守る
炭治郎が鱗滝のもとにやってきてから禰豆子は2年間眠りっぱなしになってしまいます。
その間、炭治郎は修行・最終選別と家を空けることも度々ありました。
鱗滝は炭治郎がいない間も禰豆子を優しく見守っています。
その時、鱗滝は眠っている禰豆子にある暗示をかけています。
「人間は皆 お前の家族だ 人間を守れ 鬼は敵だ」
禰豆子が人を襲わないように、願いを込めているんですね。
また、禰豆子の存在が明らかになり柱合会議で殺すべきだと意見が出てしまった時には、親方様に手紙を出しています。
「もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は 竈門炭治郎およびー鱗滝左近次 富岡義勇が腹を切ってお詫び致します」
鱗滝のここまでの思いを知った時、炭治郎の目には涙があふれました。
【鬼滅の刃】無惨戦では輝利哉と禰豆子を護衛
鱗滝は、無惨戦に入ってからは珠世からもらった人間に戻る薬を飲み、苦しんでいるように見える禰豆子を辛抱強く見守りました。
炭治郎にとって、この役目を頼めるのは鱗滝しかいないでしょう。
場所は明らかにされていませんが、もしかしたら産屋敷邸なのかもしれません。
この時の鱗滝は炭治郎が鬼となった禰豆子を連れてきた日のことを思い返していました。
2人が現れ、局面は大きく動き出したこと…そこに自分も巡り合えたことを何かの運命のように感じていました。
禰豆子は苦しんでいましたが、突然跳ね起き走り出します。
鱗滝と輝利哉はそんな禰豆子を見送りました。
【鬼滅の刃】最終回でも明らかにされなかった鱗滝の素顔
死闘の末、無惨を倒し鬼のいない世界がやってきました。
蝶屋敷にお見舞いにやってきた鱗滝の顔にはやっぱりいつものお面がついています。
禰豆子に抱きつかれても外れることなくしっかりと鱗滝の顔を守り続けていましたw
鬼にバカにされるほどの優しい顔立ちを最後に拝んでみたかったですね!
【鬼滅の刃】鱗滝左近次の名言
鱗滝は口数の少ない男です。
でも、その分一言一言に重みがあります。
そんな鱗滝左近次の名言をまとめてみました。
「判断が遅い お前はとにかく判断が遅い」
炭治郎が鱗滝に初めて会った時に言われて言葉です。
優しいが故に甘く、迷ってしまう炭治郎にぶつけられた厳しい言葉…現代を生きる多くの人の胸にも響くのではないでしょうかw
「人に聞くな 自分の頭で考えられないのか」
鬼を殺す方法がわからず鱗滝に助けを求めた炭治郎に放った言葉です。
こちらも炭治郎に限らず多くの人の胸に響く…というより刺さるセリフですw
「妹が人を喰った時にやる事は二つ 妹を殺す お前は腹を切って死ぬ 鬼になった妹を連れて行くというのはそういう事だ」
厳しい言葉ですが、根底にあるのは深い優しさです。
禰豆子(鬼)を連れて行くことを遠回しに認めていることがわかる言葉ですね。
簡潔で迷いのない結論を導き出せるのも年の功でしょうか。
「よく生きて戻った!!!」
最終選別から戻った炭治郎を抱きしめて言った言葉です。
弟子を13人も殺され続けた鱗滝にとって、炭治郎は生きて戻ってこないかもしれない…そんな不安でいっぱいだったはずです。
普段、感情を表に出さない鱗滝の涙が感動的です。
「もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は 竈門炭治郎およびー鱗滝左近次 富岡義勇が腹を切ってお詫び致します」
親方様にあてた手紙の抜粋です。
他人であるはずの竈門兄妹に対し、命までかけてくれた鱗滝。
ここにも優しさが溢れています!
義勇も含め、水の呼吸の使い手は優しい人ばかりな気がしますね。
まとめ
鱗滝は義勇と炭治郎…多くの弟子に慕われる人格者であることがわかります。
特に親方様にあてた手紙は鱗滝の人柄の深さが窺えるエピソードですね。
柱であった頃から最終決戦まで、常に自分にできることをし続ける鱗滝は、鬼殺隊にとっても頼りになる存在でしょう。
素顔が見れなかったのは残念(?)ですが、それはそれで乙なのかもしれませんね。
長い間、悲願だった無惨を倒す日に生きて立ち合えたこと、本当に良かったですね!

⇒「炭治郎」と「ねずこ」の深い絆!二人のエピソードや活躍ぶり・・
⇒かわいい!強い!真菰が炭治郎を指導した理由とは?鱗滝への想・・
⇒錆兎(さびと)と冨岡義勇の関係と刀の共通点があった!かっこ・・