【鬼滅の刃】23巻は感謝のオンパレード!『鬼滅の刃』最終巻は豪華描き下ろし!追加と修正のネタバレ解説と考察

2020年の話題を席巻した『鬼滅の刃』。

特に無限列車編が公開されて以降のブームは周知のところでしょう。

「鬼滅」という単語とLiSAの主題歌を聞かない日はほぼ皆無。

そのファン待望の23巻が2020年12月4日に発売されました。

書店には開店前からサラリーマンが並ぶ姿がニュースになるなど、もはやレジェンドの様相です。

ここでは、その23巻における連載時との追加や相違点、そこに込められた思いなどを紹介していきたいと思います。

 

【鬼滅の刃】 まずは表紙カバー!

お店で目を引く表紙のイラスト。

笑顔の炭治郎と禰豆子です。

ここで注目すべきは22巻までと違うオモテ表紙の背景色

ダークファンタジーよろしく今までは黒主体でしたが、最終巻で全てが解決したかを象徴するように白一色

帯カバーに書かれた描き下ろしのキャッチコピーに期待せずにはいられません。

掴みはOKです。

 

【鬼滅の刃】ウメクサのイラストと解説

単行本のウメクサ(右ページの空白ページ)には数点にわたる追加のイラストと解説がありました

気になるところは以下の部分です。

 

その1:ダブルヒロイン

カナヲと禰豆子の笑顔のツーショットです。

一見何気ないイラストですが、これが現代版でカナタと燈子のフラグになっています。

 

その2:お墓の話

人間のお墓の形が分からない伊之助。

禰豆子が丁寧に墓参りへの大切さを説明していました。

 

その3:家紋の家

藤の家で炭治郎たちをケアしてきた老婆。

年甲斐にもなく大泣きする姿を笑うことなかれ。

今までどれだけ多くの隊員を見送ってきたかと想像するだけで感極まります。

 

その4:遺書

鬼殺隊員がしたためた遺書。

その多くが炭治郎と禰豆子の幸せを願っていたようです。

最終回の追加ページでは、輝利哉の許可で遺書を読む2人のシーンが描かれていました

 

【鬼滅の刃】204話の追加修正~鬼のいない世界~

連載時のラス1で復活していた炭治郎の左腕。

しかし単行本では、その作画ミスは本来のお爺さんのような腕に修正されました

実は連載時でワニ先生こと吾峠先生もこのミスに気が付いていました。

刷版の都合で間に合わなかったのでしょう。

連載時には奥付で謝罪という異例のコメントを残しました。

ここでもう一度表紙カバーを見直しましょう。

炭治郎が右手を挙げているのは勿論のこと、左腕が隠れるような構図であることにお気づきでしょうか?

そして追加ページは204話では三郎おじさんと再会して、家族の墓参りをする次からの8ページです。

亡くなった家族の名前を心の中で呼びながら帰郷の報告をする炭治郎。

その時、2人を囲むように「おかえり」とねぎらう竈門家の人々。

炭治郎と禰豆子にしか聞こえないシーンは、本当に長い旅が終わったんだなぁと実感します。

 

【鬼滅の刃】最終回205話の追加修正~幾星霜を煌めく命~

発売時に話題になった大量描に追加された最終回

ますは連載時における最終回の構成です。

この時は炭彦の寝坊から始まり、最後はマンションの壁に飾られた炭治郎たちの写真でエンドとなりました。

これに対して単行本の構成は、炭彦の寝坊以降のシーンは中挟み。

前半は炭彦とカナタの祖母が登場しました。

最終回でまさかの新キャラ。

連載時に感じた唐突感は、炭治郎が曾々おじいちゃんという位置付けが分かると同時に、時の流れを感じさせるには良い挿入だと思います。

そして後半。

見開きのページにおいては、誰もが知りたかったその後の炭治郎たちの姿が写真のように描かれています。

炭治郎とカナヲ。

善逸(手だけですが)と禰豆子。

伊之助とアオイ。

後の夫婦となる各々のツーショットにファンも一安心でしょう。

禰豆子の花飾りは善逸からのポロポーズ、新婦が被るベールに見立てているのでは?と勝手に想像したりします。

そのほか、ツーショットといえば、鰻屋で仲良く?食事をする義勇と不死川。

お互いに意識しあうシーンが何とも。

そして、その後に続く8ページ。

鬼殺隊をはじめ今までの主要キャラが総出で、生きることの奇跡と賛歌の言葉がポエムのように綴られていました

コロナ禍の今だからこそ、「精一杯生きてください」という言葉が胸に染みてきます。

最後の2ページに掲載された吾峠先生からのメッセージも必読です。

表紙カバーのとじ込み部分も含めて、感謝と“ありがとう”の言葉が洪水状態でした。

そのほか、意外と見落としがちな修正箇所。

炭彦と桃寿郎が閉じた校門を飛び越えるシーンでは、連載時に不在だった村田先生が追加されるなど、嬉しいファンサービスが隠されていました

 

【鬼滅の刃】子孫世代の相関図

205話の追加ページでは、炭治郎たち子孫の設定が細かく書かれていました

子孫、曾孫と呼称が混在するのは、生き残った人々の寿命にばらつきがあるためでしょうか。

あの時代から生存しているのは輝利哉と愈史郎の2名

炭彦は炭治郎に、カナタはカナヲに似ていますね。

善照も曾お爺である善逸に似ていますが、伊之助の子孫である青葉は対照的に大人しそうな雰囲気でした。

そして鬼と戦い命を落とした人たちは生まれ変わり

輪廻転生という言葉がぴったりです。

 

【鬼滅の刃】まとめ

国会審議でも使用された「全集中」。

例えニワカと言われても、良い作品は否が応でも万人が認め、後世に語り継がれるものです。

「鬼滅の刃」のおかげで、マンガや映画、様々なコラボなど、底打ちした経済回復の一助を果たしたのは紛れもない事実

恐らくは数年後の社会科の資料集に掲載しても不思議でないでしょう。

願わくは、いずれ製作されるであろうアニメの第二期までこの勢いが続いて欲しいものです。

▶▶鬼滅の刃23巻を読む(何度読んでもグッときます・・)

 

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1 個のコメント

  • 素晴らしい解説と細かい描写で、最後まで飽きることなくワクワクしながら読ませて頂きました。
    もちろん作者の才能と編集者の努力と様々な製作人のたまものではありますが、
    アニメから入って遊郭編から次がどうなるのか原作を読む時間のないわたしのような人間には、
    ものすごい助けになりました。
    不思議なもので、これである程度安心できたので、この数年後落ち着いてから、ゆっくり時間をかけて作品を追えます。(この1年学びに力を入れたいため好奇心との闘いに時間を割かず学びに集中できます)
    丁寧な記事をありがとうございました。
    楽しかったです。落ち着いたのちの楽しみも出来ました。ありがとうございます。

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