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最新ネタバレ『キングダム』632-633話!考察!朱海平原の戦いに勝利した秦軍

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羌瘣のおかげで生き返った信

前回は、信が急に立ち上がったので、飛信隊全員が驚いたところで終わりました。

さて、蚩尤族の禁術を使って「天地の間」へ助けに向かった羌瘣。

自らの命を失おうとも、どうしても信を救いたかったようです。

信を助けたい気持ちは仲間だからなのか?

それとも、羌瘣にとって大事な人だからでしょうか?

今回は、羌瘣の信に対する心の変化と、朱海平原の戦況を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』632話!のネタバレ

それでは『キングダム』632話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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歓喜に包まれる飛信隊

目を覚まして、突然立ち上がった信。

飛信隊全員が、涙を流して信を見つめていました。

皆に心配させておきながら、信は状況が分からず不思議そうな顔をしています。

でも、生き返ったことは確か

飛信隊は喜びを爆発させました。

「信ー!!」

「隊長ー」

「うわああああ」

 

仲間全員が突進!

信は押し倒されてしまいました。

喜びのあまり、楚水は信の口や顔を引っ張る始末

信は痛そうにしています。

渕副長は、なぜか信の股間に向かって泣き叫んでいました。

「信殿、あなたって人は」

すぐ後ろでは、竜有が泣きながら怒っています。

「驚かせんじゃねェよ、信

 お前はっ・・・おっ」

田永は喜びのあまり、混乱しているのか信を殴ろうとしていました。

慌てて周りに止められる田永。

殴りたくても、河了貂が信に抱きついているので殴れません。

河了貂もまた、涙を流して喜んでいたのです

「よかった、よかった」

よほど信を失いたくなかったのでしょう。

河了貂の体は少し震えていました。

 

仲間の反応に困惑する信。

ふと地面に視線を送ると、隣では羌瘣が横たわっていました

信は何も覚えていないのでしょうか?

呼びかけるわけでもなく、信は羌瘣を見つめていたのです。

 

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羌瘣の気持ち

松左と去亥の助けもあり、「天地の間」から脱出できた羌瘣

何もない真っ白な世界に戻ってこられましたが、ひとり道に迷っていました。

羌瘣が困っていると、後ろから話しかけてきたのは象姉でした。

「ったく

 まったくこの子は・・・」

象姉は腕を組んで呆れ顔

手のかかる妹のことです。

心配で案内しに来てくれたのでしょう。

きっと象姉と話せるのはこれで最後のはず

羌瘣が現実に戻るまで、二人は座って話を始めました。

 

羌瘣が使った禁術は、自分の命を使って人を助ける術です

蚩尤(しゆう)族の奥義とは真逆にあるため、本来は誰も使えないはずでした。

使えないからこそ、禁術は昔から「うそっぱち」だと言われていたのです。

でも、羌瘣は信のために使えました。

象姉は驚いていたのです。

 

姉として、気になるのは羌瘣のお相手

少し黙ったあと、微笑んで言いました。

「そんなに命がけで

男を好きになることがあるんだね

 しかも、あの瘣が」

「え?」と、キョトンとする羌瘣。

命を投げ出して信を助けようとしたのです

象姉からすれば、それだけ好きな相手だと思っていました。

ところが、羌瘣は自覚がありません。

恥ずかしそうにうつむいて「戦う仲間だから」とつぶやいたのです

 

仲間ならば、誰でも命がけで助けるのでしょうか?

象姉は、相手が尾平でも禁術を使ったのか尋ねます。

羌瘣のなかでは、さすがにそれは「ない」ようです。

例えに使われた尾平は可哀想ですね!

どちらにせよ、他の人では禁術は発動できなかったでしょう。

それだけ信に対する羌瘣の思いが強かったといえます

 

羌瘣が「好き」という気持ちに鈍感なのは分かりました。

ならば「気になる」でもいいでしょう。

羌瘣は、いつから信のことが気になったのでしょうか?

象姉は尋ねました。

「いつからそんな感じだったの?

 姉さんに正直に言ってみな」

悩む羌瘣。

少しだけ沈黙が続きます。

 

答える気がないかと思いきや、羌瘣は言いました。

「それは割と

 会ってすぐくらいからだったかも」

「えっ」と驚く象姉。

そんな昔から信を気になっていたとは驚きです。

姉としては複雑な心境。

象姉はニヤニヤしながらつぶやきます。

「はーいいなー

 うらやましーなー

 ムカつくぐらいうらやましー

てか、ムカつく」

謝る羌瘣。

象姉の冗談はさておき、そろそろお別れの時間が近いようです。

真面目な表情に戻った象姉。

羌瘣と向かい合って座り、大事な話を始めたのです。

 

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象姉の大事な話

象姉の大事な話とは、悪い事が一つ。

おまけで、いいことが二つありました。

象姉は真剣な表情で話し始めます。

「では、悪いことの一つは・・・

 やっぱりあんたの寿命が縮んでしまった!」

羌瘣は禁術を使った代償として、やはり寿命の半分を失ったようです。

しかし、「天地の間」に残ってくれていた松左と去亥のおかげで助かることができました。

命が助かっただけ幸運だったといえるでしょう。

 

また、寿命だけではありません。

今回発動した禁術は、もう二度と使うことができません。

ほかの術に関しても使えないか、もしくは弱くなった可能性がありました。

「後悔してる?」

象姉の問いかけに対して「全く」と答える羌瘣。

本人は後悔していないようです。

 

会話をしていると、羌瘣の手が消えていくではありませんか。

そろそろ戻る時間のようです。

でも、もう少し象姉と話をしていたい羌瘣。

飛信隊では二番目に強い羌瘣ですが、姉に対してはまだ甘えたいようです。

「バカ」と、注意する象姉。

ここでした会話は現実に戻ると忘れやすいもの。

象姉は羌瘣の両手を掴んで言いました。

「頑張って覚えときな

 逆に二つのいいことって

 いうのはね―」

フッと目を覚ました羌瘣。

周りには、飛信隊の男共が心配そうに羌瘣の顔を覗き込んでいました。

「目を開けたっ」

「羌瘣も目覚めたぞォ」

「やっ、やったー」

再び歓喜に包まれる飛信隊。

信は横たわる羌瘣を抱えて、名前を何度も呼びます。

じっと信をみつめる羌瘣。

ゆっくりと口を開きました。

「お前の・・・方こそ

 大丈夫か・・・?」

 

実は信。

死んでいる間の記憶はないらしく、尾平から羌瘣のおかげで生き返ったと知ったようです。

冷静に考えてみれば、死んでいるわけですから記憶がないのは当たり前ですよね。

信は改めてお礼を言います。

「よく分かんねーが

 お前が本当に助けてくれたんなら

 ありがとな、羌瘣」

羌瘣は穏やかな表情で返事をします。

「・・・別に

 大したことはしてない

 ゴホ」

何かを察した信。

黙って羌瘣をみつめます。

周りにいる仲間は何が起きているのか、理解できていませんでした。

 

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飛信隊再始動

信と羌瘣、二人とも生きて仲間の元へ戻ってこられました。

喜びも束の間、飛信隊の輪に入って来たのは蒙恬です。

「ハイハイ

 おとりこみ中悪いけど

 そんなのんびりしてる戦局ではないよ

 飛信隊」

蒙恬率いる騎馬隊が登場。

隣には王賁や番陽もいます。

 

信が死んだと聞いて、人ごみに向かって駆けつけた蒙恬たち。

生きている信をみてホッとしたようです

王賁もムスッとした表情をしていますが、安心したようですね。

 

蒙恬の言う通り、のんびりしているヒマはありません。

後ろからは王翦軍の部下が叫んでいます。

「飛信隊なぜ動かぬ

 さっさと李牧を追わぬかァ

 本営からの伝令を無視しよって

 これは軍法会議ものだぞォ」

本営のおっしゃる通りです。

信の死に動揺した飛信隊は勢いが止まり、李牧を追うどころではなくなっていました。

 

泣いた顔をゴシゴシとふく河了貂。

軍師として周囲に指示を出します。

「騎兵は騎乗して

 小隊から作れ、すぐに動くぞ」

信の生還により息を吹き返した飛信隊。

河了貂の指示で、まずは楚水隊が前進。

飛信隊が一気に再始動します。

 

羌瘣を仲間に託し、信は馬に乗ろうとしました。

でも、まだ生き返ったばかり。

体の強烈な痛みにより、いつものように騎乗できません。

信の体が悲鳴をあげるのは当然でしょう。

近くに倒れている龐煖をみて、蒙恬は言いました。

「それはそうだろ・・・

 だってお前・・・

 本当に、あの龐煖を倒したんだろ?」

龐煖を倒したことを思い出した信。

しかし、命がけで戦っていたからでしょう。

戦いの途中から、あまり覚えていないようです。

 

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朱海平原の戦況

記憶があいまいな信。

でも、大事なことは戦争に勝つことです。

目の前にいたはずの李牧はもういません。

なにより蒙恬は本来、左側の戦場で戦っているはずです。

なぜここに居るのか理解できませんでした。

信は蒙恬に戦況を尋ねます。

すると、蒙恬は結論から話し始めました。

「・・・そうだな

 まずは何より・・・

 李牧に逃げられたっぽい」

蒙恬の言う通り、李牧は戦場から脱出しました。

もちろん、王翦軍は本陣ごと討とうと狙いましたが、その前に逃げられたようです。

 

李牧が去ったあと、敵本陣を倉央軍が占拠。

その倉央軍も今は李牧を追っています。

飛信隊と共に戦っていた亜花錦軍。

亜花錦がいち早く反応し、李牧を追って行きました。

しかし、まだ吉報は届いていません。

 

信は苛立ちます

「くそっ、俺のせいだ

 俺がくたばって

隊の連中が動けなかったから」

でも、蒙恬はそうは思いません。

李牧はもっと早く逃げられたのに、ギリギリまで龐煖と信の一騎打ちを見ていました。

要するに、飛信隊に追われたとしても、李牧は逃げ切る自信があったといえるでしょう

信のせいではありません。

 

李牧が退散したあと、残された趙軍も各所で一斉に退却しました。

趙左翼は馬南慈将軍。

中央軍は雷伯将軍。

二人の将軍が中心となり、乱戦を解いて半数以上が戦場を離れました。

短時間で半数もいなくなったのです。

敵とはいえ、訓練の賜物でしょう。

秦軍もすぐに追いましたが、軍形がぐちゃぐちゃで上手く追撃できませんでした。

 

さらに、蒙恬率いる楽華隊のお相手、趙右翼はもっと余裕でした。

趙右翼である紀彗軍は、楽華隊の追撃を受けていながら、わざと中央へ前進

李牧が逃げやすいように、王翦軍を惑わしてから去って行ったそうです。

ちなみに、紀彗に指示されて中央で戦っていた馬呈。

糸凌との一騎打ちは、決着がつきませんでした

 

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趙軍退却が意味するもの

蒙恬は説明を終えて、最後に言いました。

「趙軍の全軍退却だ」

趙軍の左・中央・右にいる全ての隊が退却

もう朱海平原に敵はいないことになります。

 

李牧は、ただ逃げたのではありません。

いずれはバラバラになった軍を結集。

趙の巨大都市、鄴へ向かうと思われます

鄴は桓騎軍に包囲され、食糧難によりパンク寸前です。

李牧は鄴を解放しようと考えていました。

 

蒙恬の説明に驚く信

「じゃあ追わねェと」

それは蒙恬も分かっています。

戦略的にどう追うか、王翦将軍から号令がかかることでしょう

でも、その前に大事なことがあります。

蒙恬は言いました。

「だから

 一回ここで喜んどこーか、信」

蒙恬は髪をかきあげ、穏やかな表情で言ったのです。

「とにかくまずは

 この十五日に及んだ

 朱海平原の戦いは俺達の勝利だ!」

 

趙軍が朱海平原から全軍撤退

それは、秦軍が趙軍に勝利したことを意味していました。

「あ」と、やっと気づいた信。

河了貂たちは涙を流して喜びます。

 

何度も窮地に追いやられ、負けそうになった秦軍。

朱海平原の戦いは、秦軍が勝利して幕を閉じたのです

 

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『キングダム』ネタバレ632-633話のまとめ

今回は、信が死の淵をさまよっている間に、秦軍が勝利していたことが分かりました

信が死んだ時はどうなるかと心配しましたが、どうにか勝てて良かったです。

厳しい戦いが終わる直前で、象姉と羌瘣の会話は微笑ましかったですね。

読者のなかでは、信の嫁候補は河了貂、もしくは羌瘣のどちらかと言われています。

史実では、河了貂はそもそも存在しませんし、羌瘣は男性で有名な武将です。

どちらと結ばれるかは、作者の原先生次第といえるでしょう。

象姉のおかげで、羌瘣は信への気持ちを自覚したようですからね

もしかしたら、恋の進展があるかもしれません。

 

たくさんの仲間を失いましたが、秦軍はどうにか勝利を掴むことができました。

次の舞台は鄴へと移ります

包囲している桓騎軍はどうなっているのか!?

李牧軍は次にどんな動きをみせるのか!?

次回がとても楽しみです!

 

この記事の関連記事はこちらからです⇩

⇒『キングダム』634話!鄴陥落を確信していた桓騎と王翦・・

⇒『キングダム』633話!鄴へと向かう王翦率いる精鋭隊・・

⇒『キングダム』631話!信の道を繋ぎ止めた羌瘣の想い・・

⇒『キングダム』630話!信を救うため命を差し出す羌瘣・・

 

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コメントはまだありません

キョウカイの寿命は半分とは限らないですよね。
明言されていない以上は。

ちょびさん

コメントありがとうございます。
羌瘣の寿命は、信のように死んですぐに生き返らせる場合に
この禁術を使うと「半分奪われる」と630話で幽連が説明していたんですね。
そこを参考に書いてます!
また何かお気づきの点などあれば教えてくださいね!

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