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最新ネタバレ『キングダム』581話!考察!覚醒を繰り返す飛信隊と玉鳳隊

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前回は、死を覚悟していた隊員達でしたが、信と王賁の言葉により覚醒し、その勢いのまま趙軍に攻め込んだところで終わりました。

さて、どんな苦境であろうと諦めず、仲間を信じて勝利を確信し突き進む姿は、共に大将軍になるための道を歩み始めた瞬間と言えるでしょう。

隊形無視で攻撃したのにも関わらず、思わぬ快進撃を見せた飛信隊と玉鳳隊。

このまま趙軍左翼に勝ち、苦境を乗り越える事はできるのか!?

今回は、指示がなくても、自分のベストを尽くす隊員達の姿を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』581話!のネタバレ

それでは『キングダム』581話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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成長した新人達

「ドラァァ!!」

声をあらげながら、干斗が仲間と共に趙軍の隊列に突っ込み、槍で敵をなぎ倒していきます。

ところが、目の前の敵を倒しきったところで、ほかの趙軍の歩兵に槍を向けられ囲まれてしまいます。

「しまった!」と焦ったところに、騎馬隊である楚水副長たちが趙軍の歩兵を背後から攻撃し助けてくれました。

でも、それは罠で騎馬隊はすぐに狙われてしまいます。

「バカが!騎馬の一団が来たぞ」

「格好の的だ!」

「一斉掃射だ」

騎馬隊に向けて、趙軍の弓隊が矢を放つ準備をしていました。

「あっ楚水副長!」と干斗達が心配したところに、すかさず崇原歩兵長たちが矢を放つ寸前の弓隊を背後から倒していきます。

おかげで、狙われていた楚水副長たちを救う事ができました。

偶然とは言えない助け合いに、新人の干斗は気付いたのです。

「隊長の檄に士気が上がりすぎて

 隊形とか無く突っ込んできたけど

 将校や先輩らは、その中で連動して戦ってんだ

 いつもの配置とは全く違うこの中でも

 何の約束事もない中で・・・

 この熱狂の中で・・・」

今まで苦楽を共にしてきた隊員達です。

阿吽の呼吸で、どんな戦場であろうとベストを尽くし戦っていました。

敵からすれば、めちゃくちゃな戦い方に見えたはず。

けれど飛信隊からすれば、指示がなくても自分がやるべき事は見えていたのです。

その姿に気付けたわけですから、干斗もまた成長している証かもしれませんね!

 

そんな干斗が感心している間に、敵の騎馬が新人達に向かって走っていきます。

「あっまずい!干斗達若手集団の所にっ

 逃げろ!お前達っ!!」

先輩が叫んだ方向を見ると、敵はもうすでに目の前にいました。

驚きつつも、各自がすかさず近くに落ちていた盾をつかみ、身を寄せ合って固まります。

「剛力!!」

剛力とは、瞬時に10人ほどで固まってしゃがみ、1つの岩のようになって敵の攻撃を防御する方法です。

思いがけない防御で、敵は避ける事ができず、そのまま馬と共に倒れこんでいきました。

自分たちに危機が迫っている状況でも冷静に判断し、瞬時に剛力を発動したのです。

その姿に「すっ、すげェあいつら」と、先輩たちは思わず感心してしまいました。

 

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もっと上の景色を目指して

飛信隊の新人達による剛力で倒れこんだ趙軍の騎馬隊。

「おのれ・・・ガキ共

 ぶち殺す!」

剛力をまだ解除していない若手集団の背後から攻撃しようとします。

「あっ後ろからっ」と焦っていると、いきなり敵は槍で刺され倒れていきます。

驚いて顔を上げると、松左副歩兵長が立っていました。

「見てたぞ、やるなー

 誰の号令もなく、とっさの〝剛力″」

予想外の褒め言葉に「い、いや俺達も必死で・・・」と答えるも、松左は穏やかな表情で言葉を続けました。

「早くもお前ら

 見える景色が変わったのかもな」

何を言っているのか理解できず「へ?」と返事してしまうも「さー行くぞ、新人共」と松左に言われ、再び攻撃を始めました。

 

けれど、なんとなく今までにない感覚に、干斗は戦いながら気付き始めていました。

なぜなら、戦って十日以上、食べ物も少なくなってフラフラのはずなのに、今が1番体が動くからです。

信の檄のおかげでしょうか?

いえ、それだけではありませんでした。

「視界が広いから・・・

 なぜか昨日までより、戦場が広く見渡せるから動きやすいんだ・・・」

干斗の頭の中の考えはお見通しなのか、隣に立っていた松左が声を掛けました。

「自分でもはっとするだろ

 見え方が変わると

 もちろん、それは俺も何度もあるが

 お前みたいに若くなくて、もっと後だった

 そう、あの信に出会ってからだ」

「隊長に出会ってから!?」と驚く干斗たちに対して、敵を攻撃しつつも話を続ける松左。

「もちろん、あいつの見てる景色はもっと違う

 バカだけど、もっともっと上の景色が見えてんのは間違いない」

 

松左だけでなく、長い付き合いになる隊員達はみんな気付いていました。

とんでもない隊長の下にいる事に・・・

だからこそ、信が見ている景色を一緒に見たいと思ったのです。

それもあって、そこから更に成長し続け、信に追いつこうと頑張っているわけです。

松左は少し困り顔になりつつも、最後は微笑んで言いました。

「そんな俺達に対して

 さっき信は、力を貸してくれって言いやがった

 全く、あいつは・・・

 フッ、参るよな、こんな状況下なのに・・・

 今が最強だ」

その言葉に、思わず涙ぐむ干斗。

「俺、本っ当に飛信隊に入って良かったス・・・」と言う干斗に、「ああ、俺もだ」と返事をする松左。

気付けばみんなが、信と同じ夢を目指していたのです。

これは人望が厚い証拠であり、人の心を動かすだけの魅力が信にはあるのでしょうね。

 

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趙軍左翼の後退

飛信隊の快進撃を目の当たりにした河了貂。

驚きつつも、頭の中は冷静でした。

「ただの士気の高揚だけの力ではない・・・

 いかに尭雲でも、この勢いは止められないはず

 でも、体力的に限界は必ずある

 限界に来たら、その分反動は大きい・・・

 ここで、必ずこの日に戦果をあげる必要がある!」

河了貂の言う通り、今は順調に攻めていますが、この状態がずっと続くとは限りません。

できれば、この勢いのまま何かしらの結果を出したいのが本音でしょう。

 

崖の上から戦場を眺めていた尭雲は、部下の焦る声などは耳を傾けず、じっと信と王賁の戦う姿を見つめていました。

「峩龍、お前も見ておるか

 無論若いが、敵の姿にかつての秦六将の姿を・・・

 奴らの軍は覚醒を繰り返す!!」

そんな事を考えながら、敵を見くびっていた事を後悔しているようでした。

このまま玉鳳隊と飛信隊とぶつかり続けても、勢いに飲まれてしまう怖れがあります。

それは、趙峩龍や馬南慈も同じ考えでした。

「口惜しいが、立て直すぞ」と尭雲が部下に指示を出し、趙左翼全軍はひとまず後退する事になりました。

その姿に、秦軍右翼は驚きました。

「くそォ、尭雲らに逃げられた

 この勢いで何とか討ち取りたかったのに」

隊員達が悔しがっているところで、河了貂は「いや、悪くない」と声をあげました。

なぜなら、秦軍右翼の本来の目的を果たせそうな状況になってきたからです。

 

現在、蒙恬率いる秦軍左翼は順調に攻めており、王翦将軍率いる中央軍はそれを待っており、李牧中央軍を〝挟撃″しようとしているところです。

という事は、ここで秦軍右翼もまた前進し、趙軍左翼を李牧中央軍まで押し込めば似たような状況になります。

あまり理解できていない隊員に、河了貂は力強く言いました。

「つまり!

十二日間、一歩も動いていない王翦将軍の中央軍がようやく前に動ける・・・

 決戦に向けて大局が動き出すってことだ!!」

いよいよ、ワクワクする展開になってきましたね。

今まで黙っていた王翦が、やっと動き出す可能性が出てきました。

このままいけば、秦軍の右翼・左翼・中央軍の3つの軍が合流し、李牧中央軍を攻撃する事ができるかもしれませんよ!

 

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『キングダム』ネタバレ581話のまとめ

今回は、信の檄に対して、隊員達はどう思っていたのか知る事ができましたし、飛信隊の若手達の成長も実感できた実りのある回でした。

隊員達と同じように、なんとなく、信を応援してしまう気持ちは分かるような気がします。

バカだけど、常に一本筋が通ったような信の覚悟は好感が持てますからね。

仲間にとっても、敵にとっても、将軍としての頭角を現す信の存在は欠かせないのでしょう。

王賁もまた、信を評価しているからこそ、信にだけ作戦を相談したのかもしれませんね。

河了貂の言う通り、いよいよ戦いは最終局面を迎えようとしています。

このまま趙軍左翼を追い込み、王翦率いる中央軍と合流できれば、十分勝算はあるはずです。

思惑通り、趙軍左翼を追い込む事はできるのか!?

次回も楽しみです!

 

この記事の関連記事はこちらからです⇩

⇒『キングダム』583話!王賁の危機・・

⇒『キングダム』582話!考察!ついに動き出した中央軍・・

⇒『キングダム』580話!奇跡の快進撃・・

⇒『キングダム』579話!心を突き動かす言葉・・

 

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