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最新ネタバレ『キングダム』597-598話!考察!中華統一を成す男

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那貴一家の活躍により、趙峩龍をすぐに発見できた飛信隊。

前回は、追い詰められている状況にも関わらず、藺相如の遺言を思い出した趙峩龍が、逃げることなく信がいる方向へ進んだところで終わりました。

さて、趙峩龍を突き動かす、藺相如が遺した言葉とは!?

信は今度こそ、趙峩龍と直接対決ができるのか!?

今回は、藺相如が描く思想と、主のために必死に戦う趙峩龍の姿を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』597話!のネタバレ

それでは『キングダム』597話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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王騎との対面

「中華についての話・・・?」

咳き込む藺相如に問いかける尭雲。

 

まず藺相如が話し始めたのは、ある戦いの中で1度だけ、そういう話をした相手の事でした。

それは、馬丘の戦いです。

その戦いには、趙峩龍も尭雲も同行していたので、よく覚えていたのです。

つまり相手は、今は亡き天下の大将軍、王騎でした。

趙三大天の藺相如と、秦六将の王騎。

戦の最中でありながら、小川を挟み、2人は向き合っていました。

王騎の部下、録嗚未は声を荒げます。

「最後の最後に

 こんな小川に命を救われよって

 運が良かったな!」

しかし、これは運が良かったのではなく、あえてした行動でした。

趙峩龍がバカにしたように言い返します。

「主がお前達を導いたのだ

 アホうが」

アホという言葉に「何だと貴様っ」とブチ切れる録嗚未。

一触即発の状態です。

 

それでもなぜ導いたかというと、藺相如は王騎と話をしてみたかったのです。

「会って、お前の顔を見たかった

 秦六将 王騎」

藺相如の問いに、笑いながら答える王騎。

「ココココ

 遠慮せずとも、もっと近くで

 見ていただいても構いませんよォ?」

 

藺相如からすれば、思っていたとおり王騎軍。

「やはり、お前達は良くも悪くも

 大いに〝無邪気″だ」

予想外の発言に「ンフぅ?」と反応する王騎。

 

藺相如は、王騎達の無邪気さは王から来ていると指摘します。

童のような瞳で中華を攻めまくるため、周囲から〝戦神″と言われている程です。

すると、王を侮辱されたと思った録嗚未は再び声を荒げました。

「貴様、何も知らぬくせに

 我らが王を語るなァ!」

ただ、隣にいる同金によると、藺相如は二度ほど秦の王と会っているみたいです。

録嗚未は短気ですね!

 

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いがみ合う部下

藺相如が無邪気と表現したのは、決してバカにしているのではなく、その無邪気さが王騎達を強くしているのだと、むしろ評価しているみたいでした。

ただ、それだけでは「届かない」と言う藺相如。

争う意志がないと伝えたいのか、自ら兜を取って話を続けました。

「やはり中華はまだ

 熟しきれていない・・・」

 

黙って聞いている王騎。

すると、その近くにいた鱗坊が仲間の槍を掴みました。

そしてなんと、藺相如めがけて槍を投げてきたのです!

 

藺相如の顔面に向かって投げられた槍は、趙峩龍によって跳ね返されました。

その様子を見ていた尭雲も腹が立ったのでしょう。

今度は尭雲が、王騎めがけて槍を投げてきました。

もちろん王騎にあたる事はなく、騰が見事に跳ね返しました。

互いに跳ね返される槍。

 

敵同士であるがゆえに、お互いに隙を狙っていたのかもしれません。

それに触発されたように、録嗚未は「ヌオオオ」と叫びました。

「録嗚未!」と、ギロッと睨みつけて注意する王騎。

最初に槍を投げたのは鱗坊でしたが、王騎に怒られたのは録嗚未でした。

録嗚未は調子に乗り過ぎたみたいですね!

本人も、自分が怒られた事に驚いている様子でした。

 

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熟させる役割

部下をなだめたところで、藺相如は話を続けました。

「だが、俺達がやっていることに

 意味がないということではない

 逆に俺達にも重要な役割が・・・」

藺相如が何を言いたいのか、王騎も分かっていたのでしょう。

「中華を熟させる役割とでも?」

王騎の言葉に「そうだ」と返事をする藺相如。

 

藺相如は、手を空に掲げ言いました。

「人は思いを紡いでいける生き物だ

 苦しみも、悲しみも、喜びも

 俺達はずっとつながって生きている」

ここまで来ると、何の話をしているのか理解できない王騎。

それでも、藺相如は王騎なら分かっているはずだと話を続けます。

「もう随分と前から、ずっと

 中華は、かの日が来るのを待っていると」

藺相如の言葉に驚く部下達。

 

そうこうしている内に、王騎軍の援軍が近づいてきました。

話をやめ、走り出す藺相如軍。

「あ、逃げた!待てっ」

敵の言葉に反応する事なく、王騎に背を向けて馬を走らせます。

去り際、藺相如は言いました。

「王騎よ

 武運を祈れ

 俺も祈る」

「一体誰のです?」と、問い返す王騎。

すると藺相如は微笑み、振り返って言ったのです。

「さァ、誰のだろうな」

どの国の武将も、中華統一を目指して戦った最盛期。

残念ながら、王騎も藺相如も叶えることはできませんでした。

しかし、その意思は確実に後世へと繋がっており、その場にいた趙峩龍も何か感じ取った事でしょう。

わざわざ身の危険を冒してまで、王騎と話したかった藺相如。

藺相如はもしかしたら、争うよりも協力して平和な中華統一を実現させたかったのかもしれません。

 

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待ち望む統一

趙峩龍が、藺相如との話を思い出していた時、目の前には信の姿がありました。

信は王騎から受け継いだ矛を握り、鋭いまなざしは趙峩龍へ向けられていたのです。

さらに、藺相如の話もまだ終わっていません。

王騎の話のあとには、続きがありました。

 

病に蝕まれ、自分はもう長くないと理解していた藺相如。

だからこそ、部下の趙峩龍と尭雲の二人に話したい事があったのです。

「争いにうんざりしている中華は

 一つになりたがっている」

藺相如は、この争いには意味がないと思っていたのかもしれません。

しかし、中華統一は容易なことではありません。

いずれ統一される日が来るのかもしれませんが、そこで失敗でもしようものなら、永遠に中華は分裂したままになるでしょう。

 

戦い続けるよりも、願わくば1つになりたいものです。

そして、それは趙によって成したいのが藺相如の野望でした。

しかし、成すための剣を持っているのは、趙ではなく他の国の者かもしれません。

二人に話しながらも、口からは血が噴き出している藺相如。

自分の時間が残りわずかであるからこそ、伝えたい事があったのです。

 

今の三大天である李牧とは、対照的な考えを持っている藺相如。

李牧は自分の国のことしか考えていない印象ですが、藺相如はあくまで中華全体の未来を心配しているような気がします。

平和な中華統一なら良いのですが、敵国の配下になれば、厳しい現実が待っているのは今までにも描かれてきました。

だからこそ、自分の国が中心となって中華統一したいのは理解できます。

自分には成し遂げられなかった野望を、信頼していた趙峩龍と尭雲に託したのでしょうね。

 

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本気を出した趙峩龍

「ここからはいつもの世迷言」と前置きして、藺相如は伝えておきたい2つの事を話し始めました。

1つ目は、もしいつの日か、中華統一を成すための剣を手にする敵に出会った時は・・・

全てをかけて、そいつを殺せというものでした。

 

主の言葉通り、己の槍を力強く振り上げた趙峩龍。

槍は信に直撃。

あまりの力強さに、さすがの信も後ろへ倒れそうになりました。

周囲にいた飛信隊の仲間も、手当てをしたとはいえ、深手を負っている信を心配します。

 

今まで高みの見物だった趙峩龍が別人のように、主の言葉に従って雄叫びをあげながら攻撃をしてきたのです。

全ては、藺相如の1つ目の約束を守る為でした。

「よいな、その時

お前達が背負うもの全てをぶつけて

そ奴を打ち砕け!」

主の言葉通り、全力で攻撃する趙峩龍。

 

しかし、信もここまで辿り着くのに、たくさんの犠牲を払ってきました。

松左のためにも、こんなところで引き下がるわけにはいきません。

「ルオアァァァ!!」

信もまた声を荒げ、趙峩龍の攻撃を受け止めたのです!

 

趙峩龍が主の言葉に従って攻撃したのは、信が中華統一を成す剣だと判断したからに違いありません。

最初は飛信隊を甘くみていましたが、今までの戦いぶりに、主の言葉と重なったのでしょう。

 

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『キングダム』ネタバレ597-598話のまとめ

今回は、藺相如が描く中華の未来、そして主の遺言通り、全力で攻撃してきた趙峩龍が印象的な回でした。

まだ1つ目の事しか分かっていませんが、藺相如が伝えたい「2つ目」の内容も気になるところです。

ついに、趙峩龍との直接対決に辿り着けた信。

信は今までの戦いですでにボロボロですが、趙峩龍は今まで戦っていなかったので体力が温存できているはずです。

こんな状態で信は勝てるのか!?

次回が楽しみです!

 

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⇒『キングダム』599話!秦右翼の勝利を揺るがす脅威出現・・

⇒『キングダム』598話!王騎の矛で散った趙峩龍・・

⇒『キングダム』596話!ついに趙峩龍を追い詰めた飛信隊・・

⇒『キングダム』595!松左との最後の別れ・・

 

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