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最新ネタバレ『キングダム』616-617話!考察!挟撃を食い止めた蒙恬

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いよいよ総大将にまで迫る敵。

前回は、王賁率いる玉鳳隊の小隊が、王翦を助けに向かったところで終わりました。

さて、父である王翦を助けたい王賁。

王翦本陣周辺は、傅抵隊と馬南慈軍の挟撃によって最大の危機を迎えています。

二十騎程度の小隊では、どう考えても王翦を救い出すことはできません。

それでも、王賁は父を助けたい一心で、心臓が止まりそうな体で向かったのです。

退路を断たれた王翦に逃げ道はあるのか!?

王賁は父を救い出すことができるのか!?

今回は、王賁に対する王翦の反応と、予想外な展開に動き出した王翦本陣の様子を中心にお届していきます。

 

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『キングダム』616話!のネタバレ

それでは『キングダム』616話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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追い詰められた王翦

王翦(おうせん)も本陣にいては危ないと思ったのでしょう。

挟撃の場から離れようと丘を下り始めました。

趙軍からすれば予定通り。

丘を下って来た王翦を殺そうと敵が群がります。

「王翦が下りて来たぞ!

 あの旗の下にいる」

一方で、王翦の部下は総大将を守るべく必死です。

少しでも早く逃げ道を確保したいところですが、上手く行きません。

部下は焦ります。

「左に退路はまだ開けんのか!?」

「ダメだ!回り込んでる敵を抜けない」

退路は、すでに江東隊が塞いでいました。

部下は王翦を逃がすこともできなかったのです。

 

総大将の首を取るべく近づく傅抵(ふてい)隊。

王翦はすぐ目の前。

傅抵は興奮していました。

「そこでじっとしていろ、王翦

 今、首を取ってやる!」

王翦も傅抵が狙っているのは分かっているようですが、なにも言わず黙ったまま。

部下は傅抵から王翦を守ろうと必死に突撃します。

 

それだけではありません。

横からは馬南慈(ばなんじ)も近づいてきます。

部下は馬南慈だけでも止めようと、馬ごとぶつかっていきました。

しかし、兵数からすれば馬南慈軍の方が多い状況です。

どんなに王翦の部下が必死にくい止めようとも、数には勝てません。

敵があらゆる隙間から王翦を狙いに来ます。

馬南慈は確信しました。

「フッ、こうなっては

 どこからでも貴様を討てる

 終わったな、王翦」

余裕で敵を蹴散らす馬南慈。

ところが、ある異変に気付いたのです。

 

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届かぬ父への想い

王翦の周りは敵が群がり混戦状態。

そんな中でも、確実に趙軍を貫く矢がありました。

敵を倒すべく、王翦の目の前を一騎通過。

それこそが、王賁(おうほん)だったのです!

関常(かんじょう)や番陽(ばんよう)も一緒に来ていました。

 

驚く周囲。

小隊とはいえ、王賁達が来ていなかったら危ない状況でした。

部下は感心します。

「賁様!?」

「右翼からわざわざ、その体で」

「数は少ないが、よく・・・」

ところが、王翦は違います。

息子に対して、驚くべき言葉をかけました。

「理解に苦しむ

 お前がその数で入って来ても

 この死地は何も変わらぬ

 ・・・愚か者が」

苦しそうに心臓を押さえながら、黙って父に背中を向ける王賁。

番陽は思わず涙を流して言いました。

「・・・王翦様!賁様はっ・・・」

父を助けたい王賁の気持ちは、番陽も痛いほど分かっているのでしょう。

説明しようにも涙で言葉に詰まります。

深まる親子の溝。

でも、戦場は待ってはくれません。

 

正面から傅抵が近づいて言いました。

「ククク、何か分かんねーが

 愚かってのはそーだと思うぜ

 十数騎入って来たところで

 何も変わらねー

 お前らは終わりだ、そーだろ?

 馬南慈将軍」

横からは馬南慈登場。

王翦に近づき言ったのです。

「幕だ、王翦」

どう考えても、王翦に勝てる見込みはありません。

それでも、王賁は槍を振り上げて言い切りました。

「幕ではない

 総大将、王翦には

 指一本触れさせぬ!」

真面目な王賁の父への想い。

残念ながら通じませんでしたが、周囲の部下には伝わったようです。

確かに、王翦の言う事は正論です。

王賁は玉鳳隊を束ねる将。

本当であれば、感情に流されず、援軍を連れてくるなどした方が、将としては正しい判断といえるでしょう。

それに比べて、王翦や李牧は常に戦場を冷静に分析していますよね。

できるだけ戦いを長引かせず、戦力である兵数を減らさずに勝利する事が優秀な将と言えるのです。

王賁の行動は自分がムダ死にするだけでなく、周囲の部下まで巻き込んでいます。

将としては未熟かもしれません。

でも、王翦を父だと思っているからこそ、王賁は命懸けで助けに来たのです。

王翦も、もう少し違う言い方があっても良かったのではないでしょうか。

 

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窮地を救った楽華隊

王賁の言葉など耳を貸さない傅抵。

「るせーよ、とっとと死ね」

馬南慈もじりじりと王翦に近づきます。

そんな様子を、退路から眺めていた江東(こうとう)隊。

部下や江東自身も、もうすぐ戦いに決着が決まると分かっていたのでしょう。

江東が勝利を確信し、部下に説明しようとした、その時でした!

 

背後から江東の頭を貫く槍。

隊長だけではありません。

退路を塞いていた江東隊全体をなぎ倒していきます。

窮地を助けに来た援軍こそが、楽華(がくか)隊でした。

先頭を走る蒙恬(もうてん)。

周囲は驚愕!

楽華隊自体も王翦軍が丸裸状態に驚いていました。

実は蒙恬。

馬呈(ばてい)を追って中央までやってきましたが、王翦軍の異変に気付き駆けつけてくれたのです。

欲を言えば、もう少し数が欲しいところ。

しかし、そんな時間はありません。

蒙恬は急いで王翦を助けに向かいます。

予想外な援軍に傅抵も焦ります。

「くそっ!

 ゴチャつく前に王翦を」

蒙恬が間に合わないと思った、次の瞬間!

 

跳ね返される傅抵の剣。

止めたのは王賁でした!

意地でも王翦を守る気のようです。

蒙恬は感心しました。

「さすが王賁!

 あっちは俺がやる」

傅抵を王賁がくい止めたところで、蒙恬が向かった先は馬南慈。

さすがに味方も止めました。

なぜなら、馬南慈の強さは圧倒的。

いくら蒙恬とはいえ、武力に差がありすぎました。

 

ただ、蒙恬も報告で馬南慈が“趙左翼の剛将”だという事は知っています。

しかし、状況からして馬南慈を止めない限り、王翦を助けることはできません。

蒙恬にある“利”といえば、馬南慈が蒙恬を知らないという点だけ。

そのため、最初の一太刀で仕留め損ねたら、蒙恬は負ける状況といえました。

 

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蒙恬の一振り

正面から突進する蒙恬。

馬南慈は矛を振り上げ、蒙恬に狙いを定めます。

蒙恬は剣を握りしめ目を閉じました。

「じぃ・・・

 力を貸して」

再び目を開け、剣で馬南慈の矛を受け止めた蒙恬。

威力は歴然。

馬南慈の攻撃力に、蒙恬は首が持っていかれます。

周囲は蒙恬がやられたと思いました、が!

蒙恬は左の手綱を離していません!

視線は馬南慈のまま。

落馬しそうになりながらも、蒙恬は馬南慈めがけて剣を突き出したのです!

驚く馬南慈。

周囲も言葉を失います。

蒙恬の剣は、確実に馬南慈の顔を斬っていました!

顔の右側から血が飛び散ります。

 

蒙恬は、力では馬南慈に勝てないと判断。

攻撃を受け流し、馬南慈が矛を振り切った隙を狙ったのです。

武力の差を利用した、賢い攻撃方法といえますね。

唯一の欠点といえば、この攻撃は一発勝負。

失敗したら蒙恬の命はありませんでした。

それでも、亡くなった故漸の想いを胸に、自分の力を信じて挑んだのです。

さすが蒙恬!頼りになりますね!

きっと天国のじィも喜んでいることでしょう。

 

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『キングダム』ネタバレ616-617話のまとめ

今回は、王翦と王賁の親子関係と、王翦本陣の危機を救った楽華隊が印象的な回でした。

正直、馬呈を追ったのが蒙恬で良かったとつくづく思いました。

もし、ほかの将であれば、ここまで即座に判断できなかったでしょう。

なにより、相手は馬南慈ですからね。

いくら総大将が危機的状況とはいえ、一人で挑むなんてしなかったはずです。

楽華隊が退路を塞いでいた江東隊を倒してくれたので、傅抵と馬南慈を止められれば、どうにか王翦を逃がすことができるでしょう。

楽華隊の活躍により、少しだけ見えた希望。

蒙恬は馬南慈を倒すことができたのか!?

王賁は傅抵から王翦を守ることができるのか!?

次回が楽しみです!

 

この記事の関連記事はこちらからです⇩

⇒『キングダム』618話!金毛が果たした大義・・

⇒『キングダム』617話!金毛に狙われた飛信隊の頭脳・・

⇒『キングダム』615話!父を助けたい王賁の覚悟・・

⇒『キングダム』614話!王翦を追い詰めた李牧の秘策・・

 

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