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最新ネタバレ『キングダム』634-635話!考察!鄴陥落を確信していた桓騎と王翦

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秦軍は王翦率いる少数の精鋭隊を結成。

前回は、李牧軍を追って精鋭隊が動き出したところで終わりました。

さて、鄴を解放するべく向かった李牧軍。

十五日にも及ぶ朱海平原の戦いを終えて、遅くとも十七日目には鄴に辿り着きたいところです。

しかし、食料難から空腹に耐えかねた難民の暴動が起こり始めています。

はたして、李牧軍は間に合うのか!?

鄴の城外で待つ桓騎軍に動きはあるのか!?

今回は、精鋭隊の活躍と鄴の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』634話!のネタバレ

それでは『キングダム』634話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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鄴を心配する李牧

急いで鄴へと馬を走らせる李牧軍。

しかし、後方から王翦軍が追いつき始めていました。

矛を振り上げる信。

李牧軍の兵士を次々と斬り倒していきます。

矛は重く感じているものの、信は完全に元気を取り戻したようです。

これも全て羌瘣のおかげですね。

先頭では李牧を筆頭に前進。

後方では、捨て駒である殿(しんがり)隊が戦っていたはずでした。

ところが、すでに王翦軍に捕まってしまったようです。

部下から報告を受ける李牧。

しかし、後ろを振り向くことはありません。

 

そもそも李牧軍と王翦軍の距離は、大きく離れていたはずでした。

ところが、大軍の李牧軍に対して王翦軍は少数精鋭。

人数が極端に少ない分、進むスピードが速かったのです。

もちろん、数をしぼった理由は李牧に追いつくため。

慌てる部下に対して、李牧は冷静でした。

 

隣で走っていた雷伯将軍は、一応李牧にどうするか尋ねます。

返事は、このまま走るとのこと。

足を止めている余裕などありません。

李牧も心の中で焦っていました。

「もう・・・十七日目です

 鄴の限界が来てもおかしくない」

今のところ邯鄲軍が動く気配はありません。

李牧軍が助けに行かなければ、鄴陥落は確実でした。

「どうか・・・

 李牧軍が着くまで

 何とか持ちこたえて下さい」

 

李牧が心配している通り、鄴城内は大変なことになっていたのです。

城門へ押し寄せる人だかり。

王翦が難民になりすまして侵入させた部下により、鄴の食糧庫は全て燃やされました。

十分にあった食糧が、1日で全て燃やされてしまったのです

残された食糧は小さな蔵にある分だけ。

鄴では、ただでさえ多くの難民を受け入れたばかりです。

空腹に耐えられない一般人は、外に出ようと城門前に集まっていました。

 

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城主の焦り

城門へなだれのように押し寄せる人々。

兵士はくい止めるだけで精一杯です。

さらに相手は一般人。

安易に攻撃するわけにもいきません。

兵隊の人数を増やして対処するしかありませんでした

一人の兵士が一般人に向かって叫びます。

「貴様ら

自分のことばかり考えおって

この愚か者が」

ひどい暴言ですね。

ただ、兵士が焦るのも分かります。

秦軍と趙軍の戦いにおいて、巨大都市である鄴は戦の要

この城を秦軍に取られてしまえば、趙国の存亡に関わります。

 

ところが、人々は兵士の言うことを聞きません。

口々に文句を言います。

「お前達の方こそ自分らのことばかりだろ」

「俺達のことなんて全く考えていない」

兵士の言い方で、より感情に火がついたのでしょう。

食べ物も与えられず不満は募るばかり。

無理にでも前へ進もうとすると、今度は兵士が槍で攻撃してきました

言葉で伝わらないなら、力ずくで鎮圧しようと考えたみたいです。

 

兵士から突然攻撃を受けた一般人。

苛立ちはついに頂点へ達したのでしょう。

ついに人々は武器を取り、兵隊を攻撃し始めました

恐れいていた難民と兵の衝突。

すぐに城主へと報告されます。

鄴城主の趙季伯(ちょうきはく)は、厳しい表情で部下の報告を聞いていました

鎮圧のためとはいえ、できれば武力を使うのは避けたいところ。

しかし、城門から人が溢れるよりはマシです。

城主も武力の行使を許可していました。

 

争いは城門前だけではありません。

難民からすれば、貴族が食糧を隠し持っていると思ったのでしょう。

貴族の屋敷を狙って、難民が次々と放火していました

城主がいる屋敷からも火事の様子が見えています。

手に負えない緊急事態。

城主は嫌な汗をダラダラ流していました。

「まずい

 邯鄲軍でも李牧軍でも誰でもいい

 早く来てくれ

 このままでは鄴は・・・」

焦る城主

城内で起こっている暴動の様子は、外で待つ桓騎にも伝わっていました。

桓騎は黙って城を見つめています。

 

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優秀な精鋭隊

王翦軍をくい止めようと戦う李牧軍の殿隊

お相手は倉央と糸凌です。

想像以上の強さ。

くい止めるどころか、殿隊は糸凌に倒されていきました

 

李牧の計画では、十六日目を迎えた時点で、あと半日で鄴へ辿り着けるはずでした

ところが、十六日目で明らかに速度は鈍っていたのです。

速度が遅れたのは、追いかけて来た王翦軍が原因でした

本来であれば、殿隊が王翦軍の進行をくい止めつつ、李牧軍は前進するはずだったのです。

しかし、王翦軍の主攻である倉央と糸凌の攻撃は凄まじいものでした。

殿隊の隙を狙って、李牧軍の心臓部まで攻めていたのです。

 

後ろを警戒する紀彗

李牧も先に進みたいところですが、このままでは危険だと判断したのでしょう。

周囲へ指示を出しました。

「全軍進軍停止

 広失(こうしつ)の仁で

 王翦軍を包囲し殲滅せよ」

悔しそうな表情をする李牧

心臓部まで狙われている状況です。

いくら李牧軍とはいえ、大打撃を食らっては桓騎軍を倒すことなどできません。

仕方なく、足を止めて王翦軍の対処を優先したのです。

 

李牧軍は突然停止して、左右に分かれて隊が走り出します。

中へ入りすぎた倉央隊を周りから包囲。

一気に討とうと試みたのです

すぐに「まずい」と気付いたのは倉央。

一度下がるように糸凌へ指示を出します。

ほかにも蒙恬や王賁もすぐに異変を察知。

隊を反転させて後方へと逃げました。

 

反応が遅れたのは飛信隊。

蒙恬が驚いて声をかけると、河了貂は慌てて隊を反転しようとしていました

河了貂が気づくのが遅かったわけではありません。

蒙恬と王賁の反応が早すぎるのです

軍師として優秀になってきているとはいえ、河了貂もまだ実力が及ばないようですね。

 

信は殿隊を倒し終えたところ。

河了貂は叫びました。

「李牧の戦術が発動したんだ

 逃げないと危ない

 飛信隊だけやられるぞ」

ふと左側をみると、李牧軍が走ってくるではありませんか。

飛信隊は全員急いで後方へと逃げたのです。

 

左右から李牧軍に挟み撃ちにされた王翦軍。

一部の王翦兵は討たれてしまいました。

ただ、さすが精鋭隊。

多くの隊は先に気づいたため逃げることができたのです。

李牧の反転包囲戦では、王翦軍に大打撃を与えることはできませんでした

悔しそうな李牧。

王翦軍の部下は李牧軍の動きをすぐに報告

すると、王翦は表情を変えることなく言ったのです。

「それでいい」

 

 

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行動を読んでいた桓騎

王翦軍を迎え撃つと決めた李牧軍。

戦い合った結果、十七日目にして決着はつかず夜を迎えてしまいました

 

あたりは明かりもなく真っ暗。

飛信隊は、森の茂みの中で簡単な食事をとります。

食事中でも、信は敵のことで頭がいっぱい。

こうしている間にも、李牧軍が逃げてしまうかもしれません。

休んでいるヒマなどないと思ったようです。

 

でも、河了貂の予想では李牧軍もヘトヘトなはず。

馬だって休ませなければいけません。

急に動き出したとしても、斥候が見張っています。

李牧軍が動くのは早朝と思われていました。

ところが突然、急報が入ります。

「敵襲―!敵襲―!」

「李牧軍が攻めて来たぞー」

なんと、休むと思われた李牧軍からまさかの夜襲。

逆に攻めて来たのです。

 

予想外な李牧軍の動き。

準備ができていなかった王翦軍は慌てて大きく後退

後ろへと逃げたのです。

一方で、李牧率いる主力部隊は夜襲の間に前進。

夜も休むことなく鄴を目指して走り続けました

そして、迎えた十八日目の朝。

ついに李牧率いる主力部隊は、鄴へと辿り着いたのです。

少し遠くに見える城壁。

目を見開いて確認すると、まだ城門は開いていません。

要するに、まだ鄴は落ちていないことになります。

安堵する部下たち。

鄴が陥落していないことに喜びます

しかし、休んでいる余裕などありません。

鄴の周りは桓騎軍が包囲しています。

おそらく、桓騎軍はまだ李牧軍の動きに気づいていないはず。

時間もまだ早朝。

今のうちに桓騎軍を奇襲しようと考えていました。

 

ところが、鄴の前に突如現れた大軍

横一線にキレイに整列。

桓騎軍の旗が風になびいています。

隊列の前にいたのはゼノウ。

隣には雷土もいます。

桓騎の指示で、2人は事前に待ち構えていたのです

 

李牧軍の動きは全て読まれていたのでしょう。

桓騎が雷土に伝えていたように、李牧軍はもうヘトヘト

対して、桓騎軍は食糧不足の問題はあったものの体力はあり余っていたのです。

 

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朱海平原で勝てた要因

歯を食いしばる李牧。

ただ、鄴のことを考えれば本軍を待っている時間はありません。

力技で突破すると決意

主力部隊のみで桓騎軍に挑んだのです。

左右は傅抵とカイネへ号令。

後方で戦う紀彗軍にも、すぐに来るように指示しました。

 

走り出す李牧率いる主力部隊。

雷土とゼノウ率いる桓騎軍も走り出します。

両軍は戦術もなく力のみで激突!

少し離れた場所では、両軍がぶつかり合うところを摩論が見つめていました

桓騎はイスにゆったりと座り、戦う様子に見向きもしません。

すでに勝敗はついていると言いたいのでしょう。

桓騎は不敵に笑って言ったのです。

「フッ、バカが」

桓騎の予想通り、李牧軍を桓騎軍が圧倒

ゼノウ一家が暴れ回っています。

 

桓騎軍と李牧軍の衝突は、すぐに王翦にも伝えられました。

さきほどまで王翦軍と戦っていた紀彗軍も前方へと急ぎます

慌てる王翦の部下。

自分らも急いで鄴へ向かった方が良いと考えたのでしょう。

ところが、王翦は「慌てなくてよい」と言い切ります。

 

いくら李牧といえ、疲弊した状態で勝てるほど桓騎軍は弱くありません

そもそも李牧の作戦では、1日で王翦軍を殲滅。

1日かけて鄴へ向かい桓騎軍を討つというものでした。

朱海平原で李牧軍の負けが決まった時点で、李牧の作戦は破綻していたのです

では、なぜ李牧は朱海平原で勝てなかったのでしょうか?

王翦の問いかけに部下は「才覚が勝っていたから」と答えます。

要するに、李牧より王翦が優秀だと言ったのです。

 

でも、それは「違う」と否定する王翦。

軍略では、王翦と李牧はまさに互角。

どちらが優秀とは言い切れません。

むしろ、最初に秦軍は両腕となる亜光将軍と麻鉱将軍を失いました。

戦局の鋭さでいえば、李牧の方が一枚上手です

では、なにが決定的に違ったのでしょうか?

王翦は断言しました。

「手駒の差だ」

驚く部下

確かに、秦軍は両腕の将軍を二人失いました。

でも、趙軍もまた尭雲と趙峩龍を失って大きく失速したのです

ちなみに趙峩龍は信が、尭雲は王賁が討ちました。

 

本来であれば、将軍を最初に二人失った時点で秦軍の負けが決まっていたはず。

ところが、若き三人によって軍の力は失堕するどころか、神がかった粘りと強さを見せつけました。

王翦は話を続けます。

「あの三人の戦いぶりが

 李牧の描いた戦いの絵を大きく

 狂わせたことは間違いない」

あの三人とは、蒙恬・王賁・信のことです

王翦は、若きエース三人の活躍によって朱海平原は勝てたのだと考えていたようです。

息子の王賁に対して冷たい態度でしたが、実力は認めていたようですね。

王翦が人を褒めるなど珍しいのではないでしょうか。

さらに、秦軍がいる場所は趙国の領土内です。

王都邯鄲(かんたん)軍が動かず、自国の領土を活かせなかったのも大きいでしょう

いずれにせよ、持っていた手駒の差こそが、朱海平原の勝敗を分けていたのです。

朱海平原を制する者が鄴攻略戦を制する、といっても過言ではありません。

 

桓騎軍と戦う李牧軍。

目の前で、鄴の大きな城門がゆっくりと動き始めました

驚く傅抵とカイネ。

動揺する部下。

目を見開く李牧。

喜ぶ桓騎軍。

城門から飛び出す難民。

朱海平原で戦いが始まってから十八日目。

難民の暴動に負けてついに開門

鄴陥落が確実となったのです。

 

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『キングダム』ネタバレ634-635話のまとめ

今回は、無理とされていた鄴の城門が開くという、秦軍の勝利が大きく前進した回でした。

やはり、朱海平原での勝利は大きかったですね。

門が開いてしまえば、もうこっちのもの。

秦軍が一気に攻め入り、鄴は新たな拠点となるでしょう。

 

王翦が指摘した通り、今回の勝利は信・蒙恬・王賁の活躍がなければありえませんでした。

三人が仲間に呼びかけ協力し合ったことで、隊全体が強く成長できた気がします。

対して、李牧は趙国を守るために一人で戦ってきました

心強い仲間はいますが、代わりに指揮をとってくれるわけではありません。

邯鄲軍が助けてくれるわけでもありません。

大きな重圧を跳ねのけて、一人で何度も決断して進んできたのです

李牧もよく耐えて戦ってきたと思います。

開門された鄴を見て、はたして李牧は次にどんな動きをみせるのか!?

次回はいよいよ秦軍VS趙軍のクライマックスとなりそうです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』636話!列尾に送られた兵糧の行方・・

⇒『キングダム』635話!食料がない鄴に困惑する秦軍・・

⇒『キングダム』633話!鄴へと向かう王翦率いる精鋭隊・・

⇒『キングダム』632話!朱海平原の戦いに勝利した秦軍・・

 

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