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最新ネタバレ『キングダム』637-638話!考察!昌平君に衝撃を与えた王翦の頼み

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この記事を読むとわかること

  • 補給船団が沈み、食糧問題が深刻化する
  • 王翦が何か秘策を持っている
  • 李牧が連行され、秦軍の指導者が不在になる

兵糧を届けるべく鄴へ向かう秦国の補給軍。

前回は、襲撃した趙軍が俵を斬ると、中身が空っぽだと分かったところで終わりました

さて、鄴陥落に成功するも、食糧不足で悩む秦軍。

後続軍が合流し、疲れ切った体を回復させる食べ物は1日分もありません。

このまま秦軍は餓死してしまうのか!?

それとも、王翦には食料問題を解決する秘策でもあるのか!?

今回は、奮闘する補給軍と李牧の身に起きた異変を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』637話!のネタバレ

それでは『キングダム』637話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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見せかけだった介億軍

列尾にて補給軍を襲撃した舜水樹(しゅんすいじゅ)率いる趙軍。

積まれた俵を斬ってみたところ、中身はなんと空

中には何も入ってなかったのです。

おかしいと思った部下達は、急いで他の俵も斬ってみます。

すると、どれも全て空!

介億率いる補給部隊は「見せかけ」だったと分かったのです

部下は急いで舜水樹に報告しました。

 

補給部隊の前方で、攻撃態勢に入っていた介億軍

敵の様子がおかしいことに気付きます。

慌てる部下に対して、介億はいたって冷静。

ヒゲを触りながらつぶやいたのです。

「参った

 想定より大分早くバレてしまった」

放置しても、中身のない兵糧を守るために兵士を失ってしまうだけです。

介億は補給部隊の兵士を退避させるように指示

ムダ死を避けるように呼びかけました。

 

しかし、部下はまだ俵の中身が空だとは知りません。

鄴へ送る兵糧を心配しますが、介億は不敵な笑みを浮かべて言ったのです

「宜しいのだよ

 なぜなら、本命は

 他にある」

介億が言っていた通り、同じタイミングで黄河を進む船の姿がありました

一隻に俵が60個ほど。

たくさんの兵糧を積んだ船が走っていたのです。

先頭で指揮するのは青忠(せいちゅう)将軍

意気揚々と部下に呼びかけます。

「天佑(てんゆう)!

 霧に紛れて鄴まで爆進せよォ」

介億が言っていた本命こそ、青忠水軍大補給船団でした

元気な掛け声と共に船を漕いでいきます。

 

補給船団の様子は、すぐに咸陽(かんよう)へ報告されました。

黄河を利用して列尾横を通過

趙国の水域に侵入していたのです。

驚く文官たち。

ところが、軍総司令の昌平君だけは黙って厳しい表情をしていたのです。

 

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青忠水軍を待っていた敵

空っぽの俵を見つめる舜水樹

思い出していたのは、李牧の言葉でした。

「鳥で伝えたように、秦軍は必ず

 黄河の水路を使って

 兵糧を鄴へ運ぼうとしますよ」

まさに、李牧が言っていた通りの展開となりました。

ただ、李牧は黄河を警戒していたのに、舜水樹はなぜ陸を襲撃したのでしょうか。

戦場で勝つためには、常に相手の裏をかいて行動すべきです。

舜水樹は「逆にさらに裏をかいて」行動していました

要するに、趙軍が水路で襲撃すると想定して、秦軍はあえて陸で兵糧を運ぶと予想していたのです。

でも、これは余計な心配でした。

黄河を利用するなど、趙軍はすでにお見通し

舜水樹は呆れた様子でつぶやきます。

「アホ共が

 水路から鄴を救う術は

 すでに封じておるわ」

宣言通り、青忠水軍の目の前には信じられない光景が広がっていたのです

黄河全域を包む霧。

視界が少しずつ晴れてきました。

元気だった青忠水軍が絶句。

部下も驚いて開いた口が塞がりません。

驚くのも無理はないでしょう。

霧から現れたのは、黄河を埋め尽くすほどの船

蛇が描かれた帆がなびいていました。

青忠水軍は叫びます。

「まずい

 戦闘船前に出ろっ

 兵糧船を守れっ」

気づいた時にはもう手遅れでした

盾を構えている間に、無数の矢が空から降り注ぎます。

追い風の影響で矢は飛距離を伸ばし、趙軍の船は勢いよく前進。

秦軍が盾で槍を回避したあと、顔を上げると目の間には趙軍の船がありました。

驚くべき速さ。

趙軍の船はそのまま秦軍の横へ。

秦軍の船を両側から挟み、逃げられない状況で矢や槍で攻撃を繰り返します

 

このままでは戦闘船が突破されることは確実。

部下は立て直しを要求しますが、青忠水軍は拒否。

退がるどころか、力技で突破しようと試みたのです。

秦軍の行動に、趙水軍大将の甲鬼央(こうきおう)は笑っていました

黄河の上流にいるのは秦軍。

下流に入るのは趙軍です。

河の水量が違うため、秦軍は圧倒的に不利でした

これぞ練度の差。

日頃の訓練による賜物でしょう。

慌てる秦軍に対して、余裕の趙軍。

力の差は歴然。

甲鬼央は言いました。

「鄴の命を繋ぐその兵糧ごと

 水底に沈めてくれるわ」

 

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李牧を阻む新たな壁

鄴の城内

うなだれるように横たわる兵士達の姿がありました。

いつもだったら、はしゃいでいるはずの尾平

空腹からか頬はこけて、無言で横になっていました。

壁にもたれかかって座る信。

そこへ、飛信隊の一人が小さな芋を二つもってきたのです。

おそらく、屋敷内の残り物を見つけてきたのでしょう。

信はお礼を言いますが、一つは羌瘣へ、もう一つは自分で食べるように勧めます。

飛信隊も含め、秦軍の気力はもう限界寸前

横たわる兵士の中に、秦軍の旗だけが元気になびいています。

信は何もできずに苛立っていました。

「くそっ

 どうすりゃいいんだよ・・・」

 

城外では、イスに座って鄴をみつめる李牧の姿がありました。

自分の目で確認しないと安心できないのでしょう。

王翦軍が餓死するまで見張っているつもりのようです

ただ、李牧自身も連日の戦いで疲弊しているはず。

カイネは心配して、天幕で休むように勧めます

ほかの部下も気遣って、李牧に少しでも休むように勧めました。

 

黙って何か考えている様子の李牧。

なにやら胸騒ぎがするようです。

舜水樹に伝えた通り、食糧を運ぶ残された方法は水路だけのはず

ほかに方法は思いつきません。

黙る李牧に対して、心配して駆け寄る部下たち。

安心させようと思ったのでしょう。

李牧は「少し休みます」と提案を受け入れました。

ところが、そこへ後方から騎馬が近づいてきます。

鎧からして、現れた騎馬は王印の騎士団でした

騎士団の一人が冷めた表情で言ったのです。

「李牧様

 今すぐ王都 邯鄲へご同行願います」

李牧は「王命」なのか確認

王からの命令で間違いないようです。

できるならば、今の状況で鄴を離れたくはないでしょう。

しかし、騎士団は今すぐ応じるように要求。

拒否すれば、側近を皆殺しにして連行すると脅してきます

ご同行と言っておきながら、拒否権はない様子。

李牧は素直に応じたのです。

鄴の指揮は、雷伯に任せることにしました。

 

李牧は馬車に乗せられ、動けないように両手首を固定されます

騎士団の馬車は、堂々と李牧軍の真ん中を通過してきました。

まさか馬車の中に李牧が乗っているとは思わない部下たち。

不思議そうに馬車を眺めています。

車内には、李牧のほかに騎士団の者が2名乗車

向き合って座っていました。

李牧は尋ねます。

「朱海平原敗戦の咎ですか?」

騎兵は無表情のまま「そう聞いております」と返事。

李牧は、朱海平原にて秦軍に負けた罪で連行されていました

 

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作戦失敗した秦水軍

揺れる馬車の中で、李牧は話を続けます。

確かに、朱海平原は趙軍が敗戦。

鄴も陥落してしまいました。

しかし、あと十日あれば王翦から鄴を取り戻せたはず

李牧は秦軍が餓死するまで見届けたかったのです。

ところが、騎兵は李牧の意見を聞き入れる様子はありません。

王の命令は絶対。

まるで感情がないかのように、騎士団は淡々と業務をこなすだけだったのです

「・・・あなた方も大変ですね」

李牧の問いかけに、騎兵は「あなた様ほどではありません」と返しました。

趙国の王は、私欲にまみれたどうしようもない人物で有名です

騎兵団も、李牧がいかに趙国のために奮闘しているか分かっているはず。

分かっていても、王の命令である以上、何もしてあげられなかったのです。

 

沈黙が続く車内。

李牧は自分の身よりも、黄河の勝敗が気になっていました

水軍が勝利すれば、王翦軍の餓死は確実なはず。

あとは、指示した舜水樹を信じるのみ

李牧は心の中で戦況を心配していたのです。

 

咸陽が夜を迎えた頃、再び急報が入りました。

なんと秦水軍が壊滅したと言うのです!

鄴へ送り届けるはずの兵糧も全て黄河へと沈みました

予想外な展開。

文官たちは報告を聞いて慌てます。

秦にある水軍をほぼ全て向かわせていました。

再び水路を渡って兵糧を届けるほど、水軍の戦力は残っていなかったのです。

それは趙軍も同じ。

秦軍をくい止めるべく、趙にあるほぼ全ての水軍で対処していました。

敵に行動を読まれて、完全に作戦失敗

これでもう鄴へ兵糧を届ける方法がありません。

 

黙る昌平君。

思い出していたのは、王翦との会話でした

それは、王翦軍が咸陽から出陣する時でのお話。

準備する軍隊を眺めながら、王翦は昌平君に言ったのです。

「総司令・・・

 出陣前に一つ頼んでおきたいことがある」

そのあと、王翦が何を言ったかは明らかにされていません。

ただ、昌平君は驚愕していました

よみがえる王翦の言葉。

昌平君は心の中で訴えたのです。

「王翦・・・

 お前は・・・」

 

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『キングダム』ネタバレ637-638話のまとめ

今回は、本命であった補給船団まで沈んでしまうという衝撃的な展開となりました。

やはり、王翦という男は恐ろしいですね。

すでに昌平君に何か頼んでいたようです。

よく考えてみれば、鄴の食糧を燃やすように指示したのは王翦ですよね。

全軍で趙の領土内へ前進した時から、いずれ食糧問題で苦しむことは予想できていたはず。

王翦がいかなる状況でも落ち着いていたのは、事態が想定内だったからでしょう。

気になるのは、「列尾越え」もしくは「水路」以外に運ぶ方法があるのかどうかです

王翦が考えた解決方法は、よほど危険なのでしょう。

昌平君ですら緊張が走っていました。

 

そして、まさかのタイミングで李牧が連行

趙国の王はどこまで愚かなのでしょうか。

史実では、李牧は処刑によって命を落としていますが、キングダムではまた違った展開になることを願うばかりです。

李牧の連行と共に、佳境に入ってきた秦軍の食糧問題。

はたして、王翦が昌平君に頼んだ内容とは!?

次回がとても楽しみです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』639話!鄴攻略を後押しする軍勢登場・・

⇒『キングダム』638話!餓死寸前の秦軍を救った助け船の正体・・

⇒『キングダム』636話!列尾に送られた兵糧の行方・・

⇒『キングダム』635話!食料がない鄴に困惑する秦軍・・

 

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黄河の底を食糧が流れていきます。
鄴では、流れてきた食糧を引き寄せて食べるだけです。

趙進攻と同時期に黄河から漁船に化けて趙を越えて斉入りし、斉側で武器と兵糧を調達して待機する。秦側から趙へ兵糧を運ぶ軍船を出動させれば趙も水軍の全艦隊を率いて出撃する。そのタイミングで斉側から趙のギョウ近くの守りが手薄となった港から上陸し、兵糧を城へ持ち込む戦略では

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