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最新ネタバレ『キングダム』645-646話!考察!趙国の未来を奪った悼襄王の遺言

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公開処刑を翌日に控えた李牧

前回は、暴君だった悼襄王が桃泉殿にて命を落としたところで終わりました

さて、趙国の王都・邯鄲攻略を狙う秦軍。

最前線では、王翦軍の元に飛信隊、楽華隊、玉鳳隊が集まって来ています。

李牧はこのまま処刑され、秦軍は邯鄲陥落を狙えるのか?

それとも、悼襄王死亡により趙国は変わるのか?

今回は、大きく動き始めた邯鄲の様子を中心にお届けしていきます。

 

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『キングダム』645話!のネタバレ

それでは『キングダム』645話!の要点をまとめてみます。

時間のない場合、目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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動き出した新たな趙王

扈輒(こちょう)将軍率いる趙軍は、秦軍の侵入を防ぐため横並びに軍隊を設置

対して王翦軍は、防衛線を突破するべく各軍隊を広範囲に配置しました。

最前線の中央にいるのは王翦軍。

向かって左側には、倉央軍・飛信隊・楽華軍。

右側には、田里弥軍・玉鳳軍・亜光軍がいました。

各隊が配置につくと、王翦将軍は本営本陣に全将軍を呼び集めたのです。

集まった将軍は、亜光・倉央・田里弥・王賁・蒙恬の5人

そこへ、遅れて李信がやってきました。

「悪い悪い」と軽く謝る信に、田里弥はご立腹です。

 

では、全員揃ったところで作戦会議を始めましょう。

王翦は、防衛線突破後の邯鄲攻略の作戦について話し始めます。

ところが、話の途中で王翦の元へ急報が入りました

どうやら、邯鄲にいる密偵から知らせの鳥が来たようです。

このタイミングであれば、おそらく李牧死亡の知らせのはず。

倉央は不敵に微笑み、信は悔しそうな表情。

しかし、部下の報告は予想を裏切るものでした。

「昨日、邯鄲にて趙 悼襄王が急死したと!!」

衝撃を受ける信たち

李牧ではなく、死亡したのは趙王

部下の話では、詳細はまだ分かっていない模様。

これは、秦軍にとって不利な展開になったといってよいでしょう。

 

秦軍に衝撃が走っていた頃、邯鄲は混乱していました。

城内にいるたくさんの文官たち。

死因不明の趙王に、様々な憶測が飛び交っていました

おそらく、死に方からして毒殺なはず。

ならば、李牧派一党の仕業だと考えたようです。

しかし、証拠はどこにもありませんでした。

文官たちはヒートアップし、怒鳴り合う始末。

見かねた郭開は、近衛兵に李牧派の人間全てを捕えるように指示

拷問して真実を吐かせようと考えたのです。

なんという横暴でしょうか。

 

ところが、命令された近衛兵は動きません

苛立つ郭開。

「さっさと王の仇を捕えよ」と怒鳴り散らします。

すると、一人の近衛兵は「貴様の私兵ではない」と拒否

近衛兵は、あくまで趙国の王に仕える兵士。

王の命令でなければ、動くことはありません。

そんなことは郭開も分かっています。

確かに趙王は亡くなりました。

王がいない以上、宰相の郭開の指示に従うべきだと主張したのです

ただし、これも郭開の大きな勘違い。

すでに、次の仕える王は決まっていたのです。

近衛兵は笑みを浮かべて言いました。

「間違いなく名君となり

 この趙をお救い下さる嘉様だ!」

 

郭開の想像以上に、嘉の動きは素早いものでした。

実権を手に入れた太子嘉は、その日のうちに地下牢に閉じ込められた賢人を解放

国を立て直すために、協力を求めたのです。

賢人らは、悼襄王に忠告しただけで投獄された者ばかり。

本来は、朝廷で根幹を務められるほど優秀な国士たちでした。

投獄されようが、国に対する思いは消えていません。

嘉の呼びかけに、命を捧げる覚悟で返事をしたのです

 

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作戦変更を迫られる秦軍

嘉の指示で解放された文官や有力者たち。

もちろん、あの男も解放されていました。

 

仲間と共に、急いで馬を走らせるカイネ

待ちきれなかったのでしょう。

勢いよく地面に飛び降り、途中で転びながらも走り続けます。

カイネは涙を流しながら叫びました

「李牧様!!」

解放された男こそ李牧。

カイネは勢いよく李牧に抱きついたのです

「汚れますよ」と李牧が言っても離れようとしません。

生きている姿を確認できて安心したのでしょう。

カイネは子供のように泣き叫んだのです

「心配かけましたね」と、カイネを抱き寄せる李牧。

一緒に来た仲間も嬉し涙を流しました。

どうやら、カイネは李牧に対して尊敬以上の感情を持っているようですね。

傅抵が入る隙はなさそうです。

 

李牧の復活を待っていたのは、カイネ達だけではありません。

姿を現したのは太子嘉

話すべきことはたくさんありますが、ゆっくり語っている時間はありません。

李牧に対して、何をすべきか尋ねたのです。

キリッとした表情に戻った李牧

「まずは王都軍を動かすべきです」

李牧の言葉に、嘉はすぐに周囲へ指示を出したのです

 

趙国が大きく動き始めた頃、王翦軍の本営本陣では作戦会議を続けていました。

タイミングからして、趙王は李牧がやったのでしょう。

倉央の予想に対して、反発する信。

李牧本人でなくても、配下の誰かが命を奪ったに違いありません

騒ぐ信に「やかましい」と怒る田里弥。

秦軍にとって、大事なのは犯人ではありません。

悼襄王の死によって、趙国がどう変化するかです

次期趙王となるのは、おそらく長子の太子嘉。

彼は「名君の器」と噂されるほどの人物

ほかにも、嘉の時代を待つ賢人たちが多くいるという噂もありました。

名君に優秀な部下

これが全て本当なら大変なこと。

王翦は言い切ったのです。

「趙は生まれ変わる」

話を聞いて焦る信。

李牧復活だけでなく、太子嘉によって趙国が強く生まれ変わろうとしていたのです

 

すると、敵陣の動きに気づいた蒙恬。

後方から大きな軍隊が押し寄せてきています

ただの援軍かと思いましたが、正体は「邯鄲王都軍」でした。

秦軍が列尾越えしようが、鄴攻略しようが頑なに動かなかった王都軍。

それなのに、悼襄王が亡くなったと同時に動き始めたわけです。

早くも趙の新中枢が機能している証拠でした

王翦は少し考えて、指示を出します。

「・・・練り直す

 各将持ち場に戻り、第二線まで後退せよ」

おそらく、王翦も趙の変化は警戒すべきだと判断したのでしょう。

邯鄲攻略の作戦変更を余儀なくされたのです

 

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趙を道連れにした悼襄王

邯鄲城内。

郭開は、嫌な汗をダラダラ流しながら苛立っていました

趙王が太子嘉になった以上、もう郭開が好きなようにはできません。

それどころか、捕らわれる可能性がありました。

郭開が部下から身を隠すように言われていると、目の前に現れたのは江姫

後ろには、複雑な表情をした英書記官が立っていたのです。

 

本殿では、次期趙王となる太子嘉。

ほかにも李牧やカイネ、優秀な文官たちが地図を広げて作戦会議をしていました。

急報で、王翦軍が後退したと連絡が入ります

これは李牧の読み通り。

予想としては、王翦は攻め込む地点を変えてくるはず。

より有利となるために、秦軍を平陽に誘導しようと考えていました。

その隙に、番吾を趙軍の拠点として準備

文官や武官が足りなくなるほど、趙国は息を吹き返していたのです。

ただし、心配な点が一つ。

まだ郭開の所在が分かっていませんでした。

嘉は、悪臣の根となる郭開を警戒

人員を増やしてでも、捕らえようと考えていたのです。

 

すると、突然現れた多くの近衛兵

嘉の周りを、円で囲むように包囲します。

王に対して「無礼」だと怒る文官。

すると、扉から現れたのは郭開でした

江姫と英書記官も一緒です。

何か異変を感じ取る嘉。

李牧もまた、江姫の後ろにいる人物に反応します

でも、太子嘉が次期趙王となった以上、たじろぐ必要はありません。

嘉は近衛兵に命じました。

「近衛兵隊長燕蒙(えんもう)

 その奸臣郭開を捕らえよ!」

ところが、苦渋の表情を浮かべる近衛兵

「申し訳ありません」と謝ってきました。

郭開と江姫は不敵に笑います。

 

近衛兵の異変を察した太子嘉

郭開が燕蒙たちに対して、何かしたのだと考えます。

しかし、残念ながら、郭開は何もしていません。

されたのは「悼襄王」でした。

実は、悼襄王が亡くなる半日前のこと。

桃泉殿に向かう前に、英書記官を呼び出した悼襄王

自身の言葉を遺言として残していたのです。

それは、玉印も押してある正式なものでした。

郭開の表情を見て察した李牧

嫌な予感は的中します。

英書記官は、全員の前で悼襄王の遺言を読み上げました。

「第9代趙王 悼襄王は次の王位を太子嘉

 ではなく、末子の遷(せん)様に継がせるものとする」

なんと、次期趙王は太子嘉ではなく、遷だと決められていたのです

 

後方から姿を現した遷。

周りには、全裸にされたあげく首輪をつけられた者が数人。

まるで乗り物かのように四つん這いにされ、その上に遷が座っていました。

見るからに、どうしようもない末子。

絶望して言葉を失う太子嘉

何も言わない李牧。

悔しがる文官たち。

涙を浮かべて叫んだのです。

「何だとォ!?」

明るい未来が待っていたはずの趙国。

しかし、悼襄王の遺言によって闇へと葬られたのです

当時の出来事を「史記趙世家」の著者、司馬遷は次のように評しました。

 

太子嘉を選ばなかった悼襄王。

行いの悪い末子遷を王位へ。

「何と道を外したことか」と

 

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『キングダム』ネタバレ645-646話のまとめ

今回は、趙の国内情勢が二転三転する姿が印象的な回でした。

希望を打ち破られた太子嘉

愚かな王が選ぶ者も、また愚かだということでしょう。

「キングダム」は、解釈の違いはあっても、基本的には史実通りに描かれています。

そのため、遷の手によって再び趙国が暗黒の時代を迎えることは、ファンなら予想できていたのではないでしょうか。

ただ、分かってはいても、やはり納得できないですよね。

李牧と太子嘉が手を組めば、秦軍と対等に戦うこともできたでしょう

しかし、愚かな王によって余計に血が流れ、ついには国すら失ってしまうことになります。

悼襄王が毒殺されたなら、誰が責任を取らされるのかは明らか。

秦軍が有利になるのは嬉しいですが、やり切れない気持ちでいっぱいです。

次期趙王として選ばれた遷

はたして、新たな趙王の指示とは!?

次回が待ち遠しいです!

 

読者の皆さまがこの後に読んでいる記事はこちらです。

⇒『キングダム』647話!陰で動き始めた呂不韋・・

⇒『キングダム』646話!万策尽きた李牧の弱音・・

⇒『キングダム』644話!迷走する趙国の行方・・

⇒『キングダム』643話!焦る李牧の腹心とあざ笑う悼襄王・・

 

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