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最新ネタバレ『ヒロアカ』302-303話!考察!燈矢の暴走は家族で止める!お家事情の結末は!?

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名家の出でありながら、お見合いでエンデヴァーとの個性婚を了承した冷。

花は好きと答えるその横顔に、エンデヴァーは儚い脆さを感じます。

禁忌とも批判の声が上がるデザインベイビーとして誕生した長男の燈矢は、両親の個性を強く受けすぎた結果、火力は強いものの寒さへの耐性を備えた肉体を宿します。

個性訓練で毎日火傷を作ってくる燈矢。

エンデヴァーは燈矢がオールマイトを超えるヒーローにはなれないと悟ります。

三男の焦凍に半冷半熱の個性が発現して安堵する轟夫妻。

一方、焦凍の誕生にヒーローを諦めるよう諭された燈矢の心は、崩壊寸前にまで追い詰められるのでした。

 

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『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』302話のネタバレ

それでは『僕のヒーローアカデミア』第302話『火の不始末 後編』の要点をまとめてみました。

エンデヴァーと冷の馴れ初めに始まった轟家の成り立ち。

燈矢への期待が落胆に変わるにつれて、家族は徐々にその体裁を失っていきました。

責めを負うのは父親だけなのか。

世間からの非難が予想されえる中、一家の出した答えとは?

家族の絆を描いた涙の一本です。

時間のない場合は目次に内容をまとめていますので参考にしてみてください。

 

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背を向けるヒーロー

今後は焦凍と他の子らを一切近づけないことにする。

エンデヴァーの非情なる決定。

そのために使用人も雇い、冷にも燈矢から目を離すなと命令するエンデヴァー。

俺は仕事で忙しくヒーローの世界しか燈矢に見せることが出来ない。

そう理由を述べるエンデヴァーですが、燈矢が本当に見て欲しいのは自分ではなく父親だと息子の本心を知る冷。

本当は逃げているだけではないのかと、エンデヴァーの背中にキツイ一言を放つのでした。

 

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消えない炎

舞台はそれから5年が経過しました。

長女・冬美は12歳、次男・夏雄は8歳、長男・燈矢は13歳とそれぞれ成長していました。

祖母と一緒に遊ぶ3人の姿を羨ましく思う焦凍も5歳です。

一度でいいから兄弟たちと遊びたいと話す焦凍もですが、その手を掴んで炎の出力訓練だと道場に連れて行くエンデヴァー。

その様子を知る燈矢は夏雄に話しかけます。

俺たちは失敗作だから相手にされない。

赤子の焦凍に手を懸けようとしたのは悪いと思いつつも、要らない子を作りながらヒーローを名乗る世界に不満の燈矢。

しかし、真夜中の話とあり夏雄には相手にされないようでした。

同じ失敗作ゆえに理解してくれると考えていた燈矢ですが、窘められたと思い目には涙を浮かべます。

個性訓練をする燈矢を止める冷。

エンデヴァーに縛られているように見える冷は、燈矢に「本当にヒーローになりたいの?」と核心を突きます。

外の世界をもっと見るように勧める冷で。

しかし燈矢は啓発本でも読んだのかと、何を知っていると凄んだ表情で反論をします。

それを見て恐怖を覚える冷。

実家が困窮したので冷は父に売られて、それに従うしかなかった。

だから俺が生まれたと、母の加担を非難する燈矢。

瀬古杜岳に向かう燈矢の火は、まだ消えていなかったのです。

 

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惨劇の瀬古杜岳

その悲劇は燈矢が13歳の冬の出来事です。

早生まれの小さな身体に漸く訪れ始めた二次性徴。

早生まれの小さな身体に漸く訪れ始めた二次性徴。

身体の変化と共に、燈矢の炎は赤から蒼へと変化をしていたのです。

感情の昂ぶりが火力に直結すると気が付き、自画自賛する燈矢。

しかしながら涙が止まりません。

今度の安みに瀬古杜岳に来て欲しいとエンデヴァーに頼む燈矢。

ハッとするエンデヴァーは、火傷の跡を見て燈矢が人知れず訓練をしていたことに気が付きました。

それでも凄い事になったと、自分の二次性徴を父に見せたくて仕方のない燈矢。

涙目になりながら必ず来てと訴え続けます。

焦凍にも到達できるか分からない。

オールマイトにも負けない。

お父さんも認めざるを得ない。

俺をつくって良かったと思うから。

 

しかし無垢なる少年の主張は、エンデヴァーに怒りの矛先を冷に向けさせてしまうのでした。

修羅場となる轟家。

母を必死になって庇う焦凍。

冬美と夏雄は部屋の片隅で震えるだけです。

思わず家を飛び出した燈矢ですが、エンデヴァーは追いかけていくことが出来ませんでした。

薪をくべてしまう。

いや。

何と声を掛けたらいいのか分からなかったと振り返るエンデヴァー。

それは冷も同じでした。

瀬古杜岳で孤独にしゃがみ込む燈矢は、悔しくて涙が止まりません。

お父さん…

そう呟こうとした燈矢の感情がピークに達します。

ゴオ!

燈矢自身が発火をしたのです。

あの時は熱かったと荼毘として思い出す燈矢。

火力の上げ方しか教えてくれなかったと、あの事件は自業自得だったと振り返るのでした。

 

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家族の責任

燈矢を失ったことで焦凍に傾倒するしかなかったエンデヴァー。

その姿を見て子供たちにまで怯えるようになった冷。

壊れる様子を知りながら上っ面を取り繕うだけだった冬美。

父と兄を向かい合いあわせるべきだったと後悔する夏雄。

今回の件は私たち全員の責任。

仮にエンデヴァーの心が砕けても荼毘と戦うしかないと、リンドウの花を持ちながら毅然として話す冷。

ヒーローになってくれた焦凍が家族を繋ぎとめてくれました。

泣き終わったら皆で燈矢兄を止めようと、エンデヴァーに立ち上がるよう手を差し出す焦凍。

溢れる感情のまま大泣きするエンデヴァー。

ホークスとジーニストはNo.1ヒーローの号泣を病室の外で聞き、再起を予感するのでした。

 

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『僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)』302-303話のネタバレのまとめ

轟家の家族会議の結論が出ました。

火の不始末は家族全員で負う覚悟のようです。

勿論、冷や冬美たちが戦うわけではありませんが、エンデヴァーのメンタルがボロボロになろうとも息子との戦いを強いるようです。

冷の姿には今までの怯えている感じはなく、肝が据わったのか凛としていました。

ある意味でエンデヴァーにとっては茨の道ですが、立ち止まことは許されません。

思いっきり泣いた後への復活に期待しましょう。

燈矢を失ってから今まで溜めていたのか、堰を切ったように轟家の各々の想いがとテンポよく口から出てくる演出の妙。

お食事会で登場した時の冬美の愛想の良さは表面だけと分かり、夏雄が語る蕎麦の流れも憎いセリフ回しです。

とはいえ、夜中に燈矢の不満を延々と聞かされる夏雄にも同情の余地が無きにしも非ず。

焦凍の花ちょうちんには既に個性が発現しているコマも見逃せません。

そして今回はアップも多かった各キャラの目をチェック。

段々と病んでいく様子が目からも分かる冷。

火事の原因となった燈矢の涙。

火の止め方を教えていなかったのかとエンデヴァーに軽いツッコミです。

荼毘の目に火傷の跡があるのは、その涙腺の緩さだったようです。

二次性徴で強化された火力が体内では消化しれず、溶けた氷のように目から溢れたとは解釈できないでしょうか。

また冷から父親に縛られていると言われた燈矢の目。

この時は焦点が定まっていません。

冷が何も分かっていないと感じたのか、母子の断絶だったような気がします。

最後は嗚咽のエンデヴァーに手を差し出す焦凍。

目線は微妙に逸らしています。

父親の弱い姿を直視してはいけないと思ったかもしれません。

冷が手にするリンドウ(竜胆)の花言葉は“正義”。

ドラマ「半沢直樹2」でも巨悪に屈しないようにと、妻の花が半沢に渡していました。

そのリンドウはトーンを貼っているので色は青か紫でしょう。

紫色の場合“悲しんでいるあなたを愛している”という意味もあります。

燈矢を想う家族の心が、荼毘という呪縛から解き放つことができるのか注目です。

それにしても気になるのは、焼死したと鑑識されながら生きていた燈矢。

死体だと偽装可能なのは警察か医療関係者。

やはり黒幕はドクターではないかと気になります。

 

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