楊端和率いる山の民の戦士は皆強く勇敢でかっこいいですが、本記事ではその中でも橑陽の戦いで活躍したカタリをピックアップ!
カタリはメラ族の族長で、他の山の民とは一味違う魅力の持ち主なんです。
それではメラ族族長・カタリの強さや橑陽での活躍、キタリや楊端和との関係性など、その魅力を詳しくご紹介していきます!
Contents
【キングダム】カタリのプロフィール
カタリは楊端和配下のメラ族の若き族長です。
常に仮面を付けているため長髪であること以外のビジュアルは不明ですが、イケメンの雰囲気はありますね。
橑陽の戦いにてメラ族を率い、壁軍と共に犬戎・ブネン軍と戦いました。
【キングダム】メラ族とは?
メラ族はカタリが率いている山の民の一族。
皆一様に、一角獣のようなツノと曲剣のようなもののついた仮面を付けていることが特徴です。
鄴攻略における橑陽の戦いに参戦し、壁軍と共に犬戎・ブネン軍と対峙しました。
メラ族は敵の犬戎から、楊端和直属部隊・バジオウ隊・フィゴ族と並び際立った戦闘力を持つ部隊として注目されるほど、山の民の中でも強い一族。
その強さの所以は、カタリとその妹キタリを始めとする個人の戦闘能力に加え、族長カタリを中心とした強い団結力であることが窺えます。
【キングダム】カタリの性格とは?
カタリは気性の荒い山民族の中では珍しく温和で落ち着いた性格。
感情的に動くことはなく、血気盛んなキタリや他の部族長たちも冷静に制します。
派手さは無いものの強いリーダーシップを持ち、メラ族内では「カタリは強くて優しい太陽」だと言われるほどとても慕われています。
また、片言ながらも平地の言葉を話すことができるため、壁など秦の者とも円滑にコミュニケーションをとることが出来る有能な人物。
そのうえ、共に戦う壁に挨拶に行くという礼儀正しさも持っています。
【キングダム】カタリの強さとは?
カタリの武器はフックのように大きく湾曲した曲剣。
独特の太刀筋で素早く敵を仕留めていくことが特徴で、橑陽の戦いでは壁軍が苦戦していた犬戎の精鋭部隊も圧倒しました。
剣術のほか、冷静に戦況を見る分析力と、その中でチャンスがあれば敵将を討ちに行くという闘志も持っています。
そんなカタリの強さは、キタリ曰く「カタリの刃とまともにやり合えるのは山界でもあの端和とバジオウくらいだ!」というほど。
キタリの言葉なのでその真偽は不明ですが、カタリは山の民の中でもトップクラスの実力を持っていることは間違いないでしょう。
【キングダム】カタリと楊端和の関係性とは?
楊端和がカタリとキタリだけを連れて壁軍の様子を見に行っている描写もあったので、カタリは楊端和から高い信頼を得ているようです。
特にその信頼を表していたのが、橑陽での作戦にて楊端和が壁の軍にメラ族を付けたこと。
この時橑陽では、壁軍の兵糧庫が焼かれたことにより楊端和軍の食料が不足し、山の民が内輪揉めをしたり壁を責めたりとかなり荒れていました。
そこで「挽回したい」と願い出た壁の軍に楊端和は主攻のひとつを与え、そこにメラ族を付けたのです。
場合によっては楊端和軍が内部崩壊しかねない状況でその役目を与えるということは、如何に楊端和がカタリの人柄とリーダーシップに信頼を置いているかということです。
恐らく楊端和は、カタリの率いるメラ族であれば秦軍と力を合わせ戦えると考えたのでしょう。
そしてカタリは、戦いの前に壁の元へ挨拶に行き「楊端和の指示通り皆あなたの元で戦うことを約束する」と宣言。
メラ族を含めた山の民の軍勢に「ヘキショウグン」という言葉を教え、壁には山の民が壁の思っている以上に平地の民を愛していることを教え、山の民と秦軍の絆を繋いだのでした。
【キングダム】カタリとキタリの関係性とは?
メラ族の女戦士・キタリはカタリの妹。
2人の両親も族長だったようなので、代々族長の家系なのでしょう。
カタリと違い口が悪く血気盛んなキタリを、カタリはいつも優しく咎めています。
カタリはまだ族長の役割を理解できていないキタリに「族長はいついかなる時どのような状況であっても、メラ族のために何をすべきか考え実践する者だ」と教えていました。
「分かるようになるまで私のマネゴトをすればいい」とも伝えており、キタリは兄を慕いながらその背中を追っていました。
【キングダム】橑陽攻略での活躍
カタリ率いるメラ族は、橑陽の戦い9日目に壁軍の下につきブネン軍と戦うことになりました。
メラ族は壁軍が苦戦させられていた犬戎精鋭部隊を圧倒。
ところが味方ごと弓で撃ち抜く残忍な攻撃とその中でも乱戦を続けるブネン軍に、メラ族は退避も出来ず追い詰められていきます。
しかしそうして敵の意識が集中している間に、カタリは敵将・ブネンに迫っていました。
そしてカタリはブネンの守備兵を仕留めながら、ブネンの側近ジリを瞬殺したのでした。
【キングダム】カタリは死亡した?
あとはブネンを倒すだけ。
その時ジリとブネン兵たちが、カタリに斬られながらもカタリにしがみついてきました。
そしてカタリが動けなくなった隙に、なんとブネンがジリごとカタリを貫いてしまったのです。
カタリは馬から崩れ落ち、キタリの見ている前でブネンにとどめを刺されてしまいました。
カタリを失ったキタリ族は戦意を失ってしまいます。
しかしキタリがカタリの教えてくれた族長としての役割を思い出し、新たな族長として再びメラ族を立ち直らせました。
そしてキタリが「カタリは私の10倍速かった。カタリは私の100倍強かった」と無念をぶつけながらブネンを倒し、兄の仇を討ったのでした。
まとめ
カタリはメラ族の若き族長で、山の民の中でもトップクラスの強さを誇ります。
その上、温厚で聡明で礼儀正しく、血の気の多い山の民の中で異彩を放つ魅力の持ち主。
メラ族の光であり、皆に慕われながら一族を導いていましたが、しかし味方の犠牲を厭わないブネンの残忍な攻撃により戦死してしまいました。
強く優しい戦士で、平地の言葉を話すことも出来たので、まだまだ活躍が見たかったなと本当に悔やまれる人物です。
もうカタリの活躍は見られませんが、これから新たな族長としてメラ族を楊端和軍を引っ張っていく妹のキタリにはカタリの教えや想いがたくさん詰まっていますので、是非カタリの魅力を覚えておいていただければと思います!
