「ワノ国」将軍オロチと「四皇」カイドウを討ち、亡きおでんの意思「開国」を果たす為に「トキトキの実」の能力で20年後に飛んだ錦えもん達。
そのメンバーはモモの助、錦えもん、雷ぞう、カン十郎でした。
その4人はまさに一連托生となり、カイドウを討てる仲間を集めます。
そして、かつての仲間やルフィ率いる「麦わらの一味」の助っ人を経て遂に討ち入りを行おうとした時に明かされたのがカン十郎の衝撃の事実でした。
「ワノ国」編に於いて、いきなり重要なキャラクターとなったカン十郎はどうなるのか、詳しく見てみたいと思います。
目次
【ワンピース】カン十郎のプロフィール
【ワノ国ガシャ第1弾】
新キャラ[★4 黒炭家の内通者 黒炭カン十郎]が登場!#バウンティラッシュ#ONEPIECE pic.twitter.com/ZarHaDN8PK— ONE PIECE バウンティラッシュ【公式】 (@OPBR_official) December 7, 2021
カン十郎はおでん直属の家臣「赤鞘9人男」の1人で「夕立ちカン十郎」と呼ばれています。
元は大衆演劇の一家の生まれで、舞台でしか生きる事を知らなかったという経歴があります。
【ワンピース】カン十郎の悪魔の実の能力とは?
カン十郎は「フデフデの実」の能力者です。
この「フデフデの実」は描いた絵を実体化させる事の出来る能力ですが、絵が下手な為に錦えもんからは否定的な意見もあります。
ですが、本来のカン十郎は絵が上手く「フデフデの実」の能力をフルに発揮できるほどの人物でした。
【ワンピース】カン十郎の強さとは?
「赤鞘9人男」の1人であるカン十郎は流石におでん直属の家臣である事から相応の実力者だと思われますがあまり戦闘シーンがなく本当の実力は不明です。
ですが、「ワンピース」作中では異様なタフさを備えているのは発覚しており、実力者である錦えもんも手を焼くほどです。
【ワンピース】カン十郎の目的とは?
おでん直属の家臣である「赤鞘9人男」であり、仲間も信頼するカン十郎。
本来の目的は主君であるおでんの宿願をモモの助達や錦えもん達と共に果たす事でした。
ですが、カン十郎自身の目的は他にありました。
それは「役」を演じきるということです。
この事からカン十郎は元々は「人間破綻者」だった事が分かっていきます。
【ワンピース】裏切者はカン十郎?
「役を演じる」カン十郎ですが、おでんに仕えていたのも「赤鞘9人男」としてモモの助を助けていたのも全部演技でした。
そして、それを演じるように指示したのは将軍オロチです。
そのカン十郎が裏切り者だと発覚したのが、「鬼ヶ島」討ち入りの直前で自身で「内通者」だと打ち明けたのです。
この事からおでんに合う前から「役」を演じている事が分かり、更にはおでんと共に釜茹での刑に処される時も「役」を演じていた事になります。
また、カン十郎は将軍オロチと同じ「黒炭」であり迫害された挙句、両親を舞台上で殺されています。
この後、彷徨っていたところに黒炭ひぐらしに出会い「黒炭家の迫害」について聞いた事で「おでんに忠実な家臣役」を演じて「スパイ」になっている様子です。
【ワンピース】カン十郎VS赤鞘の侍
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「鬼ヶ島」討ち入り直前、「内通者」である事を自ら明かしモモの助を攫っていったカン十郎。
その後、追ってくる「赤鞘9人男」を待ち受けるように島の裏門で待ち受けます。
そして、カン十郎の予想通りに「赤鞘」の侍たちは姿を現しました。
攫ったモモの助がもうすぐ死刑になると罵るカン十郎でしたが、あくまで冷静な菊の丞と雷ぞうや「赤鞘」の侍達。
別行動をとっていた錦えもんと傳ジローが裏門に到着し「赤鞘9人男」が揃った時、カン十郎は雪を血で染め横たわっていました。
この横たわるカン十郎を見た錦えもんは、忌むべき相手ながら自らが被っていた傘をカン十郎の顔に乗せ、その場を後にします。
【ワンピース】カン十郎は生きていた?
錦えもんに傘をかけられ死亡したと思われていたカン十郎は、急所を逸れており辛うじて生きていました。
そして、「フデフデの実」の能力で本物そっくりに描いた光月おでんを遠隔操作する事で再度錦えもん達の前に立ちはだかります。
このおでんの姿に動揺する錦えもん達でしたが、アシュラ童子は偽物だと勘づいています。
手を出す事が出来ない菊の丞をみて「主君を想う気持ちは分かる」というアシュラ童子は自らを犠牲にし、ダイナマイトを持つ偽おでんから菊の丞を守ります。
【ワンピース】カン十郎VS錦えもん&菊の丞
この後、更にモモの助としのぶを追いかけるカン十郎はまたもおでんの姿で現れました。
動揺するモモの助達ですが、追いかけてきた錦えもんと菊の丞。
菊の丞は今度こそと偽おでんに斬りかかろうとしますが、「誰が拾ってやった?」と揺さぶられてしまい腹に一差し貰ってしまいます。
ですが、迷いの断ち切れた錦えもんに今度は斬りつけられました。
カン十郎の姿に戻り「おれの舞台の幕を引くなら!!お前がいい!」と錦えもんに伝えます。
「破綻」しているカン十郎らしくない感情を見せ「舞台上じゃ親友だったもんな」と涙ながらに語ると、錦えもんの一撃で葬られます。
【ワンピース】最後の舞「黒炭心中・火前坊」とは?
錦えもんの一撃に晒されたカン十は虫の息ながら何とか生き延びていました。
そのカン十郎はオロチから通信を介したアンコールという名の命令を受けます。
オロチに黒炭家の恨みを再び吹き込まれたカン十郎は残った力で最後の舞「黒炭心中」を起こします。
そして、カン十郎は業火を纏う「火前坊」を描き肉体は力尽きる事になります。
【ワンピース】カン十郎の最後とは?
カン十郎の遺志を宿した「火前坊」は「鬼ヶ島」の火薬庫に近づき、島の大爆発を引き起こそうとしました。
ですが、これを止めようとするヤマトや「四皇」ビッグマムの大暴れの余波で爆破は失敗し、消えかかってしまいます。
その後、爆破に失敗した「火前坊」は消えかけの姿で瓦礫に押し潰されたオロチの前に現れます。
オロチは「火前坊」に日和を焼き殺せと命令しますが、何故かオロチに寄り縋ると瓦礫もろとも焼き尽くして消滅してしまいます。
まとめ
「ワノ国」での作戦を将軍オロチに漏らす「内通者」は何と「赤鞘9人男」の1人カン十郎でした。
カン十郎は元々「黒炭」の姓を持つ人物で、オロチの命令により「スパイ」としておでんの前に現れていたのです。
それはおでんと偶然出会う所から始まっており、それ以来「おでんに忠実な家臣」の役を演じていた事になります。
共に死戦をくぐるなどとても「演じている」とは思えない姿でした。
ですが、姓はオロチと同じく「黒炭」でありカン十郎も迫害を受け両親を殺されていたのです。
そして、ルフィ達の協力も経て宿願である「鬼ヶ島」討ち入り直前に自身が明かすまで誰も気づきませんでした。
その後、敵に回った事でカン十郎は「赤鞘9人男」とも交戦する事になります。
最後は錦えもんに斬られ「「おれの舞台の幕を引くなら!!お前がいい!」と感情を見せたカン十郎。
消えかかっていた「火前坊」でオロチを巻き込んだのはカン十郎の意思だったのか、かなり印象に残る最後でしたね。